わが国では、「働き方改革」の名のもと、働き方の見直しが進められています。こうした変化の中でいきいきと働き続けるための鍵として、私たちのこころとからだの健康がこれまで以上に注目されるようになりました。
このコラムでは、働く人のメンタルヘルスをポジティブな側面からとらえ、健康の増進と生産性の向上に向けて、どのような工夫ができるのかを考えていきたいと思います。
筆者のご紹介
島津明人
北里大学一般教育部人間科学教育センター
2000年早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。臨床心理士。
早稲田大学文学部心理学教室・助手、広島大学大学院教育学研究科心理学講座・専任講師、同助教授、オランダ ユトレヒト大学社会科学部社会・組織心理学科客員研究員、東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野・准教授を経て、2017年4月より、北里大学一般教育部人間科学教育センター・教授(現職)。
専門は精神保健学、行動科学。
主な著書に「ワーク・エンゲイジメント:ポジティブ・メンタルヘルスで活力ある毎日を」(労働調査会、2014年)、「産業保健心理学」(ナカニシヤ出版, 2017年)、「職場のポジティブメンタルヘルス」(誠信書房、2015年)、「職場のポジティブメンタルヘルス2」(誠信書房、2017年)など。
主な学会活動として、日本行動医学会(理事長)、日本産業ストレス学会(常任理事、編集幹事)、日本産業精神保健学会(業務執行理事、編集委員)、国際労働衛生学会(仕事と心理社会的要因に関する科学委員会:委員長)など。
* コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
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