失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「SNSを活用した口コミビジネス」編
2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。
(SNS5)
「SNSをビジネスに活かす」
構築した企業ページをビジネスに活用する方法をご紹介します。
Twitterやmixiと連携させることで、より広くネットワークを広げます。
(2012/1/23)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫
前回まではFacebookに企業ページを構築することを例に立ち上げの方法についてお話ししてきました。
Facebookだけでも様々な機能があり、ビジネスにおいて十分活用することはできますが、より広く、かつリアル性を持って情報を伝達し、多くの購読者とコミュニケーションを図るためにはTwitterと連携することが有効です。
Twitterと連携すると、企業ページのウォールに掲載した内容をTwitterにリアルタイムに流すことができます。
逆にTwitterに流した情報を企業ページのウォールに掲載することもできます。
こうすることで、よりリアルタイムにフォロワーとのコミュニケーションを図ることが可能となり、購読者を増加させることにもつながります。
この他に、mixiと連携することができます。
Facebookは個人名必須なので敷居が高いけれどmixiは使っているというユーザーには有効です。
また、動画についてはYouTubeと連携できますし、店舗や施設、風景等のライブ中継もUstreamという機能を使って実現することができます。
地図情報やカレンダーはGoogleマップやGoogleカレンダーを使用する設定も可能です。
個別の実現方法はここでは割愛しますが、ユーザーとの距離を縮め、親近感を持ってリアルな情報を発信する多くの手段が実現されてきています。
これらの機能を活用してより信頼され訴求効果の高い情報発信とコミュニケーションを心掛けていきましょう。
次に、このようにして構築した企業ページのネットワークを実際のビジネスにどのように活かしていくか例を挙げて考えてみましょう。
Twitterを活用した情報発信はビジネスにどのように活用できるのでしょうか。
Twitterと連携すると情報をリアルタイムにフォロワーに届けることが可能となります。この機能を活用すると、各種キャンペーンの告知や新商品、サービスのユーザーアンケートの収集などに効果が期待できます。
キャンペーンの告知では、キャンペーンの企画段階から予告し、キャンペーン開始からその推移を定期的に発信し、キャンペーン終了の御礼・報告までの一連の活動を発信していくと良いでしょう。発信情報が受け側にとって時系列にニュースとして伝えられます。
しかし、フォロワーに限定した発信でも、受け手にとって煩わしさや、押しつけがましさなどの不快感を持たせるような発信はしないように、フォロワーのツイートを常に確認しながら発信内容と発信タイミングを検討するよう心掛けましょう。
万が一、不快なコメントが一件でもあったら、すぐに内容を見直しお詫びの文章を掲載するなど、誠実・細やかで迅速な対応が重要です。
また、Twitterを利用して、新商品やサービスに関するアンケートを依頼することもできます。
ただし、不特定のユーザーに対する唐突なツイートは厳に慎むべきなので、発信先はフォロワーに限定します。日頃から親近感・信頼感を抱いているフォロワーであれば、より良い商品・サービスを提供するためにアンケートを依頼することも理解して頂けると思います。また、それなりに誠意あるコメントも頂けることになるでしょう。
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