S/4HANAマイグレ
グローバル
BROWN FIELD(ストレートコンバージョン)
SAP社提供のクラウドサービス(RISE with SAP)へのコンバージョンを実施しました。
当社が導入したSAPの財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理モジュールを10年以上ご利用されてきましたが、2025年12月31日に現行バージョンのサポートが終了するため、次期基幹システムへの移行が急務でした。
その中で今回SAPの継続利用を判断された理由は以下のとおりです。
また、当社の選定理由は以下のとおりです。
SAP HANAのインメモリ型のデータベースを利用することで、 SAPシステムで利用している多くの機能のパフォーマンスが向上し、エンドユーザーの業務効率の改善を図ることができました。
また、RISE with SAPのクラウドサービスを利用し、システム監視などをSAPに委託することで、情報システム部門の作業負荷を軽減しました。
今後の展開としては、グループ会社(インド、イギリス)のSAPシステムの統合、SAP Analytics Cloud、Fiori、SAP 生産スケジューラの活用(最新機能の利用)を検討されています。
S/4HANAマイグレ―ション作業の概要は以下のとおりです。
項目 | 内容 |
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企業規模 | 年商500億以上 |
SAPバージョン(旧) | (AP/DB) ERP6.0 /Oracle12/Windows Server 2016 (基盤)オンプレミス |
SAPバージョン(新) | (AP) S/4HANA 2022/SUSE Linux15 (DB) HANA2.0/SUSE Linux15 (基盤)RISE with SAP S/4HANA Cloud,Private edition(PCE)(AWS) |
移行方式 | BROWN FIELD(ストレートコンバージョン) |
DBサイズ | 約3Tバイト |
移行期間 | 15カ月 |
本番移行時間 | 120時間(5日間) |
本番切替年月 | 2024年8月 |
その他事項 | - |