詳細な機能や仕様について
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PC利用者の操作なしにインベントリを自動収集するオプション機能で、サーバー側へのインベントリ更新機能と、クライアント側のインベントリ収集機能LGAgent(※1)で構成されています。
(※1) LGAgent: クライアントPCにインストール。インベントリを収集し、LGサーバーへ送信します。
インベントリ自動収集機能(LG-ICS)の前提ソフトウェアについては「動作環境」をご覧ください。
LG-ICSは「License Guard」本体と同じサーバーに構築します。
ActiveDirectory(AD)が導入されていればスタートアップスクリプトを利用して、クライアントPC起動時に自動インストールを行うことが可能です。
ADが無い環境では、インストーラーを手動で実行いただく方式となります。
常駐型ですが、クライアントPCへの負荷を抑えたインベントリ収集を行います。
インベントリ収集時は、インベントリ項目の取得と停止を繰り返しながら収集することにより、負荷を最小限に抑えています。テスト環境での計測結果ではインベントリ収集時のCPU使用率(平均値)が0.5%と、極めて低負荷での収集を実現しています。
「License Guard」のLGAgentをインストールした時点で最初の収集を行い、インベントリ情報を自動収集する間隔は最短一日一回で、サーバー側で設定変更可能です。
また、インベントリ収集にかかる時間は、クライアントPCの環境、使用状況により異なります。
LG-ICSでは、サーバー側で収集タイミングを変更した後、LGAgentへの再配布は不要です。LGAgentは定期的にサーバーにアクセスし、環境設定情報の読み込みを行っているためです。
特定のクライアントPCを指定して、情報を取得することはできません。
キッティング時には、インベントリ自動収集機能(LG-ICS)はインストールせず、実際に使用する際にインストールを行ってください。
キッティング用マスタDVDからインストールしたPCには、個別PCのIDは登録できません。
キッティング用マシンでは、自マシン情報登録・スタンドアロン情報登録・LGAgentインストールのいずれも行わないでください。
クライアントPCが、インベントリ情報をサーバーへ送信する前に終了(シャットダウン)した場合、次のPC起動時(OS起動時)にサーバーへインベントリ情報を送信します。
また、サーバーがダウンしていた場合(計画停止やリブート中など)は、クライアントPCがインベントリ情報を送信することができませんが、次のPC起動時(OS起動時)に再送する仕様となっています。
PC情報の自動収集を行わない場合は、LG-ICSは必要ありません。また、LG-ICSを利用しない場合、基本的にクライアントPCへインストールするものはありません。
ただし「自マシン情報登録(※)」の機能を実行する場合は、InternetExplorer用のモジュール(ActiveXコントロール)がインストールされます。
※自マシン情報登録とは、ユーザーがWebブラウザーのメニューを選択することで、インベントリ情報を収集する機能です。
管理コンソールの「ソフトウェアインベントリ収集条件設定」画面で設定する「Hotfix情報」の収集有無の設定は、OSのHotfix情報についての収集実施有無を制御するための設定となっております。
このため、[Hotfix情報を収集する]のチェックが外してある場合も、OS以外のソフトウェア製品のHotfix情報・プログラム更新情報については、エージェントによる収集が行われます。
※WindowsXP環境では、OSのアップデート情報用のレジストリ領域に加え、インストールソフトウェアに関する情報が格納されるレジストリ領域内にもOSのHotfix情報が格納されるOS仕様となっているため、[Hotfix情報を収集する]のチェックが外してある場合も、下記レジストリ領域(インストールソフトウェアの情報領域)に格納されているHotfix情報については、収集が行われます。
対象レジストリ:[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall]
具体的には以下となります。
■[Hotfix情報を収集する]【チェックあり】での収集対象
・レジストリ:[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥Hotfix]
→OSのHotfix情報(Windows2000以上)
・レジストリ:[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Updates]
→OSのHotfix情報(WindowsXP以下)
・レジストリ:[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall]
→インストールされているソフトウェア情報
→インストールされているソフトウェアのHotfix情報
※WindowsXP環境の場合は、OSのHotfix情報がこの領域にも格納されています。
■[Hotfix情報を収集する]【チェックなし】での収集対象
・レジストリ:[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall]
→インストールされているソフトウェア情報
→インストールされているソフトウェアのHotfix情報
※WindowsXP環境の場合は、OSのHotfix情報がこの領域にも格納されています。
LGAgent収集送信図解を参照してください。
インベントリ更新サービスの再起動以外にも定期的に取り込みを行います。
既定では120秒間隔で取り込みを行いますので、収集後すぐに確認する必要がある場合にはこの間隔を短い値に設定してください。
※設定方法・・・「Configuration Management Console」の
「環境設定」>「パフォーマンス設定」>「インベントリ更新間隔」
※詳細は、「管理コンソールリファレンス.pdf」の「5.2.3 パフォーマンス設定」を参照してください。
インベントリ収集と送信は並列には行われません。収集が完了した後に送信されます。
具体的には、インベントリ収集が完了した直後に1つのインベントリファイルが生成されます。
収集完了後に、そのインベントリファイルをサーバーへ送信します。
サーバ側に送り込まれたインベントリファイルは、「インベントリ更新サービス」にて所定の間隔にてサーバーに取り込まれます。
取り込みの間隔については、「Configuration Management Console」にて設定可能です。
※詳細は、「管理コンソールリファレンス.pdf」の「5.2.3 パフォーマンス設定」を参照してください。
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