失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「システム企画」編
2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。
(企画5)
「基幹システムを真に生かす業務ルールの考え方」
基幹システムを構築し情報共有のインフラが整備されても、活用するユーザー側のデータメンテナンスのタイミングや業務ルールが確立していなければ情報を活用できません。今回は基幹システムが機能し効果を発揮するための業務ルールの考え方について紹介します。
(2010/7/14)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫
情報を共有化し活用していくためには「データを統合し一元管理するデータベース」と「データベースをタイムリーに更新する仕組み」が必須です。ほとんどの基幹システムはネットワーク、Webシステム、データベースを組み合わせて上記の機能を実現しています。
しかし、基幹システム導入ユーザーに聞くと「システムは導入して運用しているのに、基幹システムの共有情報が生かせていない」という声を耳にします。
理由として、基幹システムで共有できる情報を業務にどのように活用したら良いかわからない、活用したい時に欲しい情報が出てこない、情報のレベルやタイミングがまちまちで使えない、などがあげられます。
今回はその中でも特に「データ更新のタイミングと運用ルール」に焦点を当てて、情報の実践的活用を図る上でのポイントについて述べていきます。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。