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はじめてのFlex Work Place~検討編~

本記事は、Flex Work Placeの導入をこれから検討される企業さま向けのコンテンツです。

「Flex Work Placeは自社にふさわしいか?」
「導入時にはどのような作業を行うのか?」
「導入後の運用ではどのような作業を行うのか?」

このようなFlex Work Placeの導入にまつわるギモンに、全3回にわたってお答えしていきます。

第1回となる今回は「はじめてのFlex Work Place ~検討編~」と題して、Flex Work Placeの導入を“特にオススメしたい”企業さまの課題やニーズを紹介します。

Flex Work Place導入企業さまの課題は大きく3タイプ

これまでにFlex Work Placeの導入をご決定された企業さまを分類すると、以下3つのパターンに分けることができます。

お客さまが以下のいずれかに当てはまるようでしたら、Flex Work Placeは課題を解決に導く絶好のソリューションです。今すぐにでも当社にお問い合わせください。

【Flex Work Placeの導入をオススメする企業さま】

1:持ち出しPCの管理・セキュリティ対策を今すぐに強化したい
2:現在利用中のPC管理ソリューションに不満がある/使い勝手が悪い
3:VDI導入中だが、運用コストが高額なため、コストを削減したい

Flex Work Placeをオススメする企業さま1
「持ち出しPCの管理・セキュリティ対策を今すぐに強化したい」

Flex Work Placeは、現在ご利用中のノートPCをかんたんに「データレスPC(=PC内にデータを保存しないPC端末)」に変えることができるソリューションです。

その手軽さに加えて、導入から稼働開始まで、最短1カ月程度で済んでしまう「速さ」がお客さまに特に評価されています。

Flex Work Placeがスピード導入できる理由

➣ 専用ソフトをインストールするだけ

Flex Work Placeは、現在お使いのノートPCに専用ソフトをインストールするだけで、ローカルHDDを不可視・書き込み禁止にします。クライアントPCへの専用ソフトの配布を夜間などに一斉自動配布することも可能なため、導入にかかる手間を抑えることができます。

➣ 現在利用中のPCをそのまま使える

Flex Work Placeは、現在市販されている一般的なPCのスペックであれば、問題なくご利用いただけます。導入にあわせて新たなPC端末をご購入いただく必要はありません。

➣ データサーバーにはクラウドサービスを利用可能

Flex Work Placeのデータサーバーは、日立システムズが提供する「リソースオンデマンドサービス」を利用し、クラウド上にスピーディーに構築することができます。オンプレミス環境にサーバーを構築するのと違い、サーバーの発注、キッティング、設定などの時間を大幅に短縮することができます。

スピーディーな導入が可能なFlex Work Placeなら、「持ち出しPCで情報漏えい事故が発生してしまい、早急な対策が必要」という状況や、「今年度予算に余裕があるので、早急に持ち出しPCのセキュリティを強化したい」といったニーズにもお応えすることができます。

Flex Work Placeをオススメする企業さま2
「現在利用中のPC管理ソリューションに不満がある/使い勝手が悪い」

すでに持ち出しPCの管理ツール・ソフトを導入されている企業さまが、「現行のものに不満がある」「使い勝手が悪い」といった理由で、Flex Work Placeへの乗り換えをされるケースも数多くございます。

そうした現行ツール・ソフトの代表格が「リモートデスクトップ」「ディスク暗号化ソリューション」「仮想ワークスペースソリューション」の3つです。これらツール・ソフトのデメリットにお悩みのお客さまにも、Flex Work Placeを強くオススメします。

