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Hitachi

株式会社 日立システムズ

日立システムズ UXの現場

運用現場の年代構成にあわせてUXも変わる

福田:「お客さまのインサイトを知るためのアプローチ」というお話の中で、「ヒアリングでニーズを確認」という話は大体分かるんですけれども、設備台帳、予備品台帳、保全台帳などの「現業が分かる資料を入手し、その読み込みを徹底的にやる」というのは、それだけその作業が基本になるということですかね。

長岡:そのとおりです。システム化をするというのは、システムに乗せないといけないんですよね。例えば固定資産管理の話で言うと、固定資産番号…データベースでいうと主キーに当たるんですけれども、それに当たるものはあるのか?からスタートします。だぶっていたりしていないか?ちゃんと更新されているのか?会計上の固定資産管理のものと一致しているのか?現場のものと一致しているのか?…って。

10個ぐらいの設備が1行で書かれているパターンもあれば、それが10個個別に書かれているパターンもある。目的によって、1個でいいのか、10個に分けなきゃいけないんじゃないか?ってときもあるんです。保全を見るのであれば各機械ごとだし、棚卸しは1個でもよい。そのあたりを細かく確認して、台帳から現業を効率化していったら、どういう流れになるのかな?を考えていきます。

福田:なるほど。台帳は、これから対象とすべき課題のエッセンスの固まりなわけですね。それは企業によって書き方はまちまちなわけですよね。

長岡:まちまちです。

福田:そもそもそこが出発点なので、そこからちゃんとしてもらわないと困る…という話なわけですよね。

長岡:そうです。むしろそこが、全部の起点だとも思っています。IoTもAIも。それが実態とずれていた時点で、システム化ってできないので。もう「情物一致」という表現で我々は言っているんですけれども、情報と物体が一致している状態をまず作る。

福田:一致させる。

長岡: それが、デジタル化とかAIとか、そういった時代改善の第一歩ですよというご提案をしています。

福田:そうか。面白いですね。台帳的な管理のあとに、今度は現場的にどうなっているのかという現場の話があり、さらにそれに関わる人の話があり。そこで考えられるUXって、3つのレイヤー…3つじゃないかもしれない、4つかもしれないんだけれども、そういう複数存在しているレイヤーの中で、人間がどう振る舞うのか?あるいは人間がどうUXを良しとするのか、しないのか?を、お考えになるということですよね。

長岡:そのとおりです。まずは情報である台帳を見て、次に物体である実体を見て、ズレなどの内容確認して。お客さまサイドで台帳と実態のズレを直すのが難しいとなったら、「2S3定(整理整頓、定位定品定量)」のルールに従って、きれいに運用を継続できるものを併せてご提案していきます。そのための運用手順書を作ったりもします。我々が倉庫に行って常に整理できれば一番良いんですけれども、なかなか費用的にも難しいんで。

福田:なるほど。そこで想定される運用、ないしは運用者は、業種や現場によっても違うのかもしれないですよね。年配の方がたくさんいらっしゃる現場もあるじゃないですか。その改革のターゲットユーザー像は、工場によって、年配熟練者という場合もあれば、入りたての若手20代という場合もある。そこで生まれるかもしれないリテラシーや理解力の差や幅は、どうマネジメントするんですか?

長岡:まず、その差はかなりあります。若い方は日常的にスマホを触っていますし、むしろ、なんでこの時代にもっとITを導入してないのか?という考え方でスムーズに進むので、あまり気にしなくても大丈夫。やはり鍵になるのは、年配の方々。経験もノウハウも実力もあって、工場での発言力も大きいですし。そんな年配の方にどう使っていただくのかは、悩むところです。とは言っても、やっぱり最終的にはどこかで頑張っていただかないといけないんですけどね。

福田:そうですよね。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。