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株式会社 日立システムズ

日立システムズ UXの現場 プラットフォームソリューション部は相手のリアリティにあったUXの意味を問う

仮説「良きシステム設計者の仕事には、意識しているかいないかに関わらず、優れたUX視点が随所に埋まっている」

第一回目にご登場いただくのは、日立システムズ、サービス・ソリューション事業統括本部プラットフォームソリューション第3部第1グループの長岡聡志さん。この連載コラムを担当してきた福田が、じっくり2時間のインタビューを通じて、長岡さんの日常業務と、その現場にきっと存在するであろうUX視点に光をあて、「日立システムズのUX発想」を発見・抽出してみたいと思います。

依頼案件一つ一つ、お話を伺う仕事

福田:まずは、長岡さんがどんなお仕事をしていらっしゃるか。そこから伺ってもいいですか?

長岡:私の所属する部は、お客さまからのご要望一つ一つをお伺いしながら最適な環境をご提案する仕事をしています。
例えば、大手家庭消費財メーカーさんの固定資産の棚卸し業務の運用改善のお手伝い、とか。化粧品とか洗剤とか、そうした製品を作るための生産設備や建物が必要じゃないですか。その棚卸しに非常に手間が掛かってきた。その業務を改善するお手伝いをするお仕事ですね。

福田:固定資産の棚卸し、ですか。

長岡:はい。以前は、会計システムから表計算ソフトで情報を取り出して、一つ一つ現場を確認しながら手作業でチェックしていらっしゃったんです。でもそれは、人が変わるとどこに何があったかが分かんなくなってしまうし、正確にできないと次の年にさらに困るというような状態が続いていらっしゃったんですね。そこで、パーッとスキャンをするだけで探知ができるというか、検知ができるようなコードを使って棚卸し作業の大改革ができないかってなったんです。バーコードってスマートフォンとかで当てたときに、パッとスキャンしてピーッと取れると思うんですけれども、あれが同時に取れるようなそういうタグがあってですね。 コンセプトは、それを資産に貼っておくと、デバイス端末のカメラこうかざして回るだけで、棚卸しが完了するという。

福田:すごい。

長岡:すぐにうまくいかないところもあったんですけれども、おおむねコンセプトどおりに進んでですね。一つの工場を終えたら、それをほかの工場に対しても展開するということをしています。

福田:スマートフォンでサーッとなめるようにかざすだけで読み取れるということをするためには、コード的なるものの貼り方とか明るさが均一になるようにするとか、細部の調整がかなり必要になるわけですよね。

長岡:おっしゃるとおりです。いろんな要素があるんですけれども、例えば、大きさもその一つ。大きいほうが遠くから単純に認識できますから。タグの印刷されたシール自体もいろんな工夫がありまして。例えば外だと紫外線に強くないといけないので、紫外線に対応したシールを選ばないといけない。太陽を浴びてしまうと、普通のものだと1年でもう退色してしまうんですね。雨にも強くないといけないですし、油にも強くないといけない。また、固定資産は毎月更新されるので、その発行と印刷をどうするのかも設計する必要があります。

福田:そうか。発行し続けなきゃいけないんですね。

長岡:そうです。固定資産管理の運用全体を決めていくので、入荷して固定資産化したときに、いかに会計システムから取り出すのか、シールはいつ貼るのか、貼ったあとに棚卸しをするときにはどういう形でするのか。一つ一つの業務に中心となる担当者もいる、現場ごとの責任者もいる、実際に動いている現場の方もいる。各担当者の運用全部を取りまとめて、一つの固定資産管理業務として設計していく。そういったイメージです。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。