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「不況下こそITを戦略的に生かす!」

失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「ITで挑むコスト削減」編

2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。

不況対策

(コスト削減3)
「不況下こそITを戦略的に生かす!」
従来の販売統計情報が使い物にならない、コストが把握できない・・・良い基幹システムを導入しているのに、不況対策にまったく役立たないのはなぜだ?
(2009/5/14)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫

現状のシステムはどう設計されている?

経済の好調期や安定期を前提に構築されたシステムは、以下のような機能要件で設計されています。

(1) 優良顧客を伸ばすための情報提供機能

過去の販売実績を顧客別・品目別に集計しABC分析を行い、Aランク顧客をさらに伸ばし、Bランク顧客をAに引き上げる対策を打つ。

(2)売れ筋商品の在庫を管理し欠品を起こさない商品補充機能

商品別に発注点を設定し、補充発注に繋げ、売れ筋商品の欠品を防止する。 また、販売実績に応じて発注点を定期見直しする。

(3)損益確保のための経費管理、決算との連携機能

売上、仕入を経理システムと連携し決算に連動する。 また経費の予実算管理を行い損益を確保する。

このほかに販売管理の基本機能の要件もありますがここでは省略します。
これらの要件は購買者であるお客さまに購買力と購買意欲が有ることを前提に計画されています。 今般の経済状況下では購買力も購買意欲も極端に低下しているため主軸に据えた前提そのものが崩れ、システムからの情報が活用できない状態になるのです。

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