公共・社会事業グループ
公共・社会プラットフォーム事業部
技師 カスタマーエンジニア
カスタマーエンジニアは、お客さまが運用するシステムが正常に機能するよう、日々点検や保守業務に取り組むのが仕事。いわば「ミスをしないこと」が原則の現場です。私が約5年間にわたって保守作業を務めさせていただいているのは鉄道会社のお客さまのシステムで、ミスがあれば、ダイヤが出ない、電車が動かない、という事態につながるため、その責任は重大。例えば点検作業についても、機器を止められるのは1日のうち早朝や夜の決められた数時間という非常にシビアな条件で行うため、実施の前に何度も作業のシミュレーションを行い、分単位のスケジュールを作成し、リスクの洗い出しを徹底的に行うなど、高い緊張感を持続する必要があります。加えて現地ではどんな不具合やお客さまの要望が出てくるか予測しきれない部分もあります。そんな時、私はまず「やれるだけやってみる」ことを心がけます。いかにも無理と思えても、やってみることで、お客さまにも上司にも、相談の仕方が変わってくるからです。またその心がけによって得られたものがあります。それはお客さまや関連部署の方々からの信頼です。ハードな業務だと感じることもありますが、信頼関係によってつながっていれば、トラブル解決や業務完遂は、皆さんと分かち合える大きな喜びに変わるのです。
医療の現場で言えば救急医師のように、私たちカスタマーエンジニアは、システムの不具合があればすぐにお客さまのもとへ駆けつける体制が必要とされます。家のリビングでくつろいでいても、子供と遊んでいても、電話が鳴れば対応を迫られます。緊張感の多い業務に、緊急対応…、そう聞くと辛いことばかりのような業務を、私が日々楽しめているのは、日立システムズがワークライフバランスを非常に重視する会社だからかも知れません。お互いに気遣いながら有給休暇を積極的に取ったり、緊急対応についても、届け出れば代理してもらえるので、旅行に行けないなどということもありません。仕事と生活のメリハリをつけられるから、業務にやりがいを感じながら、より大きな目標を持って取り組めていると思います。家族共々そのことには感謝していますね。
研修期間の最後に行われた職種別コンテストの「カスタマーエンジニア部門」で、サーバの障害切り分けから復旧までの作業内容を競い、第3位という結果を得ました。配属先でカスタマーエンジニアとしてやっていけるのだろうかという不安を抱えていた時期に、少し自分に対する自信がつきました。
初めて全国案件の統制作業を任せられました。設計業務、資料作成、工程管理など統制業務に必要な知識を培うことができました。また統制業務を行うにあたり、営業やシステムエンジニア・全国保守部署のカスタマーエンジニアの方々に自分の名前を覚えていただけたことも大きな収穫となり、現在の業務に活かされています。
複数のチームで行う大規模なシステムリプレースを経験。その中の一つのチームのリーダーを任されました。鉄道会社さまにおいて作業を行う際は、進捗管理や作業指示を行う作業責任者が必要であり、ここで作業責任者の役割の一端を経験できました。その後、作業責任者の試験を受けて資格を取得。現在は作業責任者として数多くの現地作業に参加しています。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。