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導入事例

S/4HANAマイグレ

グローバル

S/4マイグレーション 製造業(消費財)D社

BROWN FIELD(ストレートコンバージョン)

SAP社提供のクラウドサービス(RISE with SAP)へのコンバージョンを実施しました。

01SAPを継続した理由と当社選定理由

当社が導入したSAPの財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理モジュールを10年以上ご利用されてきましたが、2025年12月31日に現行バージョンのサポートが終了するため、次期基幹システムへの移行が急務でした。
その中で今回SAPの継続利用を判断された理由は以下のとおりです。

  1. ① 海外を含め、グループ会社もSAPを利用している
  2. ② 現行SAPシステムのデータを継続して利用することができ、移行データの品質を確保できる
  3. ③ SAPが提供している周辺システムのサービスが多く存在し、周辺システムを導入する際に基幹システムとのデータ親和性が見込める

また、当社の選定理由は以下のとおりです。

  1. ① 当社がSAPを導入し、システム稼働後も安定した保守(ベーシス/アプリ領域)を実現できていること
  2. ② S/4HANAへのマイグレーションの実績があること

02導入の効果と今後の展開

SAP HANAのインメモリ型のデータベースを利用することで、 SAPシステムで利用している多くの機能のパフォーマンスが向上し、エンドユーザーの業務効率の改善を図ることができました。
また、RISE with SAPのクラウドサービスを利用し、システム監視などをSAPに委託することで、情報システム部門の作業負荷を軽減しました。
今後の展開としては、グループ会社(インド、イギリス)のSAPシステムの統合、SAP Analytics Cloud、Fiori、SAP 生産スケジューラの活用(最新機能の利用)を検討されています。

03S/4HANAマイグレ―ション概要

S/4HANAマイグレ―ション作業の概要は以下のとおりです。

項目 内容
企業規模 年商500億以上
SAPバージョン(旧) (AP/DB) ERP6.0 /Oracle12/Windows Server 2016
(基盤)オンプレミス
SAPバージョン(新) (AP) S/4HANA 2022/SUSE Linux15
(DB) HANA2.0/SUSE Linux15
(基盤)RISE with SAP S/4HANA Cloud,Private edition(PCE)(AWS)
移行方式 BROWN FIELD(ストレートコンバージョン)
DBサイズ 約3Tバイト
移行期間 15カ月
本番移行時間 120時間(5日間)
本番切替年月 2024年8月
その他事項 -

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