会社で新人研修を担当するあなたは、まだビジネスや業務に精通していない新人たちの教育に四苦八苦する毎日を送っています。そんなある日、アメリカ人の同僚と次のような会話を交わしました。
同僚 : So, how’s business?
(それで、仕事の調子はどうだい?)
あなた : Not bad, but some of my younger team members lack common sense.
(悪くはないのだけど、若いメンバーの何人かは「コモン・センス」が足りないの)
同僚 : hmm…I think you may be confusing that phrase with another one…
(うーむ...コモン・センスを別の言葉と混同しているんじゃない?)
あなたは、ビジネス・業務に不慣れな新人たちが、基本的なことを知らなくて困っていることを伝えるために、「コモン・センス」という言葉を使いましたが、どうやらネイティブ・スピーカーの同僚には別の意味合いで伝わっているようです。この場合、「コモン・センス」ではなく、次のどの選択肢の言葉を使うべきだったのでしょうか?
1) common knowledge
2) sympathy
3) expertise
あなたは、あるプロジェクトの会議を主導するように、上司から依頼されました。困ったことに、このプロジェクト・メンバーは英語しか話すことができず、日本語で会議を進めることはできません。あなたは、英語しか使えない状況で苦労しつつも、なんとか会議を進めていましたが、メンバーのAさんは活発に発言してくれますが、もう一人のBさんはなかなか発言してくれません。Bさんの発言を促すために、あなたは次のどのフレーズを使うべきでしょうか?
1)“We are out of time, so let’s stop there for today.”
2) “I don’t have anything in particular to share today”
3) “Mr. B, do you have anything to add to that?”
あなたは、自分が取り組んでいるプロジェクトで、想定していなかった問題を抱えています。そのことを早めにアメリカ人の同僚に説明する必要があります。
あなた: We have a problem. Some team members are leaving the company.
(問題が起きました。チームメンバー数名が退職するそうです)
同僚 : …hmm…that seems like a problem…
(...それは問題ですね...?)
あなた: so…ummm…
(つまり...えーっと..)
退職者が出ることは問題ですが、あなたは状況が深刻すぎて、核心部分を伝えられずにいます。以下の選択肢のうち、どのフレーズを言えば同僚に問題の核心をうまく伝えることができるでしょうか?
1)“Yes, it's a big problem!”
2) “What I'm trying to say is that we won’t be able to pass the project to your team on time.”
3) “Never mind, it’s too much trouble to explain. ”
あなたは、社内の外国人社員に対する研修を担当することとなりました。そこで、ある新入の外国人社員が職場に適応するのに苦労していることに気が付きました。彼はしばしばミスをし、仕事に対するモチベーションが下がっています。あなたは、研修最終日に参加者が提出したレポートに対して、フィードバックしなければなりませんが、彼のレポートには、指摘すべき点がたくさんあります。あなたは、どのようなフィードバックをするのが、適切でしょうか?
1) “You should learn from your mistakes.”とアドバイスする
2) “This is all wrong.”と 厳しく指摘する
3) “You did a great job with~.”と褒めてから、改善点を指摘する
あなたは、ビジネスパートナーを探すために海外のビジネスイベントに参加しています。まずは情報収集と人脈作りに取り組もうと、イベント参加者に話しかけたところ、あるビジネスパーソンと会話が弾み、幸先のいいスタートを切ることができたと思いました。しかし、このビジネスパーソンの話は興味深いものの、幸か不幸かなかなか解放してくれません。ほかの参加者とも会話したいあなたは、どのように切り出すべきでしょうか?
1) 無言で立ち去る
2) “I would like to hear more from you, but ~”と切り出す
3) “I’m running out of time, so I will get going now.”と率直に告げる
あなたは国際的なビジネスイベントに参加しました。大勢の参加者と交流し、形式的に自己紹介をした後、その日は会場を後にしました。数日後、偶然にもビジネスイベントで出会った人のうちの一人と再会しました。しかしながら、あなたは彼の名前をどうしても思い出せず、気まずい状況に陥ります。あなたはこの状況で、彼に何と問いかけるべきでしょうか?
1) 何も言わずに立ち去る
2) 人違いだと言って面識がないふりをする
3) “I might not have caught your name last time.”
