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導入事例

SAP S/4HANA マイグレーションサービス

株式会社 三技協様

株式会社 三技協様集合写真

継続的拡張が可能なシステム基盤を得て、さらなる企業価値の向上をめざす
レガシーSAPから、最新クラウドSAPへのスムーズな移行を実現

株式会社三技協様(以下、三技協様)は、日立システムズをパートナーに、レガシーなSAPから最新SAPのクラウド版、SAP S/4HANA Cloud, private editionへのマイグレーションを行いました。日立システムズは、これまでに培ってきたSAPの経験、知識、ノウハウをすべて注ぎ込み、三技協様社内の負担や混乱を抑えながら、難条件の重なるマイグレーションを9カ月という短期間で完遂しました。 三技協様は今後、理想とするビジネスプロセスの実現に向けて、新SAPシステムと周辺業務プロセスの統合・連携を進めながら、企業理念である「Optimization*思考による価値創造」を実現していきます。

*Optimization(オプティマイゼーション):最適化

三技協様のSAP S/4HANAマイグレーションプロジェクト概要

レガシーなSAPのままではビジネスの成長や経営環境の変化、テクノロジーの進化に対応できない

三技協様は1990年代からのSAPユーザーです。導入から数十年が経過し、自社ビジネスが大きく成長・変化したことで、表計算ソフトを使った間接業務のボリュームが増えるなど、SAP運用にさまざまな課題が発生していました。レガシーなSAPのままでは抜本的なビジネスプロセスの見直しや業務改革が難しいこと、また、経営環境の変化やテクノロジーの進化に柔軟に対応できないことから、三技協様は現行SAPを別のERP製品にリプレイスするか、最新のSAP S/4HANAにマイグレーションするかの検討を進めていました。

「クイックなマイグレーション」と「継続的な機能拡張」
実現性の高い2段階の作業計画を立案

三技協様は疎結合型のアーキテクチャーを持つ新システムをめざしていました。これは、中核のERPは基本機能のみを持ち、周辺業務には適材適所のシステムを配置して全体を構成するというシステムです。SAP S/4HANAは疎結合によるシステム連携が可能であり、三技協様が考える理想のシステムを具現化できることに加え、現行SAPの機能やUIを大きく変更しない移行方式(ストレートコンバージョン)を採用することで、導入にともなう費用や工期を抑えることが可能です。これらのポイントを評価し、三技協様はSAP S/4HANAへのマイグレーションを決断しました。

日立システムズは新システムの完成に向けて、 Point1: 第1段階でマイグレーションの早期実現、第2段階でSAPと周辺業務の連携や新たなUI開発を行う段階的なシステム構築の提案をしました。システム刷新にともなう現場の負担を軽減できることに加え、計画の実現性の高さが評価され、日立システムズがベンダーに選ばれました。

事前アセスメントと綿密な計画で、難条件が重なるレガシーSAPからS/4HANAへの移行を完遂

Point2: 三技協様が採用したSAP S/4HANA Cloud,private editionは、現行のSAP R/3 Enterprise 4.7から直接移行ができないため、日立システムズは3ステップを経て段階的にマイグレーションする工程を立案しました。難しい条件が重なるSAPマイグレーションでしたが、 Point3: 事前アセスメントと綿密な計画の立案、さらには、三技協様と日立システムズの緊密な協力体制により、第1段階のマイグレーションは9カ月という短期間で無事完了しました。

原価計算や各種レポートの実行にかかる処理時間は1/3程度になり、月次決算処理がスピーディーになったほか、システムがオンプレミスからクラウドに移行したことで、毎日のシステムシャットダウンやバックアップなどの作業が不要になり、情報システム部門の業務負担が軽減しています。

三技協様は現在、新システムの実現に向けた第2段階の工程として、表計算ソフトからの脱却やSFAとの連携など、SAPと周辺業務プロセスの統合・連携を進めています。企業理念である「Optimization思考による価値創造」を体現するため、三技協様はこれからもSAPシステムの継続的な機能拡張と業務改革を続けていきます。

ここがPOINT! 三技協様のSAP S/4HANAマイグレーションプロジェクト

Point1
システム刷新にともなうリスクを抑えて、段階的・継続的にシステムを成長させる計画を立案

第1段階: ストレートコンバージョンでクイックに基盤を変更

  • 現行の機能やUIの変更を最小限に抑え、ユーザーの負担を減らす
  • 短期間で新基盤へと確実に移行し、業務改革の土台をつくる

第2段階: 業務改革の実現に向けたシステムの拡張

  • あるべき業務プロセスの策定とそれに対応した機能・UIの開発
  • SAPと周辺業務プロセスの統合・連携による業務効率化

三技協様は、システム刷新による現場の混乱やプロジェクト期間が長期化するリスクを懸念していました。そこで日立システムズは、既存のアドオンやUIを原則として引き継ぐストレートコンバージョンにより、リスクを限定しながら速やかに最新SAPに移行し、その後、あるべき業務プロセスの策定を進めていく2段階のシステム刷新計画を立案しました。基幹システムはRISE with SAP S/4HANA Cloud Private Edtionを採用し、移行時の環境を含めインフラ基盤はアマゾン ウェブ サービス (AWS)を採用しました。

