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株式会社 日立システムズ

専門家コラム:海外での実践的危機管理

日本企業を取り巻く環境が、非常に厳しいと言われ始めて、かなりの年月が経過しました。大手企業だけでなく、中小企業も含めた多くの日本企業が、活路を見出すべく、海外進出に余念がありません。それに伴って、海外で邦人が犯罪、感染症、事故、テロ、誘拐などの危険に遭遇する事案が増えています。
前シリーズ「お伽の国、日本からの旅立ち」では、私が経験した事例などを踏まえ、皆さまに平易な解説で、分かりやすく海外危機管理の考え方や実践的な対応を説明させていただきました。

今シリーズでは、世界有数の治安の良い国である、日本で育った私たちが、海外で遭遇する具体的なギャップを中心に、海外での安全な過ごし方を説明いたします。

本コラムが、読者の皆様の海外危機対応の一助になれば幸いです。

テーマ

【第18回】お花畑に穴があく(全般)

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日本人は、海外の国々に、少なからず憧れの心情をいだいています。しかし、そこは決して安全な「お花畑」ではなく、突然「大穴」があいていることがあります。「日本の文化・特性を持った日本人が遭遇しがちなリスクを説明します。

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【第17回】遠い病院(タイ ほか)

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途上国では、日本と比べて医療水準は低い場合が多く、特に救急医療体制に問題が多いと言われています。医療水準の低い国で活動する場合の注意点、対応について説明します。

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【第16回】荒れる街角(全般)

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政情が不安定な国々では、反政府抗議行動・ストライキなどが頻発する場合があります。場合によっては、デモ隊と治安部隊との激しい衝突が発生することがあります。政情不安が発生した場合の対応について、事例を交えながら説明します。

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【第15回】車ぶつけちゃったの(アメリカ ほか)

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先進国での駐在では、帯同配偶者が移動手段として車を使用する場合があり、不慣れなために事故を起こすことがあります。日本でも事故を起こすと気が動転して対応を誤る場合がありますが、外国では事情が分からず、なおさらパニックになってしまいます。海外での交通事故における、心構えと対応について説明します。

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【第14回】ケチャップがついてるよ(ブラジル ほか)

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ケチャップ強盗は、ケチャップ(油や塗料などの場合もある)をターゲットにかけ、拭き取っている間に鞄や財布を盗む手口です。また、犯人は親切そうに拭き取るのを手伝うふりをして盗むこともあります。被害に遭わないようにするコツを説明します。

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【第13回】誰が盗ったか分からない(全般)

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海外では集団スリが多発する地域があります。犯行グループは集団でターゲットを取り囲み、役割分担をして巧みに盗みを行なった上に、誰が盗ったか分からないようにリレー式で逃走します。被害予防策を、事例を紹介しながら説明します。

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【第12回】携帯用端末の恐怖(全般)

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海外では、携帯用端末はブラックマーケットでの換金性が高いと言われています。そのため、携帯用端末はプロの犯罪者による、ひったくり・置き引き・スリなどのターゲットになりやすいと言われています。事例を紹介しながら、被害を低減するための対策を説明します。

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【第11回】銃が在る風景(アメリカ)

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日本では、街中で銃撃戦を目撃することは、殆どありません。たとえ酒場で喧嘩になっても、相手が拳銃を持っている確率は極めて低いため、射殺されるリスクを恐れずに対応することが可能です。しかし、海外には、銃器が市民社会に広く浸透している国があることを、常に意識しなければなりません。

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【第10回】体育会系の駐在員(アメリカ)

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最近は日本でも、職場でのパワハラが取り沙汰されるようになりました。仕事のミッション完遂に邁進するために部下にハッパをかけることは、日本ではよく見かける光景です。しかし、海外では大きな労務管理上の問題になることがあるので、十分な注意が必要です。

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【第9回】詐欺師は演技派(オーストラリア)

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日本で街を歩く際、あからさまなインチキ芝居に出くわすことは殆どありません。しかし、海外の経験豊かな犯罪者は一流俳優並みの演技で、私たちはすっかり騙されてしまいます。騙されないためにも、思慮深い思考を習慣付ける必要があります。

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【第8回】強盗レストラン(ブラジル ほか)

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日本のレストランで強盗被害に遭うことは殆どありませんが、治安の悪い国でプロの犯罪者からすれば、私たち日本人はよい「カモ」にしか見えないのです。突然のできごとにパニックになると、危険な状態に陥ることになりますので、警戒を怠ってはいけないのです。

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【第7回】親は身近なボディガード(フィリピン ほか)

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海外駐在生活は、帯同する家族にとっても生活の変化をもたらし、時には大きなストレスを与えることがあります。小さいお子様がいる家庭では、安全上の理由から常に親と一緒に行動せざるを得ない状況になりますが、実はそれはとても重要な安全行動なのです。

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【第6回】路頭に迷った出張者(アフリカ)

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日本の交通機関は、世界的にも信頼性が高く、職員の対応も親切です。しかしながら、海外では、空港でのロストバッケージや列車の運行遅延は付き物で、そうした時に路頭に迷うことがないように、不測の事態に備えて十分な準備と冷静な対処が必要です。

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【第5回】親切な警告、暗殺予告(フィリピン ほか)

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日本の会社員は、自ら部下を解雇することは殆どありません。それは、人事の専門分野です。しかし、途上国の事業所では、やむを得ず部下を解雇しなければならない場面に遭遇することがあります。また、部下が犯罪行為をする事案を経験することは、めったに無いため、対応を誤って危険なことになる場合があります。実際の事例を紹介し、適切な対応を解説します。

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【第4回】自動車事故の二次災害(インド)

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私たち日本人は、自動車事故を起こしてしまったら、警察・救急に通報し、然るべき誠実な対応をすべきだと思っています。しかし、その誠実さが裏目に出る国もあるということを解説します。

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【第3回】価値観の尊重が大事(タイ ほか)

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私たちが海外に渡航する際、現地の人々の文化的・宗教的な価値観の正しい理解・尊重は、危機管理上、非常に重要です。価値観の否定は、大きなトラブルになることがあり、「知らなかった」では済まされない事態になることがあります。異文化理解の重要性を、事例を挙げて解説します。

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【第2回】食事に誘うのも一苦労(アメリカ)

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日本では、近年、セクハラ・パワハラが問題になるケースが散見されるようになりました。人権意識が進んでいるアメリカでは、現地従業員との関係にも、注意しなければなりません。日本人の感覚では、まったく問題ないと感じることでも、とんでもない労務管理上のリスクが潜んでいることを解説します。

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【第1回】私たちが暮らす日本は、どんな国?(日本)

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海外渡航する前に知っておくべきことは、「自分自身」の安全に対する感覚です。日本は、他国比べて、どの程度の治安水準なのかを、客観的データなどを用いて解説します。また、水準の高い治安情勢で培われた日本人特有の誠実さが、海外では仇になる場合があることを示唆し、後続のコラムにつなげます。

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筆者のご紹介

海外生活株式会社
山本 優

海外危機管理コンサルタント

関西の自動車部品メーカーで、メキシコおよびカナダ駐在を通じて、海外工場立上・運営と海外支店経営を経験。帰任後は海外人事で人事制度改善に従事した後、海外危機管理担当者として、海外危機管理の仕組み構築や特命事項に携わった。
現在は、海外危機管理コンサルタントとして活動すると同時に、中小企業の海外人事の相談に対応している。経理、生産計画、海外工場運営、海外営業、海外販売支店経営、人事・海外人事、海外危機管理という企業のさまざまな経営管理の経験に基づき、独自の視点でコンサルティングを行っている。

* コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

 

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