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導入事例

S/4HANAマイグレ

BROWN FIELD
(ストレートコンバージョン)

ホールディングス化に伴うSAPへの対応と短期間でのS/4HANA化を同時に実現しました。

01SAPを継続した理由と当社選定理由

SAPを導入されて、財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、在庫管理、生産管理モジュールを10年以上ご利用されてきました。また当初の目的であった全てのグループ会社(製造・販売)のシステム統合および連結会計の刷新なども、ほぼ計画通りSAP製品でのシステム化を実施されました。
その中で今回SAPの継続利用を決断された理由は以下の通りです。

  1. ① 既存SAPシステムではシステム要件がほぼ実現されており、多くの周辺システムとの連携も実現できているためパッケージを変更する理由がない。(※変更メリットがない)
  2. ② 分社化・決算期変更対応を短期間で実現が必須であったため、既存SAP ERPシステムを有効利用することが必須であった。(※S/4HANA化へのストレートコンバージョンが必要)

また、当社の選定理由は以下の通りです。

  1. ① 初期システム、グループ会社、連結会計システムの導入実施から、それらのシステムの保守を継続して実施することでお客さまのシステム/業務を熟知していること
  2. ② S/4HANAの新規導入およびマイグレーションの実績が豊富である安心感

02導入の効果と今後の展開

今回S/4HANAへのマイグレーションと同時に実施した、ホールディングス化(分社化)と決算期変更を期限通りに問題なく実現できたことが大きな成果でした。また今回SAPをクラウド(AWS)に移行したことで環境変化に柔軟に対応できる基盤になりました。
今後の展開としては、Fioriの活用(最新機能の利用)と最終ホストに残る本社の販売/物流システムをSAPに統合することを予定されています。

03S/4HANAマイグレ―ション概要

S/4HANAマイグレ―ション作業の概要は以下の通りです。

項目 内容
企業規模 年商500億未満
SAPバージョン(旧) (AP/DB) ERP6.0 EHP5/SQLServer2017/Windows Server 2019
(基盤)オンプレ
SAPバージョン(新) (AP) S/4HANA 2021/Windows Server 2022
(DB) HANA2.0/SUSE Linux15
(基盤)AWS
移行方式 BROWN FIELD(ストレートコンバージョン)
DBサイズ 約1,700GB
移行期間 15ヶ月
本番移行時間 約144時間(6日間)
本番切替年月 2023/1
その他事項

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