他社PCのようにライセンス管理の対象としたくないPCについては、ライセンス過不足管理の対象外に設定することが可能です。
対象外に設定されたPCのインストールソフトウェアは、ライセンス過不足管理画面のインストール数欄に加算されなくなります。
ただし、ライセンス使用状況一覧などの画面を利用して、インストールソフトウェアを把握することは可能です。
管理者が所有マシン管理画面から対象PCを選択し、廃棄登録します。
廃棄したPCに割り当てられている所有ライセンスはすべて自動的に解除され、他のPCに割り当て可能な状態(空き状態)となります。
移管操作のログ情報をエクスポートすることが可能ですので、いつ誰が移管操作を行ったかを確認することができます。マシン詳細情報画面から移管履歴を確認することもできます。
PC利用者がWebブラウザーでメニューを選択し、インベントリ収集を開始する方式(自マシン情報登録)の場合は、ネットワークの状態により変動しますが、10台を目安に行ってください。
●LG Agent登録の場合 LGAgentのインストール時に、MACアドレスと日時をもとにGUIDを自動生成し、レジストリに設定します。その後、LGAgentで収集したインベントリとDB上のデータとのマッチングには、(1)GUID、(2)コンピューター名とMACアドレスを用います。(1)、(2)の順にマッチングを行い、一致するデータがあれば上書き、なければ新規にデータを追加します。
●スタンドアロン情報登録の場合クライアントPC上での最初のインベントリ収集実行時に、MACアドレスと日時をもとにGUIDを自動生成し、レジストリに設定します。クライアントPCから収集したインベントリとDB上のデータとのマッチングには、(1)GUID、(2)コンピューター名とMACアドレスを用います。(1)、(2)の順にマッチングを行い、一致するデータがあれば上書き、なければ新規にデータを追加します。
GUIDで管理しているので、GUIDを消去しない限り同一PCとして扱います。
「License Guard」専用のインベントリ自動収集機能(LG-ICS)をオプションにてサポートしています。
また、他社製品の「Microsoft® Systems Management Server」、「JP1/NETM/DM」、「QAW」の連携も可能です。
「スタンドアロンマシン情報登録ツール」から、ネットワークに接続できない端末でもインベントリ情報を収集することができます。収集したインベントリ情報は管理Web画面で登録・管理を行えます。
「License Guard」のオプションであるインベントリ自動収集機能(LG-ICS)は、Windows以外のインベントリ情報の収集はできませんので、Mac、UNIX、Linux等のハードウェア情報については、基本的に管理者に手入力いただきます。
その他、他社のIT資産管理ツールと連携し、その管理ツール経由でインベントリを自動収集して「License Guard」上で管理することも可能です。
「License Guard」の所有マシン管理項目は次のとおりです。
【コンピュータ名、所有部署、利用者、コンピュータID、LA_GUID、インベントリ収集システム、マシン識別子名称、マシン識別子、MACアドレス、IPアドレス、IPSubnet、DHCPサポート、製造元、モデル、OS名称、CPU種類、CPU周波数、CPU数、メモリサイズ、ディスク容量、利用者氏名NO、利用者連絡先、利用者所属部署、利用者氏名1~4、利用部署、用途、接続形態、ビル名称、フロア、登録日時、取得日付、PCタイプ、備考、登録方法、カスタマイズ項目1~40、過不足対象外フラグ、過不足対象外設定者氏名、過不足対象外設定日時、過不足対象外設定理由、ライセンス未割当インストール用説明、ハードウェア収集日時、ソフトウェア収集日時、エージェントバージョン、ログインID、ドメイン名、IEバージョン、LGAgent起動日時】
「License Guard」の周辺機器の管理項目は次のとおりです。
【周辺機器ID、周辺機器名称、所有部署名称、利用者、登録日時、製造元、型名、製造番号、数量、取得価格、取得日付、設置場所、備考、カスタマイズ項目1~40】
管理Webの「使用状況/監査」メニューの次の画面にて、所有マシンのインストール状況を確認できます。
「License Guard」のメイン画面にて、メニュー「所有マシン管理」を選択し、「所有マシン管理」画面を開
きます。所有マシン管理画面で、[View定義一時変更]を押下します。「View定義一時変更」画面が開きます。
「View定義一時変更」画面で、「廃棄分のマシン」リストボックスで、"を含む"を選択し、変更ボタンを押下
します。
廃棄PC一覧が表示されます。
廃棄日時を確認するには、「所有マシン管理」画面の一覧のコンピュータ名を押下して、「■登録・移管履歴」
にて確認することができます。
Solaris/Linuxのインベントリ収集はできませんが、ハードウェア台帳とライセンス割当までの管理は可能です。
ハードウェア台帳に登録することで、Solaris/Linuxマシンの管理部署、利用者、部署などの一覧/検索/詳細の表示が可能です。
ハードウェア台帳への登録は、CSVファイルで複数マシン情報を一括でインポートする方法と、画面から1マシンずつ登録する方法があります。
インストールされているソフトウェアの管理はできませんが、所有ライセンスの登録とマシンへのライセンス割当は可能です。
ライセンス割り当てを行うことで、所有ライセンスに空き(未割当)があるのかどうかを確認できます。これにより、ソフトウェアをインストールする必要が出てきた時に、そのソフトウェアを追加で購入すべきか、もしくは、既に保有しているライセンスを割り当てるかの判断にご利用いただけます。
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