ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

工場のIoT化、ロボット事例を豊富に紹介!2017年7月21日開催「製造業のお仕事をもっとスマートにするセミナー」レポート

FutureStage関連セミナーやイベントの開催レポートをお伝えする「イベント・セミナーレポート」。今回は2017年7月21日に開催された「製造業のお仕事をもっとスマートにするセミナー」の模様を、営業・黒澤苑子がお伝えします。

IoT、ロボットをはじめとする「製造業のスマート化」事例をご紹介

IoT(Internet of things)、ロボット、AI(人工知能)を活用して、これまでのものづくりや、既存の製造工場を革新しようとする動きが活発に進んでいます。

これらの技術が製造業をどのように変えていくのか、具体的な事例を知りたいというお問い合わせが最近特に増えています。日立システムズはこのご要望にお応えするため、日立グループ内で進行している「製造業のスマート化」事例をご紹介するセミナーを開催しました。

セミナー当日は、「スマートなものづくり」にご興味をお持ちの企業さまが多数ご来場されました。その模様をダイジェストでお送りします。

第1部「IoTの概要と、製造業を中心とした現場と製品のスマート化の仮説提案」

株式会社日立システムズ
研究開発本部 研究開発センター
主任研究員
高谷 幸宏

セミナー第1部は、株式会社日立システムズ 高谷 幸宏が、日立グループの手掛けた「工場のIoT化事例」をご紹介しました。

高谷の講演を貫くキーワードの1つが「スマートファクトリー」でした。「スマートファクトリー」とは、工場内のあらゆる設備・機器をインターネットに接続し、その稼働状況データを元に、工場全体の効率的な稼働をめざす取り組みのことです。

日立グループが手掛けたスマートファクトリー事例として、ある化学薬品メーカーのケースが紹介されました。

この会社は、生産設備の稼働監視に日立グループの提供するソリューションを導入しています。このソリューションは、製品を製造する際の温度・湿度データを取得しており、このデータが品質に与える影響を分析することで、製品のレシピづくりに生かす取り組みが行われているのです。

講演では「工場のIoT化」だけでなく、出荷製品をインターネットとつなげ、稼働状況や不具合の傾向を察知する「スマートコネクテッドプロダクト」の事例も紹介されました。

第2部「情報のスマートな共有と活用で次の一手を拓く」

株式会社日立システムズ
産業・流通システムサービス事業グループ 産業・流通営業統括本部 第一営業本部 ソリューションサービス拡販推進部 第三グループ
部長代理
河田 暢仁

セミナー第2部は、株式会社日立システムズ 河田 暢仁が、「情報のスマートな活用と共有」というテーマで、基幹システムを中心とした業務のスマート化事例をご紹介しました。

河田は、業務のスマート化が進展している背景に、電算環境の劇的な変化があると説明しました。20年前と比較して、記憶容量は1000倍に向上、周辺機器は1/10から1/20の価格で手に入るようになり、さらにはタブレット端末の登場で、製造工場のような過酷な現場でも、従業員がその場で情報にアクセスできる環境が整いました。

このような電算環境の変化に加えて、基幹システムの機能向上やパッケージソフト化が、製造業の情報化を著しく進展させていると河田は説明しました。

講演では、その具体例として、日立システムズの「FutureStage」を導入した企業のスマート化事例が4つほど紹介されました。

第3部「自社ロジスティクスや構内物流はもっとスマートにできる!」

株式会社日立システムズ
産業・流通フィールドサービス事業グループ ファシリティ事業部 第二ファシリティソリューション本部 社会インフラシステム部
主任技師
新間 陽一郎

第3部は、株式会社日立システムズ 新間 陽一郎が、ロジスティクスや物流現場のスマート化事例をご紹介しました。

この講演では、倉庫内や物流現場で活躍している日立グループのロボット動画がいくつか紹介されました。公開された動画のほとんどが実証実験中のもので、みなさまにお見せできないのが残念です!

正確に業務をこなすロボットの姿は、頼もしさと同時に、どこか愛らしさもあり、会場のみなさまの注目を集めていました。

第4部「在庫管理はもっとスマートにできる!」 ~需給調整の決め手 PSI Visualizer~

株式会社日立ソリューションズ東日本
営業統括本部 営業統括本部パッケージビジネス推進本部 パッケージビジネス推進センター
部長代理
山本 秀一

第4部は、株式会社日立ソリューションズ東日本 山本 秀一が、在庫の適正化ソリューションの活用事例をご紹介しました。

紹介されたソリューションは、株式会社日立ソリューションズ東日本が提供する在庫可視化ツール「SynCAS PSI Visualizer」。これは、倉庫内の在庫状況をビジュアライズするソリューションで、「在庫の可視化」、「問題在庫の早期発見」、「在庫削減の進み具合の見える化」などの効果が得られます。

こちらがその画面です。青いギザギザの波形は、商品ごとの在庫推移を表現しています。グラフ内にはこの波形のほかに、基準在庫や発注点などのラインがあり、このラインを下回ると画面を黄色く表示する、警告を出す、などの個別設定を行うことができます。

製品の活用事例を交えた具体的な講演内容だったため、多くの参加者さまが熱心に、システムの画面に見入っていたのが印象的でした。

今後も「製造業のスマート化」事例をお届けしていきます

ご来場いただきましたみなさまには、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

日立システムズでは今後も、製造業の業務をスマートにする取り組みを推進していきます。取り組みによって得られた効果やその事例は、今後も随時このようなセミナーの形でみなさまにお届けしていきたいと思います。

最新のセミナー情報はこちらのページでご案内しております
(イベント・セミナー情報ページ https://www.hitachi-systems.com/ind/fs/seminar/)。ご興味あるセミナーがございましたら、お気軽にご参加ください。会場でみなさまにお会いできることを楽しみにしています!

FutureStage 営業:黒澤 苑子

新着記事

関連商品

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。