世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。私たちの日常生活や企業活動、働き方、教育、行政、医療、防災などさまざまな領域で大きな価値観の変容をもたらした。日本政府が掲げていたデジタル戦略も見直されている。内閣官房IT総合戦略室が2020年に公表した「IT新戦略の概要～ デジタル強靱化社会の実現に向けて ～」の内容を基に、緊急事態下でのデジタル対応の課題を振り返るとともに、政府が掲げる「デジタル強靭社会の実現」に向けた施策などIT新戦略のポイントを解説する。
コロナの経験から新IT戦略に盛り込まれた2つの視点の1つである「デジタル・ガバメント」の取り組み状況を紹介する。
「デジタル強靱化社会を先導する社会の実装」と、コロナの経験から新IT戦略に盛り込まれた2つの視点の内、国民の生命を守り経済を再生するための「データ利活用」の取り組みの現状を紹介する。
デジタル強靱化の具体例として「防災×テクノロジーによる災害対応」「社会基盤の整備」「規制のリデザイン」を取り上げる。
デジタル強靱化の具体例として「働き方改革（テレワーク）」「学び改革（オンライン教育）」「くらし改革」を取り上げる。
日本政府は、感染拡大抑制後の経済再興のため、「ピンチをチャンスに変え、デジタル化を社会変革の原動力とするデジタル強靱化を掲げている。IT新戦略の全体像について、解説する。
新型コロナがもたらした全体的な影響や2020年の緊急事態宣言下にテレワークなど急ピッチで実施されたデジタル化施策を振り返り、そこで浮き彫りとなった課題を政府がどのように認識しているかを解説する。
筆者のご紹介
翁長 潤（おなが じゅん）
千葉大学卒業後、証券系システム開発会社に入社し、システムエンジニアとして証券・金融システムの開発・保守に従事。その後、編集プロダクションに転職し、ITベンダー認定の資格対策問題集の企画編集や情報システム部門向け月刊誌の記事制作を担当する。
2008年にアイティメディアに入社し、IT製品・サービスを導入支援するWebサイトの編集・記者となり、エンタープライズIT製品に関する編集記事、広告記事などに携わる。
2017年独立し、合同会社フォルケなどとIT分野を中心に取材・記事執筆を行っている。アイティメディア、ソフトバンククリエイティブ、朝日インタラクティブ、日経BPなど多数のメディアでの執筆実績を持つ。
特に、ITを切り口に各種白書など政府の刊行物を分かりやすく解説することに定評がある。
第二種情報処理技術者資格（現 基本情報処理技術者）
マイクロソフト認定テクニカルスペシャリスト
マイクロソフト認定アソシエイツマスタ
情報セキュリティアドミニストレータ資格
個人情報管理士資格
企業情報管理士資格
証券外務員2種
医療情報技術師
FP技能士（3級）
関連サイト
* コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
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