(「前回お会いしたとき、お名前を聞いていなかったかもしれません」と聞く)
あなたの海外出張は、新型コロナ禍によって長らく延期になっていましたが、ようやく許可されました。目的地に到着すると、入国審査官にパスポートの提示を求められ、コロナウイルスの予防接種について英語で質問されました。あなたは「PCR Testの提示を求められているのか?」と入国審査官に確認したところ、「はあ?PCR Test?」と混乱した様子になって、審査に長時間がかかってしまいました。
さて、何が起こったのでしょうか?
1) 「PCR Test」という単語が海外では一般的ではないから
2) 入国審査官が、あなたを怪しい奴だと誤解したから
3) 新型コロナ関連書類に不備があったから
あなたは英語圏の同僚とオンラインミーティングに参加しています。議題は売上減少についての原因究明というシリアスな内容だったので、会議は重い雰囲気に包まれています。そこで、司会者が笑いながら、以下のように言いました。
司会者:You all are a great crowd, but don’t speak all at once!
すると、あなた以外の参加者全員から笑いが巻き起こりました。あなたは、なぜ同僚たちが笑っているのか分からなかったので、笑いを取り繕って、その場をやり過ごしました。
なぜ、あなたには笑いどころが分からなかったのでしょうか?
1) 司会者の発言がIronic humourであったため、何が面白いのかピンと来なかったから
2) 音声が途切れてしまい、発言が聞こえなかった
3) 司会者の発言がスペイン語だったから
あなたは、英語を話す同僚数人とオンラインミーティングに参加しています。会議の主催者から、ある議題についてコメントを求められましたが、英語があまり得意ではなく、話の内容で分かりづらい部分もあったので、とっさに有意義なコメントを返すことができません。しかし、このまま何も言わなければ、同僚たちから冷たい視線を浴びてしまいそうです。
このような状況に陥った場合、どのように対応するのが得策でしょうか?
1)「内容に詳しくないので分かりません」と回答する
2)「特にコメントはありません」と言って、何も答えない
3) 議題について、さらに掘り下げるような「質問」をする
あなたは、自社の競合XYZ社がABC社を買収したという重大なニュースを読み、このままでは自社が圧倒的に不利な状況になるという強い危機感を覚えました。あなたは、当然のことながら海外の同僚も驚くだろうし、知っておくべきだと思い、外国人の同僚たちに急いで「ABC corp. has been acquired by XYZ corp. !(ABC社がXYZ社に買収された!)」とメールを送りました。しかし、誰からもまったく反応がありませんでした。
それは、なぜでしょうか?
1) 説明が長すぎたから
2) 事実を誤認していたから
3) 唐突に事実だけを知らせたから
あなたは外国企業の見込み顧客へ英語でメールを送る必要があり、良い第一印象を残してビジネスにつなげたいと考えています。欧米人はビジネスにおいては堅くなりすぎない関係を好むと知り、失礼にならない程度に親近感を持たれるような英文メールを送りたいと思っています。そのメールの書き出しとして最も適した挨拶文は、以下のうちどれでしょうか?
1) Hello Mr A.
2) Hey A.
3) Best regards A
あなたは、1年後に海外駐在員としてアメリカに派遣されることになりました。当然のことながら、出発前に英語力を向上させる必要があります。
それでは、長期的に英語力を向上させるため、最も効果的な方法はどれでしょうか?
1) 好きなアメリカ映画やテレビドラマを、英語字幕で見る
2) 英単語とその意味だけを書いた単語帳で、ひたすら暗記する
3) 寝ながら英会話を聞く
あなたは、欧米人の同僚へ英語でのプレゼンをすることになりました。英語に自信があるあなたは、意気揚々と話し始めました。
“I’ve categorized the many complaints that we have received from our customers this quarter, then also analyzed them in relation to market studies, demographic statistics, price index, and our competitors, which lead me to conclude that…”
ところが、プレゼン参加者の殆どが興味なさそうにしていたり、退屈そうに聞いていました。何が問題だったのでしょうか?
1) あなたの英語力は高くなく、参加者に通じなかったから
2) 説明が日本的すぎて、参加者が大学の講義を受けているように感じたから
3) 欧米人はプレゼンの最中には注意を払わず、後でメモを読むことを好むから
あなたはオフィスパーティに招待されました。任意参加ですが、同僚たちと親睦を深めるいい機会だと思うものの、一人で参加するには心許ないので、参加をためらっています。外国人の同僚に声をかけてみようと思いましたが、オフィスパーティは乗り気でないのが相場。このとき、押し付けがましくなく声をかける言い回しは、次のうちどれでしょう?
