S/4HANAマイグレ
選択的データ移行
不要なデータのクレンジングとS/4HANAへのマイグレーションを同時に実現しました。
以前からSAPの財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理、品質管理モジュールを10年以上ご利用されてきましたが、グループ会社のシステム統合やDX化を見据え、クラウド環境への移行、システム基盤の整備が急務でした。
その中で今回SAPの継続利用を判断された理由は以下のとおりです。
また、当社の選定理由は以下のとおりです。
不要な過去データを削除して新システムへ移行したことで、一部機能で性能改善を図ることができました。また、クラウド基盤へ移行したことで、インフラ環境の設定変更にも柔軟に対応できるようになりました。
今後の展開としては、海外も含めたグループ会社のSAPシステムの統合、SAP Analytics Cloud、Fioriの活用(最新機能の利用)を検討されています。
S/4HANAマイグレ―ション作業の概要は以下のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
企業規模 | 年商1,000億以上 |
SAPバージョン(旧) | (AP/DB) ERP6.0 /Oracle12/Windows Server 2016 (基盤)オンプレミス |
SAPバージョン(新) | (AP) S/4HANA 2022/Windows Server 2022 (DB) HANA2.0/SUSE Linux15 (基盤)AWS |
移行方式 | 選択的データ移行 |
DBサイズ | 約650Gバイト |
移行期間 | 18カ月 |
本番移行時間 | 約20時間(2日間) ※直前のデータ移行のみ |
本番切替年月 | 2024年4月 |
その他事項 | ※旧SAPシステムの導入は日立製作所が実施 |