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専門家コラム:お伽の国、日本からの旅立ち

第12回 「自分の身は、自分で守る」の意味

優秀な日本の警察・救急隊

日本で事件・事故に遭ったとき、まずは110番・119番通報をします。日本の警察や救急隊の対応能力は、世界的に見ても迅速かつ信頼性が高いので、救援を待つ時間は非常に短く、家族にも直ぐに連絡してくれます。

では、 海外ではどうでしょうか?

言葉の問題で状況説明が難しいために、警察や救急車を呼ぶことに時間がかかるかもしれません。
上手く説明できたとしても、渡航先の国情によっては、警察や救急隊が駆けつけるまでに時間を要する、最悪の場合は通報しても来ないことすらあります。
犯罪組織の強盗被害に遭ったとしても、周囲の人々が「報復」を恐れて、重傷を負った被害者を放置するかもしれません。
あるいは 交通事故に遭っても、周囲にいる人たちが被害者から「この人が加害者だ」と嘘の証言をされるリスクを恐れて、助けるどころか救急車すら呼んでくれない場合があります。

日本人の私たちが「お伽の国の住人」でいる背景には、責任感が強くモラルの高い警察官・救急隊員、事件・事故に遭った被害者を放置しないという日本人の使命感の強さや、「電話一本」で迅速な救援を受けることができる仕組みにほかなりません。

すぐには来ない救援者

海外で、強盗、テロ、交通事故、暴動・クーデター、誘拐、自然災害に遭った瞬間には、日本語の通じる使命感の強い救援者は、すぐそばにはいません。

では、いつ日本本社、在外公館、家族などの関係者が救援に来てくれるのでしょうか?
それは物事がすべて終わって、現地警察に保護されたり、病院に搬送され治療を受けたりしている段階なのです。
それまでは、苦手な外国語を使って、周囲の人々に助けを求め、現地の警察官・救急隊員・医者に状況を四苦八苦しながら 状況を説明して、生き延びるための行動をとらなければなりません。もし誘拐された場合には、救出までに長期間かかる場合もあります。

つまり、海外で事件・事故に遭った初期段階では、「自力で生き延びなければならない状況に置かれる」ことを、覚悟しておかなければならないのです。

「自分の身は、自分で守る」の本当の意味

外務省海外安全ホームページや各在外公館が発行している「安全の手引き」では、必ず「自分の身は、自分で守る」という文言が、記述されています。
これは、何も「自分で戦え」ということではなく、海外危機管理上の重要な意味が、この短い言葉の中に込められています。

海外で事件・事故に遭遇したら「迅速な支援・救出は期待できない」ことを踏まえて、

  1. 正確な治安情報を入手し、
  2. リスクのありかを正しく理解し、
  3. 常にリスク回避を心がけ、
  4. 事件・事故に遭ったときの被害低減策を準備しておく、

ということを言っているのです。

私たちが「お伽の国、日本」から旅立ったとき、そこには日本では考えられない治安環境が存在します。だからこそ「自分の身は、自分で守る」は、「安全な日本」で育ってきた私たちにとって、決して忘れてはならない重要な言葉なのです。

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※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。

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