1) It could be fun. Let’s just go with the flow.
2) We must go to the office party, as they say, When in Rome, do as the Romans do.”
3) I am going to the office party. You have to come with me.
あなたは会社の新プロジェクトのリーダーに抜擢され、作業開始に向けて計画書を作成しています。プロジェクトの詳細をチェックしたところ、今後、少なくとも1カ月間は、チームメンバー全員が集中して作業する必要があると分かりました。あなたは、プロジェクト会議の場でチームメンバーに対して、正確に計画を伝える必要があります。そのためには、以下の文章に続いて、どのフレーズを使って説明を始めるべきでしょうか?
“We will set up a plan for the new project…”
1) Over the next month
2) Within the next month
3) By the next month
あるメーカーの海外工場に勤務するあなたは、本日届くはずの日本から材料を積んだ貨物が、まだ届いていないことに気がつきました。このままでは、数日後に工場の操業が止まってしまいます。あなたは、現地の物流業者の窓口担当者に不慣れな英語で、「当社の貨物は今どこにあるか?」と問い合わせたところ、「まだ、こちらの倉庫には入荷していないので分からない」と、そっけない返事でした。こんなとき、以下のどのフレーズで切り出せば、物流業者に急いで貨物の所在を突き止めてもらうことができるでしょうか?
1)Let me know as soon as possible when the cargo has been found.
2)When would you be able to deliver our company`s cargo to us?
3)This is an urgent call. Please make it your foremost priority to locate the cargo.
英語に不慣れなあなたは、外国人の同僚数人を招集してオンライン会議を実施しています。ところが、参加者のうち二人の意見が対立して議論が白熱し、結論がなかなか出ず、会議が長引いています。残り時間はわずか10分しかなく、そのうえ、あなたには後に別の会議が控えています。あなたは、やむを得ず二人の議論を棚上げにして、別の重要な案件に関する合意をとる必要があります。
さて、この場合、議論に割り込んで議題を変えるためのフレーズとして、適切なのは次のうちどれでしょう?
1)In addition
2)Anyway~
3)Having said that~
あなたは、外国人従業員が多く在籍する外資系企業で、重要なプロジェクトのリーダーとして働いています。ところが、あなたと仲の良い同僚の担当業務が期日に間に合わないことが多く、皆が困っています。あなたは、仕方なくリーダーとして本人に注意するため、こう言いました。
“If you can’t make the deadline, it will cause a lot of trouble for the team. Please don’t miss the next deadline.”
(期日に間に合わないと、チーム全体に迷惑がかかるだろ。次の期日には絶対遅れないようにしてよね)
あなたは「Please」と丁寧に言ったつもりですが、その同僚はあなたに怒って激しく反発しました。
さて、何がいけなかったのでしょうか?
1)その同僚は、そもそもあなたのことが嫌いだったから
2)伝え方が率直すぎて、威圧的だったから
3)期日に間に合うか不安になってしまったから
あなたは幅広く海外展開している会社に就職しました。
ある日、あなたは初めて海外事業所の現地従業員とオンライン会議をすることになり、少し緊張しながら自己紹介をしました。
Hello, my name is 〇〇. It’s nice to meet you.
(こんにちは。私の名前は〇〇です。お会いできて光栄です)
ところが、折角、自己紹介したにも関わらず、新しい同僚たちはあなたのことにまったく関心の無い様子です。
さて、なぜでしょうか?
1)新しい同僚たちが、まったく友好的ではなかったから
2)自己紹介が「定型文(常套句)」で、まったく親しみを感じなかったから
3)文法的な間違いで通じなかったから
あなたは海外展開しているシステム会社のエンジニアです。
ある日、海外事業所の現地スタッフとのオンライン会議の最中に、ノートパソコンのバッテリーが切れそうになっていることに気づきました。
I need to charge my computer. I’m going to find a Consent.
(パソコンに充電しなきゃいけないから、コンセントを探すね)
あなたはそう伝えて、会議を中断しようとしたところ、現地スタッフから「What?」と怪訝そうに聞き返されました。
さて、なぜでしょうか?
1)会議中断は重大なマナー違反だから
2)文法的な間違いがあったから
3)「コンセント(Consent)」は和声英語で通じないから
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