

FutureStage 営業:小牧 和也
2018年12月12日
イベント・セミナーレポート
FutureStage関連セミナーやイベントの開催レポートをお伝えする「イベント・セミナーレポート」。今回は2019年11月9日「第3回 製造業向けIoT活用事例」セミナーでご紹介した新サービス「SmartWork for FutureStage(仮)」について、営業・小牧 和也がお伝えします。
もくじ
こんにちは。営業の小牧和也です。
このたび日立システムズは、新サービス「SmartWork for FutureStage(仮)」をリリースさせていただくことになりました。
2018年11月9日に開催された「第3回 製造業向けIoT活用事例」セミナー内講演にて、日立システムズ 研究開発本部 研究開発センタ 新井久美子より、本サービスのご紹介をさせていただきました。その内容をダイジェストでお送りいたします。
本サービスが生まれた背景には、深刻化する製造業の人手不足が挙げられます。
経済産業省が2017年12月に実施した、人材確保に関するアンケート調査では、94%の企業が人材確保に課題があり、さらに32.1%の企業は「大きな課題となっており、ビジネス影響が出ている」と回答しています※。
この割合は、前年調査(2016年12月調査)の22.8%から、わずか1年で10%近く増加※し、人材確保が大きな課題としてさらに顕在化していることがうかがえます。(※経済産業省「2018年版ものづくり白書」より)
日立システムズは、こうした状況がお客さまの業務にどのような影響を与えているかを把握するため、2018年8月に製造業のお客さま115社に対して緊急アンケート調査を行いました。
その結果、販売・生産・購買・会計・人事・総務に至る一連の業務フローにおいて、多くの企業さまが下記3業務に課題を感じているとの回答を得ました。
3つの業務課題を、もう少し詳しい図解で見てみます。
図解で見ると明らかなように、3つの業務課題はすべて生産・販売管理システムと密接に関わっています。
生産・販売管理システム「FutureStage」を取り扱う当社としては、これらの業務課題を解決する仕組み・サービスをシステムに付加することで、製造業の人手不足対策をご支援できるのではないだろうか──。こうした経緯から、「SmartWork for FutureStage(仮)」が開発されることになりました。
「SmartWork for FutureStage(仮)」は、下記3つのサービスラインアップで構成されています。
【サービス1】Q&A支援サービス (*)
【サービス2】作業日報登録支援サービス (*)
【サービス3】物流アウトソーシングサービス (*)
IoT、AI、BPOをはじめとする、日立システムズの技術、人材、ノウハウを駆使することで、製造業の課題解決を支援するのが「SmartWork for FutureStage(仮)」です。
セミナーでは、「【サービス1】Q&A支援サービス」と「【サービス2】作業日報登録支援サービス」についてご紹介させていただきました。以下、それぞれのサービスを詳しくご紹介いたします。
(*)上記3サービスはいずれも計画中のサービスになります(2018年11月時点)。
Q&A支援サービスは、顧客からの問い合わせ対応にかかる工数の削減や、スピーディーな回答による顧客満足の向上をご支援します。
従来、顧客からの問い合わせ対応では、連絡を受けた営業担当者さまが、社内の生産管理部や技術担当者さまに確認依頼を行い、そのご担当者さまがさらに生産管理システムや、Excel・Access等を確認し回答していました。回答までに時間がかかる上、社内状況に詳しいベテラン担当者さまの工数が割かれる、社外からすぐに状況が確認できない、などの問題が生じていました。
この問題を解決するため、日立システムズがご提案するのが、「チャットボット」です。チャットボットは、人間が入力するテキストや音声に対し、自動的に回答を行うことで、スピーディーな問い合わせ対応を実現するものです。
「SmartWork for FutureStage(仮)」では、チャットボットとFutureStageを連携することで、発注状況、納期、在庫などの確認作業を正確かつスピーディーに行える体制を構築し、Q&A対応にかかる作業負荷の軽減をご支援します。
チャットボットには、2007年からビジネス提供を開始し、多くの大手企業にも採用されている信頼性の高いソフトウェアを利用します。言語学とAI(人工知能)の知見を取り入れた自然言語処理技術によって開発されているので、人間の言葉を理解しているかのような、適切な回答を提供することができます。
作業日報登録支援サービスは、製造現場の作業員のみなさまが日々行う作業日報の登録業務を効率化あるいは自動化することで、生産業務への集中をご支援します。
紙書類で行っている現状の作業日報登録の運用を変えたくない、という企業さまには、OCR技術(手書き文字などをスキャナやカメラで読み取り、デジタルデータに変換する技術)を用いて、既存運用をそのまま活かした効率化をご提案します。
既存運用の見直しを行い、効率化・自動化の効果をさらに高めたい、という企業さまには、 IoT技術や各種デバイスを活用した、作業日報登録のデジタル化をご提案します。セミナーでは、IoT技術を活用した作業日報デジタル化のユースケースをご紹介させていただきました。
IoT技術を活用した作業日報のデジタル化では、「Beacon(ビーコン)」と呼ばれる端末を使用します。Beaconは、端末からBluetooth信号を発信しており、この信号をアプリで受信することで、Beaconがいつ・どこに・どれぐらいの時間あったかを記録することができます。
「SmartWork for FutureStage(仮)」は、サービス名称に(仮)とあるよう、2018年11月時点ではサービスのベータ版(試用版)をご提供している段階です。現在、本サービスにご興味のあるFutureStageユーザーの企業さまと、利用検証・動作検証を進めている最中です。
今後、サービス内容のさらなる改善や、サービスラインアップの拡充、また、サービスの正式リリースが決定し次第、FutureStage Webサイトでお知らせしてまいりますので、ぜひチェックいただければと思います。
なお、2019年度にFutureStageを導入予定のお客さまには、本サービスの検証プログラムを優先ご提供させていただくキャンペーンを行っております。ご興味のあるお客さまはお気軽にお問い合わせをいただければと思います。
FutureStage 営業:小牧 和也
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