学生時代にコンサートの企画を
していて気づいた「大切なこと」
私は入社以来ずっと自治体営業に従事しています。これまで関東地区を中心に20団体以上のお客さまを担当してきました。お客さまの庁舎に伺うときは、アポイントを取っているお客さまだけでなく、それ以外の部署にも立ち寄ってごあいさつをし、「いまお困りごとはないですか?」といったようになるべく会話するように心がけています。信頼関係の構築が重要だから、というのはもちろんありますが、時間の許す限りいろいろなお話をすることが私の楽しみであり、仕事のやりがいにもなっています。こう考えるようになったきっかけは、学生時代にあります。私は音楽大学出身で、コンサートを企画することがよくありました。その際、とても技術が高くて素晴らしいコンサートだったにもかかわらず盛り上がらなかった、という経験をしたんですね。コンサートが成功しなかった理由は、「お客さまが何を求めてコンサートに来てくれるのか」の理解が足りなかったからと考えました。演奏する側の一方的な押し付けであってはいけない、これに気づかされて以降、来てくださる観客のニーズを踏まえて企画するようになり、やがてコンサートは成功するようになりました。成功できればやりがいも大きくなります。営業の仕事にも共通する大切なことを学生時代に学び、いまも真摯に実践しています。