「お客さまに一番近い存在として、新たな価値を創造する」―企業理念の実践がCSRの基本。
(株)クレイグ・コンサルティング
代表取締役
小河 光生様
小河 最初に「日立システムズのCSR」について、改めて基本的な考え方、取り組みの方向性をお聞きし、その後皆さまのご意見を伺いたいと思います。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
佐伯 2011年10月1日、日立システムズ発足と同時に「人の持つ無限の可能性と人間性を尊重し、お客さまに一番近い存在として、満足と感動をもたらす新たな価値を創造する」「(これら事業を通じて)真に豊かな社会の実現に貢献する」という企業理念を発表しました。また、この理念を実践することが日立システムズのCSRの基本であるということを全従業員に告知しました。さらに、新会社らしい価値を創造したりCSRを推進していく上では、「多彩な人財と先進の情報技術の組み合わせにより、驚きと感動をもたらす」ことが重要という観点から、「Human*IT」という事業ブランドを併せて策定しました。
吉田 日立システムズは全国に300のサービス拠点を持っており、それぞれの地域で従業員がお客さまと直接コンタクトします。そうした会社の特徴、スタンスから「お客さまに一番近い存在」という理念が生まれ、人とITを組み合わせるというブランドイメージが生まれたのです。
(株)日立システムズ
取締役 副社長執行役員
(経営戦略統括本部長)
小塚 潔
小塚 お客さまに一番近い存在でありたいというのが、当社の役員から従業員まですべてを含めた思いなのです。お客さまの新しい価値をつくる際に、あるいは問題が起きた時に、そのそばに当社の従業員、役員がいる、というのが当社の目指す姿であり、そうした事業を通じて「真に豊かな社会」を実現することが当社のゴールです。ただし、ここに掲げた「真に豊かな社会」は、利益を社会や生活に還元していく、それによって経済を豊かにしていく、という普遍的な意味合いであり、その方法論としてはいろいろなサービス展開が考えられると思います。
足達 経済成長の時代であれば「真に豊かな社会」という言葉は「日本人すべてが豊かになる」、という意味で受け入れられたのでしょうが、現代のグローバル化する社会のなかでは、「世界の人々すべてが豊かになる」ことを実現するにはさまざまなハードルがあることに気付きます。そうしたハードルを乗り越えるための新たな価値創造やCSR活動の推進力となるのが「人とIT」なのだと理解しました。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。