
国連や政府主導のカーボンクレジットに対し、民間主導で運営するカーボンクレジットをボランタリークレジットと呼ぶ。世界銀行によると世界のカーボンクレジット市場ではボランタリークレジットが成長しており、国連や政府が管理するカーボンクレジットの発行量を上回る。
米国発のVerified Carbon Standard、WWFなどの環境NGOが主導するGold Standardが主要なボランタリークレジット。国連や政府系よりも発行ルールが緩やかで、使い勝手が良いとされる。ただし、信頼性に疑問が持たれるクレジットがあることも指摘されている。
ボランタリークレジットは民間の活動であるため、日本では政府に報告する温室効果ガス排出量において削減量にカウントできない。一方で、海洋生態系保全や海外の森林整備事業に参入してボランタリークレジットの発行者になる日本企業が増えている。自主的な排出量の相殺(カーボンオフセット)への利用やマーケット拡大が背景にある。