Point2
3ステップを経ることで、レガシーSAPから最新SAPへのスムーズな移行を実現

現行システムから新システムへのコンバージョンは3ステップを経て行われました。1つのコンバージョンステップだけでも、通常数カ月はかかる作業ですが、日立システムズの経験とノウハウをすべて注ぎ込み、9カ月という短期間でマイグレーションを完遂しました。テスト工程に約70名のユーザーが参加するなど、三技協様の積極的な協力体制により、マイグレーション後の不具合はほとんど発生しませんでした。

Point3
入念なアセスメント、テスト、リハーサルを経て、安心・確実なマイグレーションを提供

準備フェーズで入念なアセスメントに基づく全体計画の立案を行い、その後、テスト、リハーサルを経ながら確実に切り替えを進めました。オンラインでの打ち合わせ、情報共有を中心に緊密なリレーションを取ることでプロジェクトは円滑に進行しました。

お客さまインタビュー

日立システムズのSAPに関する経験、知識、技術力には目を見張るものがありました。

当社は「The Optimization Company」を標榜して事業を推進しています。しかし、基幹システムは数十年前に導入したレガシーなSAPで、現在の経営環境や当社ビジネスの成長・変化に対して最適化されたものではありませんでした。基幹システムの刷新を通じてビジネスプロセスを見直し、企業価値を向上させる。さらに、そこで得た経験を基にお客さまのビジネスプロセスも改善していく、というのが今回のプロジェクトの発端でした。

めざしたものは疎結合型の新プラットフォームシステムです。ERPを中心にさまざまなエレメントを柔軟に組み合わせることで、継続的な業務改善が可能な仕組みを実現したいと考えました。SAP S/4HANAは、周辺システムとの連携が他社ERP製品と比べてより柔軟に、よりシームレスに実現できることに加えて、日立システムズが提案するストレートコンバージョンであれば、費用や工期、現場の負担を抑えられることから、現行SAPをマイグレーションするSAP to SAPの道を選択しました。

プロジェクトを振り返ってみると、日立システムズのSAPに関する経験、知識、技術力には目を見張るものがありました。そもそも、当社が使用するレガシーSAPからSAP S/4HANAへ、しかも、そのクラウド版に対して、既存のアドオンやパラメーターをある程度生かしながらスムーズに移行できることに大変驚きました。移行後、初めての月次決算処理では若干のトラブルが発生しましたが、それもすぐに解決でき、移行作業はとてもスムーズなものでした。何か問題が発生した時には、いつも的確な解決方法を明示していただけるので、日立システムズの問題解決能力は非常に高いという印象を持っています。

オンプレミスからクラウドに変わったことで、情報システム部門はSAP運用以外の業務に多くの時間を割けるようになりました。オンプレミスのSAPには特有の癖があり、運用ではその癖を考慮して作業する必要がありましたが、SAP S/4HANA Cloud, private editionに変わり、そこから解放されたことは良かったと思います。

マイグレーションが無事に終わり、現在は日立システムズのサポートをいただきながら、SAPと他システムの連携や、周辺業務プロセスの統合・連携の作業を進めているところです。これまで表計算ソフトで行っていたデータ参照系の業務をSAPで行うことについては、ある程度の目途が立ちました。今後はCRMやSFAなど、周辺業務、周辺システムとの統合・連携を進め、業務のさらなるOptimization(最適化)を実現していきたいと考えています。

お客さまプロフィール

株式会社三技協ロゴ

株式会社三技協

設立1965年4月1日
資本金2億9,660万円
従業員数775名(2022年5月31日時点 連結)
代表者代表取締役会長 仙石 通泰 / 代表取締役社長 仙石 泰一
事業内容ブロードバンドインフラ事業(高速道路ETC、衛星通信システム)、ネットワークインテグレーション事業(セキュリティ,センサNWほか)、移動体通信インフラ事業(携帯電話基地局建設など)
URLhttps://www.sangikyo.co.jp

担当より一言

ビジネスの発展にあわせて、SAPの継続的な拡張、高度化をサポートします。

三技協様から疎結合型システムの構想を伺った時、それならば是非SAPを使い続けていただきたいと強く思いました。というのも、SAP S/4HANAは外部システムとの連携による「ポストモダンERP」の考え方にも対応しており、以前のSAPと比較して周辺システムとの連携が強化されているからです。SAP S/4 HANA Cloud, private editionへのマイグレーションにより、ビジネスの発展にあわせた継続的拡張が可能なシステム基盤をご提供できたと考えています。

三技協様における今後の機能拡張はアドオン開発ではなく、周辺システムとの連携により補完する形に変わります。SAPの標準機能を生かす、いわゆる「Fit to Standard」が実現したので、これからはSAPのバージョンアップの恩恵をより受けやすくなるはずです。三技協様の企業理念にある「Optimization思考による価値創造」に貢献できるよう、これからもSAPの継続的な拡張と高度化をサポートしていきたいと思います。

導入事例動画

株式会社三技協様 事例動画

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2023年9月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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