公共・社会事業グループ
本部主管 システムエンジニア
大学の学科が情報工学科だったということもあり、ICT関係の仕事に従事したいと常々考えていました。学部に推薦枠があったのも大きいかもしれません。そうした理由で、この会社を志望しました。当時は8カ月間の研修があったのも魅力的でしたね。人脈づくりにもいい環境なのではないかと思ったのです。今の仕事は、官公庁、主に中央省庁系を中心とした行政情報システムのプラットフォームに関わる提案から運用までのソリューションのご提供。ネットワーク、サーバー、仮想化、セキュリティなど、さまざまな部分でのサービスを提供させていただいています。現在は主任技師職として、複数の案件の取りまとめ業務を行ったり、組織運営、業績管理を任されていますが、初めて大型プロジェクトのプロジェクトマネージャーに任命された時は、相当のプレッシャーを感じながら業務にあたっていたのを思い出します。仕事を進める上で大切にしていることは、お客さまとのコミュニケーション。当たり前のことですが、なるべく専門用語は使わず、わかりやすい言葉でお伝えし、良い関係を築くようにしています。
お客さまとの関係づくりと言えば、思い起こされるのが、年末年始にシステム移行・切替を行った案件のこと。作業上、システムを止めなければならないので、年末年始の長期休暇中にご担当者立会いのもとで作業を行うわけですが、1月1日のシステム切替後、お客さまと一緒にコンビニ弁当を買って一息ついたのです。そのシステムリプレースでは、 接続する業務システムが約30システムあり、すべてが日立グループ外の別業者だったため、それぞれ個別に仕様の協議を行い、課題や問題を洗い出すという膨大な作業。もちろん私たちも大変でしたが、私たちがやりやすいように内部調整に奔走されたご担当者もご苦労が多かったと思います。結果的には問題なく移行でき、その際にお客さまが把握されていなかった設定や環境を、シンプルな構成に変更したことで、お客さまから感謝の言葉もいただけたのです。その後、ご担当者は異動されてしまったのですが、ある時「出張で東京に行くからお会いできませんか?」というご連絡をいただいたんです。うれしかったですね。お客さまとの信頼関係を再確認できた瞬間でした。
初めて案件をひとりで任せていただき、遠地(九州地区をはじめ各地)へ出張してお客さま説明や構築作業を実施していました。期間中はさまざまな障害や不具合、調整事項が多数発生したのですが、関係部署の方などと連絡を取り合い、現地にも支援を依頼するなど、案件を通じて全国に知り合い(困った時の相談相手)ができました。今でも当時のツテを使って連絡を取ることもあり、この人脈はその後の業務を進める上で非常に役に立ちました。
初めて大型プロジェクトのプロジェクトマネージャーに任命していただきました。規模が大きく、相当のプレッシャーを感じながら業務に当たったのですが、判断のひとつひとつで大きく金額が変動する責任の重さや、数十人単位での人員統制を行う難しさなど、いろいろなことを学ばせていただいたプロジェクトでした。プロジェクトは参加者の皆さまの絶大な協力により成功に終わりましたが、改めて人財の大切さを実感したプロジェクトでした。またこのプロジェクトでの経験を、学会で発表させていただいたことも非常に大きな経験となりました。
事業グループの中からグローバル要員として抜擢していただき、語学学習と海外研修(1カ月:ベトナム)を受けさせていただきました。初めての海外での業務であり、さまざまな経験をさせていただきました。日立システムズとしてもグローバル対応が必須と考えておりますので、引き続き語学能力向上と国外に目を向けた活動を行っていくことで、今後の業務の進め方を再確認した機会でした。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。