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アップグレードソフトウェアの管理方法 License Guardでのアップグレードソフトウェアの管理方法ついて
ご紹介します。

アップグレードソフトウェアとは、下位バージョンのライセンスを所有していることを前提として購入できるソフトウェアのことです。

アップグレードソフトウェアの管理方法

License Guardの運用フロー

運用フロー
1

ライセンスの購入・所有ライセンス登録(アップグレード元ソフトウェア)

「License Guard」は、過不足管理一覧を使用してアップグレードソフトウェアを管理します。製品を購入後、アップグレード元ソフトウェアのライセンス情報を登録すると、「所有数」は1になります。

【過不足管理一覧】

図:過不足管理一覧

2

製品のライセンスを該当マシンに割り当て(アップグレード元ソフトウェア)

ライセンスを割り当てると、「自部署への割当数」は1になります。なお、ライセンス割り当て作業についての説明は、「マシン固定ライセンス」を参照してください。

【過不足管理一覧】

図:過不足管理一覧

3

該当マシン上で製品をインストール(アップグレード元ソフトウェア)

ライセンスを割り当てたマシンで製品をインストールすると、割り当てたライセンスの「割当済みPC」は1になります。

【過不足管理一覧】

図:過不足管理一覧

4

ライセンスの購入・所有ライセンス登録(アップグレードソフトウェア)

新規ソフトウェアの追加画面で、アップグレードソフトウェアを登録します。このとき、アップグレードソフトウェアに対するアップグレード元ソフトウェアを登録(指定)します。 アップグレード元ソフトウェアのマシンへの割当てが自動解除され、アップグレードソフトウェアが自動的に割り当てられます。

【新規ソフトウェアの追加画面】

図:新規ソフトウェアの追加画面

5

該当マシン上で製品をインストール(アップグレードソフトウェア)

アップグレードソフトウェアをインストール(アップグレード元ソフトウェアは削除されているとする)すると、アップグレード元ソフトウェアは所有数としてカウントされず、アップグレードソフトウェアの「所有数」は1になります。

【過不足管理一覧】

図:過不足管理一覧

また、アップグレード元ソフトウェアは割り当てることができないため、ライセンスの不正使用防止に役立ちます。

6

不正アップグレードの発見

ライセンス過不足管理の集計時、ライセンス所有数から、正しくアップグレード元を登録していないソフトウェア(以後、不正アップグレード)の数を除外して集計することができます。
このとき、不正アップグレードを割り当てていても割当数として加算されません。また、「割当済PC」ではなく「未割当PC」のインストール数として集計されます。
ライセンス所有数から不正アップグレードの数を除外するには、ライセンス過不足管理画面の「不正アップグレード分を除外」にチェックします。

【ライセンス過不足管理画面】

図:ライセンス過不足管理画面

例として、正しくアップグレード元を登録しているアップグレードソフトウェア、不正アップグレードがそれぞれ1件ずつ割り当て、およびインストールされている状態を以下で説明します。

【不正アップグレード例】

図:不正アップグレード例

不正アップグレード分を除外すると、「所有数」の「アップグレード版」に、所有数から不正アップグレード数を引いた値が、括弧内の数値として表示されます。この数値が「アップグレード版」の所有数(括弧外の数値)と異なる場合、不正アップグレードが存在することがわかります。
これにより、ライセンスの不正使用防止に役立ちます。
また、不正アップグレードを割り当てた分は割当数に加算されないため、「割当数」の「自部署への割当」は1、「過不足数」は-1となります。

【過不足管理一覧】

図:過不足管理一覧

「不正アップグレード分を除外」にチェックしない場合は、以下のようになります。

【過不足管理一覧】

図:過不足管理一覧

7

割り当て先マシンの移管・廃棄に伴うライセンス管理

割り当て先マシンの移管、廃棄に伴うライセンス管理については、アップグレードソフトウェアのライセンス形態により決まります。

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