持ち出しPC管理ソリューションのデメリット

➣ 「リモートデスクトップ」のデメリット

・PCがオフィス用、持ち出し用の2台必要となるため、ハード費用、ライセンス費用が2倍かかる

・オフィス用PCの電源がOFFだと、外部でPCを利用できない

・PCの動作スピードが、オフィス用PCのスペックに依存してしまう

➣ 「ディスク暗号化ソリューション」のデメリット

・データの保存や呼び出しに時間がかかるため、利用者のストレスを生みやすい

・ソフトに不具合が発生すると、最悪の場合、PC内のデータが破損してしまう恐れがある

・ディスクを暗号化しても、第三者が絶対に複合できないという保証がないため、PCの紛失=情報の漏えいと考えることができてしまう

➣ 「仮想ワークスペースソリューション」のデメリット

・WindowsやiOSではない、独自OS上で稼働するため、利用できないアプリケーションが発生しうる

・新たにサーバーを構築する必要があるため、サーバー調達・構築費用が別途かかり、情報システム部門の新たな負担にもなってしまう

Flex Work Placeは、既存のPC運用管理ソリューションにありがちなこうしたデメリットを解消します。上記にお心あたりのある企業さまも、ぜひFlex Work Placeへのリプレースをご検討ください。

Flex Work Placeをオススメする企業さま3
「VDI導入中だが、運用コストが高額なため、コストを削減したい」

「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」、いわゆる「仮想デスクトップ基盤」「シンクライアント」を導入されている企業さまが、Flex Work Placeに乗り換えるケースもここ最近非常に増えています。

その理由はなんといっても、VDIの運用にかかる多大なコストと運用業務の負荷です。

VDI方式によるシンクライアント環境の構築では、仮想化基盤を構築するためのソフトウェア、クライアント端末に搭載するOS、また、PCの台数が多ければログ管理やデバイス制御などの統合管理ツールも必要で、ソフトウェアの調達費用が高額になりがちです。さらに、通常のデスクトップPCと同程度の利用感を確保するためには、高いスペックを備えたサーバーも必要となります。

導入後の運用業務負荷も大きなものです。シンクライアントの運用・管理には高度なノウハウや経験が必要とされ、高度なIT人材の確保が必要です。人員確保が難しい場合には運用・管理のアウトソーシングを行わなければなりませんが、向こう数年間にわたる外注費用の確保は、事業活動にとって悩みの種となります。

こうした理由から、VDIの運用サーバーが保守切れになるタイミングにあわせて、Flex Work Placeへの乗り換えを検討されるお客さまが増えています。

ここまでご説明した通り、Flex Work PlaceはPC端末に専用ソフトをインストールするだけで導入が可能です。VDIに比べてソフトウェアライセンス費用を大幅に抑えることができ、また、高度なノウハウや経験がなくてもVDIと同等の環境を構築できます。

当社調べによると、Flex Work PlaceならばVDIと同等の環境を、最大10分の1程度のコストで構築することが可能です。こうした大きなコスト削減効果と、VDIと遜色のない利用感が確保できることから、既存のVDI環境からのリプレースや、かつて費用がネックとなりVDI導入を見送った企業さまから、多くのお問い合わせをいただいています。

あなたの会社にFlex Work Placeはフィットする?かんたんチェックリスト

本記事でご紹介した「Flex Work Placeの導入を強くオススメする企業さま」の条件を下記にまとめました。下記のいずれかに該当される企業さまは、ぜひFlex Work Placeの導入をご検討ください!

□ 従業員の持ち出しPCにこれといったセキュリティ対策を施していない

□ 持ち出しPCの管理を「今すぐ」「手間をかけずに」行いたい

□ 過去に持ち出しPC管理ソリューションの導入を検討したが、何らかの理由で見送ったことがある

□ 「リモートデスクトップ」を導入しているが、不満がある

□ 「ディスク暗号化ソリューション」を導入しているが、不満がある

□ 「仮想ワークスペースソリューション」を導入しているが、不満がある

□ VDIを導入中だが、運用コスト・運用業務の負担が重い

□ VDIの導入を検討したが、コストが高く見送ったことがある

□ VDIの導入を検討したが、運用負荷が大きいため見送ったことがある

連載コラム「はじめてのFlex Work Place」。次回は~導入編~と題して、Flex Work Placeの導入手順を中心に紹介します。次回もお楽しみに!

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