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Concur Expense Standard

株式会社ネクセライズ様

株式会社ネクセライズ様集合写真

経費精算の抜本的な見直しで年間1,200万円のコスト削減に成功
「Concur®Expense Standard」の導入により生産性の飛躍的向上を実現

株式会社ネクセライズ様は、グローバルで豊富な導入実績を持つ経費精算クラウドサービス「Concur Expense Standard」を導入し、経費精算の業務プロセス改革(BPR)に取り組みました。紙の経費精算書、ハンコによる承認、領収書の物理的保存など、アナログな経費精算プロセスをすべてデジタル化することで、年間3人分の工数を削減。システム維持費用を大きく超える年間1,200万円相当のコスト削減(ネクセライズ様調べ)に成功しました。間接業務の削減により生み出されたリソースをコア業務や新規事業に投入することで、さらなる企業成長をめざしていく考えです。

導入前の
課題1
手入力作業、ハンコ承認、領収書の物理的保存など、アナログな経費精算を改善したい
導入後の
効果1
経費精算手続きのすべてをデジタル化。
ペーパーレス・ハンコレスの経費精算により、間接業務が大幅に削減
導入前の
課題2
経費規定への適合など、経費精算における経理部門のチェック作業を効率化したい
導入後の
効果2
自社の経費規定をシステムに反映することで、経費申請内容をシステムが自動チェックし、経理部門のチェック作業が大幅に効率化
導入前の
課題3
各部門が割り当てられた経費予算を適切に使用しているか、チェックや統制を強化したい
導入後の
効果3
部門、経費種別、期間ごとの経費予算枠を設定。
厳格な経費予算管理の実現により、経営資源の有効活用が可能に

01導入の目的

さらなる成長に資する経営基盤の確立に向けて経費精算の業務プロセス改革(BPR)を行いたい

ネクセライズ様は、エネルギー事業を取り巻く経営環境の変化に対応するため、長期経営戦略「2030ビジョン」のもと経営改革を進めています。2020年からの3カ年中期経営計画では、生産性の飛躍的向上を実現するため「デジタル・DXを活用した業務プロセス改革(BPR)」に取り組みました。このBPRの対象の1つになったのが経費精算です。経費精算では紙の立替経費精算書とハンコによる申請・承認を行っており、領収書などの証憑を全国18の事業所から郵送で回収していたため、従業員だけでなく承認者や管理部門にとっても大きな負担になっていました。ネクセライズ様は経費精算のBPRに向けて経費精算システムの導入を検討しました。

02選定のポイント

Concur Expense Standardの高い機能性に加えて日立システムズの導入・保守サポート体制を評価

システム選定にはBPRプロジェクトを陣頭指揮した代表取締役も参加し、機能要件として以下の2つを求めました。 ①複雑な経費規定のシステム化など自社の経費精算業務にフィットすること ②コーポレートカードや電子マネーなどさまざまな外部サービスと柔軟に連携できること。Concur Expense Standardは2つの要件を満たしたことに加え、日立システムズのSAP Concur導入支援・保守支援サービスが充実していたことが選定の決め手になりました。

03導入の効果

経費精算BPRにより年間1,200万円のコストを削減
部門別の経費予算管理で経営資源の最大活用をめざす

Concur Expense Standardの導入により、紙書類やハンコによる申請・承認はシステム上のワークフローに置き換わり、領収書など紙の証憑もタイムスタンプ付き画像データの保管に置き換わりました。年間約5,500件におよぶ経費精算手続きのすべてがデジタル化されたことで、ネクセライズ様の組織全体でさまざまなメリットが実現しています。

従業員にとってのメリットは入力作業の削減です。コーポレートカードや電子マネーの利用明細はシステムに自動連携されるため、入力作業や入力ミスが大幅に削減されました。スマートフォンアプリを使い、移動中などのスキマ時間にも申請・承認が行えるため、時間の有効活用にもつながっています。

管理部門にとってのメリットは審査業務の効率化です。経費申請ではシステムが正しい勘定科目や適用税率を自動で選択するため、管理部門が申請内容の修正や差し戻しを行う機会が激減しています。効率化の効果が特に大きいのは経費規定のチェックです。
出張手当の支給ルールなどさまざまな経費規定をシステムに反映したことにより、チェック業務の大幅な省力化が実現しました。

経営層にとってのメリットは経費予算管理の厳格化です。Concur Expense Standardは部門、経費種別、期間などさまざまな切り口で経費予算枠を設定することができます。
ネクセライズ様はこの機能を利用し、部門別の経費予算の予実管理を厳密に行うことで、経営資源の有効活用をめざしています。

ネクセライズ様の試算によると、経費精算のBRPにより年間3人分の工数削減が実現しており、これは金額に換算するとシステム維持費用を大きく超える年間1,200万円相当のコスト削減になります。ネクセライズ様は、間接業務の削減により生み出されたリソースをコア業務や新たな事業活動に投入することで、さらなる企業成長をめざしていく考えです。

04お客さまプロフィール

株式会社ネクセライズロゴ

株式会社ネクセライズ

設立1955年3月
資本金4,000万円
従業員数512名(2024年3月末時点)
代表者代表取締役社長 西山 和幸
事業内容石油製品などの販売・納入、発電用・船舶用燃料油の納入代行および海上輸送、島嶼内燃力発電所向け燃料油の海上輸送・販売ほか

日立システムズのサポート対応は「100点満点」
当社の生産性向上に大きく貢献してくれました

導入作業では、当社の複雑な経費規定をシステムに落とし込む作業や、Intelligence(分析レポート)の活用提案、細かなタスク管理まで丁寧にサポートいただきました。常に先回りをしてシステム設定や運用アイデアをご提案いただけたので、当社はその中から必要なものを選択していくだけでした。日立システムズのサポート対応には「100点満点」をあげたいです。本当に感謝しています。

担当より一言

SAP Concurによる経費精算業務の改革を通じてお客さまの経営改革を支援します

SAP Concurは、経費精算システムの枠を超えて、企業を利益体質に導くサポートをしてくれます。経費精算のBPRをきっかけに、さまざまなデジタル化・DXでお客さまの経営改革を支援してまいります。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2024年7月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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