営業統括本部
産業・流通営業統括本部
主任 コンサルティング営業
私はもともとICT業界を志望していたわけではありませんでした。学生時代は農学部に在籍していましたので、そこで学んだ知識を活かせる食品業界で営業の仕事がしたいと考えていたわけです。ですが、就職活動を進めるうちに感じるようになったのが、食品業界での営業という仕事が自分が考えていたイメージと違うのではないか?ということ。私が抱いていた営業のイメージは、お客さまにさまざまな提案活動を行うというものでしたので、それができる就職先を探すために業種を広げて考えるようにしたのです。そうした就職活動の中で、たまたま参加したと言ったら失礼ですが、伺わせていただいたICT企業の説明を聞いているうちに、この業界でなら自分がイメージしていたような提案型の営業の仕事ができるのではないかと感じ、ICT業界への就職を決意しました。現在所属しているのは、主にインフラを中心としたアウトソーシング、BPOに関するサービスを提供する部署。複数のお客さまを担当し、プロジェクト対応や提案活動を行っています。
営業の仕事をしていて特に大切だと考えているのが、お客さまの声に耳を傾けること。お客さまが実際に発せられる言葉はもちろんですが、言葉にならない“心の声”にも注意を払うことが大切だと思っています。ある工場系のお客さまの案件で、工場内のシステム全体を入れ替えるという大規模なプロジェクトがあったのですが、そこで貴重な体験をさせていただきました。システム本体の入れ替えだけでなく、工場に設置されている多くの機器を入れ替える本当に大きな案件で、当社から派遣された技術系のスタッフも50人体制。工場が稼働していない年末年始のお休みの間に1週間ほどお邪魔したのですが、作業に立ち会われたお客さまが感じているご不満や細かいご要望が、すぐそばで一緒に過ごしたからこそ伝わってきたんです。それをすぐに技術の責任者に逐一伝え、対応を改善しながらプロジェクトを完遂。結果的にご満足いただくことができましたが、言葉にならないお客さまの“心の声”に、耳を傾けることも大切なのだと気づかされる体験でしたね。
提案内容に対してお客さまからお叱りを受けることがありました。改めて確認してみると自社都合が優先され、お客さま目線で検討されていないものでした。それからは、お客さまのご要望を出来る限り満たした提案内容になるように心がけています。また、仮にどうしても満たせない場合でも、どういう理由で満たせないのかといった説明や、方法を変えれば近いことが実現できるという代替策のご提案も大事にしています。
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