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「不況下こそITを戦略的に生かす!」

失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「ITで挑むコスト削減」編

2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。

不況対策

(コスト削減3)
「不況下こそITを戦略的に生かす!」
従来の販売統計情報が使い物にならない、コストが把握できない・・・良い基幹システムを導入しているのに、不況対策にまったく役立たないのはなぜだ?
(2009/5/14)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫

昨年10月から始まった景気後退の波は年末には世界同時不況に発展し、いまだ回復の兆しが見えない状況にあります。 円高による輸出の不振、企業における設備投資の抑制、個人消費意欲の減退など、流通・卸業界にとってもかつて無い逆風の時代になってきています。
このように厳しい状況下だからこそ、ITシステムを戦略的に活用して打開策を打つべきです。 しかし、多くの企業が思うようにシステムを生かせずにいます。 システムを生かせない原因は何か、どうすれば不況下に強いシステムを構築できるのかを、流通・販売を主体に考えてみましょう。

従来の販売統計情報が使い物にならない

販売統計情報が使い物にならない

好況期の時代や、低成長でも市況が安定していた時代に構築したシステムの管理情報では過去の販売実績を顧客や品目別に分類・集計してアウトプットしているものがほとんどです。 この手法自体に間違いはありませんが、現在の様に経済状況が激しく変化している状況下では先を判断する材料にはならなくなってしまいました。

コストが把握できない

このような時代にはコストを徹底的に見直し徹底的にコスト削減を図らねばなりません。 しかしながら好況期の販売管理システムは販売拡大と粗利の増加に主軸を置いて構築されてきているために、コストのほうは経費としてのトータル管理に留まっていることがほとんどです。 この為商品分野別や顧客別に細かくコストを分析していこうとしても、取引とコストを対応付けるデータが出せない状態になっています。 コスト削減のために別途人手をかけて分析資料を作成しているのでは、コストも掛かり、対応も遅くなってしまいます。
これが、今の不況下でシステムを生かせない理由です。

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