製造業（自動車部品）

顧客満足度の向上と業務プロセスの標準化を実現する仕組みとしてERPを導入されました。

01課題と効果

お客さまの課題と期待する効果は以下の通りです。

導入前の
課題1

グローバルサプライチェーン化により顧客への標準納期が大幅に延びている

導入後の
効果1

受注生産と見込生産を両立させることで、受注から出荷のL/Tを短縮

導入前の
課題2

売上や収益情報が共通化されておらず、更にバッチ処理のため経営判断や将来計画に活用できない

導入後の
効果2

情報の一元管理・リアルタイム更新により、売上や収益情報が随時確認できる

導入前の
課題3

個別最適化された業務プロセスにより、チェック作業の重複・増加により作業工数が増大

導入後の
効果3

ERPパッケージ標準機能を最大限活用し、業務プロセスを標準化してチェックや重複作業を削減

02SAPおよび当社選定の理由

旧システムでは、下記の課題を抱えていました。

1. ① バッチでの実績情報更新となっており、全社在庫しか見えないため、生産計画サイクルを月次から
   短くすることが出来ず、予実差異の反映が翌月になっている。
2. ② 部門別のシステムが乱立（個別最適）し、情報連携もされていない。更に原価情報を複数のシステムから収集しており、Excelでの原価計算に限界が来ている。チェック作業なども工数増加している。

そこで、情報の一元管理、リアルタイム更新、グローバル要件やIT統制に強いSAPシステムを採用しました。
また、当社を選定頂いた理由は下記の通りです。

1. ① 中堅、中小規模企業および同業種への豊富なSAP導入実績
2. ② ERP含めたトータルソリューション提案・対応力
3. ③ グローバルへの導入実績と海外のサービス拠点保持（海外子会社展開を意識）

03導入の効果と今後の展開

SAPと周辺システムの導入により、場所別の在庫の見える化、製造実績の即時反映が実現し、週次での生産計画サイクルを実現できました。また実際原価計算もシステムで半自動化できるようになり作業負荷が大幅に軽減し、情報粒度も製品群単位から品目単位へと細かくなり、差異分析がより精緻にできるようになりました。
今後の展開としては、海外子会社へのロールアウトを計画されています。

04SAPシステム導入概要

SAPシステムを導入した概要は以下の通りです。