失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座 「SNSを活用した口コミビジネス」編
2013年4月、「TENSUITE」は、日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」に統合しました。
※本コラムに記載の商品情報は初掲載時のものです。
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「SNSとは?どのように使えるのか?」
ソーシャルネットワーキングサービスとは?SNSの登録方法から、企業のマーケティング、拡販活動に活かしていく方法や注意点について考えていきます。
(2011/9/9)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫
SNSとはソーシャルネットワーキングサービスの略称で、同じ趣味・嗜好を持つ人と人のつながりを促進・サポートしたり、居住地、出身校、「友達の友達」といった直接関係のない他人との繋がりを通じて人間関係を構築する場を提供するコミュニティ型の会員制サービスを指します。
また2010年から急速に会員数を伸ばしているミニブログサービスのtwitterもSNSの一種とみなして良いでしょう。
SNSに参加するためには、個人情報を登録して個人IDを取得します。
サービス内容はSNSのサービスサイトにより異なりますが、最近ではスマートフォンと連携し友人やコミュニティへ向けて日記、感想、写真などを公開したり、感想や意見などの発信が出来るようになっています。
代表的なソーシャルネットワーキングサービスとして、日本最大の会員数を誇るmixi、モバイル向けのGREE、モバゲータウン、海外では世界最大の会員数を持つFacebook、それに次ぐMyspaceが有名です。
2011年9月現在、Facebookは世界で約7億5,000万人、国内で約472万人、mixiは国内で約2,700万人の会員数を有します。
mixiとFacebookを例にとり、個人登録の方法の違いとその特徴について説明します。
mixiではPCのメールアドレスを個人の識別コードとして採用しています。
発足当初より登録ユーザーからの招待がなければ参加できない規約でしたが、2010年3月より、招待が無くても単独で登録できるように変更され現在に至っています。
個人情報の登録には、不正行為や公序良俗に反する行為を防止するために実名を推奨していますが、必須とはしていません。
登録する側にとっては、仮名や愛称でも登録できるために比較的安易に登録できるメリットがあります。個人情報を広くオープンにしたくないがコミュニティには参加したいという場合にはメリットがあります。
しかし、このために悪意を持ったユーザーが他人を語って登録することもあり、注意が必要です。
Facebookでは実名での登録を必須としています。
一度登録しても実名でないことが発覚したときには登録を抹消する規定となっており、実名主義を厳しく貫いています。実名で登録することで、発信する情報についての出所が明確になり、個人の責任意識も必然的に高くなるため、仮名の発信情報よりは信頼度が高くなると考えられます。
また、過去の知人の検索、出身校や所属企業からの知人の検索などにおいて実名の情報は有効です。
実名登録が基本のFacebookでは、公開している名前やプロフィールを基に連絡の取れなかった小学校時代の同級生と数十年ぶりに再開したなどの事例も多く紹介されています。
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