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日立システムズ 総合経費管理システム Traveler'sWAN

昨今、テレビやWebなどのメディアで毎日のように報じられている言葉があります。IT関連のトレンドの中でも、代表的なのが「RPA」「チャットボット」「AI」。どれもよく見聞きするものではありますが、これらが仕事の効率化に役立つと言われても、いま一つ「ピンとこない」という方も多いのではないでしょうか? しかし、いずれもこれからのビジネスになくてはならないテクノロジーであり、上手く活用することで大きな価値を生み出すものなのです。そこで、本コラムでは、この3つのテクノロジーの概要を分かりやすく解説します。

「働き方改革」を支える3つのIT技術、
RPA・チャットボット・AI

「一億総活躍社会」実現に向けて政府が推し進める「働き方改革」。2018年5月の法案可決により、取り組みが本格化しています。この働き方改革を進める上で重視されているのが「ITの活用」です。生産性を高める手段として大きなトレンドとなっているIT技術として「RPA」、「チャットボット」、「AI」の3つを挙げることができます。

RPAはロボティック・プロセス・オートメーションの略語で、「人が行っていた仕事をロボットにやらせる」というものです。ロボットというと工場の組み立てラインなどで使われる産業用ロボットが有名ですが、RPAでは書類作成や受発注などの事務作業を行うロボットを意味します。

RPA、チャットボットの技術自体は、特に新しいものではありません。Excelのマクロを使った帳票の自動処理は広く使われていますし、簡単な質問に答えるチャットボットは1960年代から存在しています。

しかし、ここにAIという要素が加わったことで能力が高まり、いよいよビジネスで「使える」、「頼れる」存在になってきたというのが現状です。

生産性向上の期待が高まる「RPA」

RPAによるオフィス業務の自動化は、生産性向上を実現する手段として注目されています。調査会社のガートナー・ジャパンが2017年に行った調査によると、国内企業の14.1%が導入済みで、6.3%が導入中、19.1%が導入を検討中との結果が出ました。では、RPAを導入するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。具体的なビジネスシーンを例に紹介します。

1.スピードアップ
データ入力、分類、抽出、メール送信など、これまで人が行ってきた定型的な事務作業の自動化でスピードが上がり、効率化を図ることができます。

2.人為的ミスの防止
人が行う事務作業には、程度の差はあれミスが発生するものです。「単調な作業の繰り返し」はもともとコンピューターが得意とする仕事ですから、RPA導入でミス発生頻度を低下させることが可能です。

3.コスト削減
事務作業を行うコンピューターは24時間、365日体制で稼働させることができます。たとえ開発・運用コストはかかっても、これまで必要だった人件費が低下するため、結果として大幅なコスト削減が実現します。

導入事例から見るRPAの「扱いやすさ」

人の事務作業をロボットが行うというRPAの話を聞いて、「そんなこと本当にできるのかな?」「導入してもエラー連発で使えないんじゃ?」と考える方もおられるでしょう。

実際に、働き方改革推進の一環としてRPA導入を進め、日立システムズのRPA「定型業務支援自動化支援サービス」を採用したのち、人事・財務部門における自動化可能な業務(書類作成、メール送信など)のうち、10%の自動化を開始から半年間で達成した事例もあります。

一般的に企業のITは情報システム部門の仕事とされる傾向がありますが、その企業ではこれまでプログラミング経験のないスタッフが中心となり導入を進めながら、不明な点は担当エンジニアと相談し解決しました。現在提供されている多くのRPAツールではアプリ起動、データ取り込み、数値入力といった各手順を「シナリオ」と呼ばれるルールに当てはめて作成しますが、この作業はワークフローのように進めることができるため、専門的なプログラミングの知識は必要ありません。また、作成したシナリオは自由に改変可能なため、実際の業務に合わせた細やかな調整が可能です。

同社では導入にあたり「今後自動化したい業務」の候補を募ったところ、100件近くの希望が寄せられたそうです。これは、RPAによる効率化のニーズが非常に強いことを示すもので、オフィスワークのあり方を大きく変える取り組みだと言えます。

自動化だけでなく「仕事の質」を高める存在に

ここまで、RPA導入によってもたらされるメリットについて紹介しましたが、まだいくつかの課題が残っています。その一つは「自動化が進むと仕事がなくなるのでは?」という不安です。現在のRPAは人が行う作業の「支援」に重点を置いて開発されていますが、RPAだけですべての作業を完結することが可能になった場合、合理化を名目とした雇用削減が行われ、失業者が増えるのではないかという心配につながっています。

この問題を考えるにあたって参考になるのが、製造業でのロボット活用です。人に代わって組み立て作業を行う産業用ロボットの導入が始まった1970年代当時、製造業の現場では失業増加の懸念が広がりました。しかし、ロボットは「できる仕事」に専念し、人はロボットが対応できない仕事 (経験や勘が必要な領域) に従事するというすみ分けが進められた結果、さらなる生産性向上を実現しています。

同様に、RPAで仕事を自動化することで、その作業に費やしていた時間が「空き」になります。その時間を打ち合わせや分析といった人ならではの仕事に振り分ければ、仕事の質と効率を格段に向上させることが可能になるのです。

最新テクノロジーを脅威と感じるのではなく「仕事の質を高める味方」と捉え、上手につきあっていきましょう。

《参考》
※RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)総務省
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000043.html

※定型業務自動化支援サービス
https://www.hitachi-systems.com/solution/th/datacenter/rpa/index.html

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