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「【TENSUITE Sシリーズ SaaS型サービス】を使って原価管理を実現する」

失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「SaaS・クラウドの実例紹介」編

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2017年9月、「TENSUITE Sシリーズ SaaS型サービス」はクラウド型ソリューションに統合しました。
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2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。 ※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。

原価管理の実現

(実例1)
「【TENSUITE Sシリーズ SaaS型サービス】を使って原価管理を実現する」
今回はこのホームページで紹介している「TENSUITE Sシリーズ SaaS型サービス」を活用して原価管理を実現する方法をご紹介します。
(2011/3/10)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫

TENSUITE Sシリーズ SaaS型サービスの適用性

このような要件に対してTENSUITE Sシリーズ SaaS型サービスの適合性を見てみましょう。パッケージ機能の詳細はホームページの解説やオートデモをご覧頂くこととして、ここでは、要件に対する適合性について説明します。
システム要件で要求する機能に対しては、基本機能の範囲で物件単位の実績原価の集計と予算実績の対比が可能となります。即ち、個別物件単位に製番を付けて生産手配を登録し、これに必要な部材を登録していくことが出来ます。

  • (1) 部材は発注するか、在庫から出庫するかを区分けして登録が出来ますので、前記の状況でうまく処理できなかった仕入品と在庫出庫品の区分けが簡単に登録できます。また、仕入品については購買管理に連動して、発注・仕入が出来るようになっています。在庫品については製番無で仕入れて在庫管理し、出庫入力によって製番に使用した分を実績原価に乗せることができます。
  • (2) 一方、作業費については内作作業指示を起こして、製番単位に作業日報から入力することで作業集計が行えます。一日で複数の製番の仕事を行った場合にも製番別に時間を登録することで正確な工数集計が可能になります。
  • (3) その他、外注費や経費も購買管理で製番を付けて仕入れを行った段階で原価集計に連動して集計されます。
  • (4) 予算と実績の管理については、見積時の原価予定額を原価予算に登録しておくことで、見積額に対する実績金額の割合を管理することにより、予定原価内にコントロールする運用が可能となります。
  • (4) 経理システムとの連動については、仕入データの問合せでテキストやExcelにデータを出力可能ですので、指定フォーマットに編集して経理パッケージに取込ませることが可能です。但し、経理用の科目コードや部門コードはExcel編集などで埋め込んであげることが必要になります。
    要件としては十分に満たしておりますが、帳票や画面は修正できませんので、項目の使い方をよく検討してうまく活用していくことが重要です。

運用要件については、以下のようになります。

  • (1) サーバーや新たな機器を導入して、保守していく必要はありません。
  • (2) 短期間での導入が可能になります。
  • (3) 運用コストも10万円/月以下で納められます。
  • (4) クライアント数は基本で2台ですが、事務の方とA社長が使う程度で、伝票を日々集中して入力していく方式を取れば当面の運用は可能だと思います。将来、現場での分散入力を行っていくときは、ハンディターミナルや携帯端末との連携を検討していけばよいでしょう。

TENSUITE SシリーズSaaS型 システムイメージ

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