2018年7月11日(水)から13日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第6回 HR EXPO」に、Flex Work Placeを出展いたしました。本記事では、その模様をレポートいたします。
「HR EXPO 2018」は、総務部門、人事部門の業務を支援するサービスやソリューションが一堂に会するビジネス展示会です。
「HR EXPO」の他には、「働き方改革EXPO」「福利厚生EXPO」「オフィスセキュリティEXPO」「オフィス防災EXPO」など、総務・人事・経理部門を対象にした展示会が同時開催されました。
2017年の同イベントでは、出店企業数は716社、来場者数は45,290人にも達したそうです。名実ともに、国内最大規模のビジネス展示会と言っても過言ではありません。
日立システムズは、「AI・RPAを活用した“働き方改革”の実現」をテーマにした展示を行いました。
Flex Work Placeの他には、昨今話題のRPAサービス「定型業務自動化支援サービス」や、心の不調を早期発見するメンタルヘルスサービス「音声こころ分析サービス」など、合計7つのサービス・ソリューションを出展させていただきました。
展示のコンセプトは、「AI・RPAを活用した、働き方改革の実現サポート」
社員一同、特注ユニフォームを着てお出迎えです。
たくさんのお客さまにご来場いただきました。
Flex Work Placeコーナーでは、製品をインストールしたノートPCをご用意し、実際の利用感を体験いただきながら、製品のご案内をさせていただきました。
Flex Work Placeの利用感を、みなさまにもバーチャルに体験していただくため、詳細をレポートしたいと思います。
Flex Work Placeを一言でご説明すると、「今使っているPCを、内部にデータを残さない端末に変えるソリューション」と言うことができます。
多くの企業さまが、社員さまにノートPCを配付し、外出先や自宅で業務処理が行えるようにしていますが、ノートPCの紛失・盗難による情報漏えい事故は後を絶ちません。
Flex Work Placeをインストールすれば、ノートPC内にデータが残らない仕組みになるため、こうしたインシデントを未然に防ぎ、安全に持ち出しPCの管理・運用を行うことができます。
こちらが、Flex Work PlaceをインストールしたノートPCです。
一見、何の変哲もない、普通のノートPCに見えますが──
ご覧の通り、PCにはFlex Work PlaceのRAMディスク以外に、ハードディスクドライブが一切表示されません。
そして、デスクトップ画面には、このようなFlex Work Placeのウィンドウが表示されます。
右上にあるONマークは、「現在オンライン中」を意味しています。これがONの状態だと、こんな風にPowerPointを立ち上げた時に──
Flex Work Placeはデータ格納サーバーへとアクセスし、該当するファイルをPCにダウンロードします。作業を終えると、再びデータ格納サーバーにアクセスし、ファイルの保存を行います。PCの電源をOFFにすると、これらのデータはすべてPC内部からは消去されます。
OSやPowerPointなどのアプリケーション自体はPC内部にインストールされているため、シンクライアント端末と比べて、アプリケーション操作時の挙動がスムーズになることが特長です。
一方、オフライン時にはどのような表示になるかと言いますと──
Flex Work Placeのウィンドウに、赤いOFFマークが点灯します。この状態では、Flex Work Placeはデータ格納サーバーにアクセスできず、データを取得することも、書き込むこともできなくなります。
それでは、新幹線などの移動中にPC作業をしていて、Flex Work Placeが突然ONからOFFに変わった場合、どうすればいいのでしょうか?
そのような場合は、作業中のファイルを、このFlex Work Placeのウィンドウ上に移動させます。
こうすると、作業中のファイルは、Flex Work PlaceのRAMディスク内に一時保存され、インターネット未接続の状態でも作業を継続することができます。
ただし、RAMディスク内に保存されたデータは、PCの電源をOFFにするとすべて消去されてしまいます。これを保存するためには、PC電源をOFFにせず、スリープ状態にしたまま、インターネットに接続できる環境を探していただく必要があります。
Flex Work Placeの一時保存領域は、PCに搭載されているメモリから、保存容量を借り受ける形で作られます。
赤丸で囲った部分は、「PCメモリから256MB分のディスクスペースを借りており、そのうち14.63MBが使用中」ということを意味しています。
一時保存容量は、PCメモリの容量範囲内であれば増減が可能です。現在のPCメモリは8GB程度が一般的になっているので、保存容量を1GB以上に設定することも可能です。
Flex Work Placeの利用体験をされたお客さまから、よくいただくご質問が「導入までの手順」です。通常、以下3つの手順でご利用を開始することができます。
手順2のデータ格納用サーバーには、お客さまがすでに構築されているファイルサーバーを利用するケースの他に、日立システムズのデータセンター環境や、Amazon Web Service上に構築したサーバーをご利用いただくことができます。
ご利用環境は、お客さまのご要望にあわせて個別に構築いたしますので、どんなことでもお気軽にご相談下さい。
今回、Flex Work Placeの展示にお立ち寄りいただいた方のほとんどが、「シンクライアントの導入を検討している」、あるいは、「現在シンクライアントを利用中だが、コストダウンをしたい/リプレイスをしたい」というご要望をお持ちでした。
Flex Work Placeは、シンクライアントとほぼ同等の効果、メリットを実現しながら、シンクライアントに比べて最大1/10程度のコストで導入できるソリューションです。
シンクライアントの代替ソリューションとして導入されるお客さまも続々と増えております。ご興味のあるお客さまは、ぜひお気軽にお問い合わせをいただければと思います!
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。