私たちのそばには、いつも川がありました。
2024年の⽇⽴システムズオリジナルカレンダーでは、
暮らしにそっと寄り添い、⼈々に安らぎを与える⽇本の
川の⾵景を紹介しています。
⽇本各地の多様な⾃然や⽂化を味わえる川の
ほとりを、歩いてみませんか?
カレンダーとして使える壁紙のダウンロードもできますので、
デスクトップでも季節の⾵景をお楽しみください。
季節ごとにさまざまな表情を
見せてくれる川の風景。
身近な川を訪ねてみませんか?
マップピンをクリック(タップ)すると
各月の川のウォーキングスポットを
ご覧いただけます。
富士山に降り積もった雪はやがて伏流水となり麓の村々を潤す。その流れを集めたひとつが新名庄川である。この川は周辺環境に溶け込むように川の生態系を保全する「多自然川づくり」が採用され、限りなく川辺の原風景に近い景観が広がる。背景には富士山、木造の大門橋、そして春になれば桜並木と、忍野八海に近いこのエリアは散策にぴったりの場所で、訪れる人々の心を和ませてくれる。
富⼠五湖道路(有料)⼭中湖ICから約4km、富⼠急⾏線富⼠⼭駅から富⼠急バス内野線・平野線 (内野経由) のお宮橋バス下⾞してすぐ
吐息が白く朝日に光る冬の朝、都内では珍しくうっすらと雪化粧した川沿いを散策して味わう小さな非日常。野川は、国分寺市東恋ヶ窪の日立製作所中央研究所敷地内の大地に源を発し、国分寺崖線の湧水を集めながら多摩川に合流する一級河川。流れに沿う「はけの道」とよばれる湧水エリアが続く。野川沿いに整備された野川公園の自然観察施設では、多様な野鳥や昆虫などの生き物たちを観察できる。
西武多摩川線「新小金井」または「多磨」下車 徒歩15分
利根川は、一都五県の広大な流域で私たちの暮らしを潤している。日常の風景となっている河川敷には、春になると菜の花の咲くエリアが点在し、春爛漫の散歩道となる。中でも埼玉の加須や茨城県境町などには一面に菜の花の拡がるスポットがあり、散策を楽しむことができる。身近な川べりで、お気に入りの場所を探してみてはいかがだろうか。
東北自動車道加須ICから約15分または東武鉄道加須駅から車で約20分
川面に映る満開の桜と遠く残雪の蔵王連峰までを見渡せる絶景を求めて、春の白石川堤には東北の人びとが訪れる。全長約8kmの「白石川堤一目千本桜」には、ソメイヨシノを中心とした約1,200本が咲き誇る。桜堤は、人が集まり踏み固めることで堤防の強固を意図したものであるが、この白石川の桜堤は大正時代に高山開治郎が寄贈した苗木を植えたものという。
JR東北本線「大河原駅」下車 徒歩または「船岡駅」下車 徒歩約3分
「仁淀ブルー」と称される四国の清流。その清らかな水は、千年以上もの伝統を誇る土佐和紙を生み出した。博物館や地域の土産物店などで、伝統の手漉き和紙やその加工品を手にすることができる。撮影地はSNSなどでも話題のスポット「にこ淵」。もともとは水神様の化身の大蛇が住む神聖な場所とされていた。一方、エリア随一の“仁淀ブルー・スポット”として知られる「安居渓谷」にも青く美しい水の風景が広がる。いずれも仁淀川上流にあり、秘境探検の趣を楽しめる。
高知県吾川郡いの町清水上分2976-11(伊野ICから車で約60分)
売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」で知られる近江商人。近江八幡の町は、八幡掘の水運により人々の往来が絶えず、大いに栄えた。当時の面影を色濃く残す白壁漆喰の土蔵や旧家が立ち並ぶ風景は時代劇のロケ地として定番で、街並みを散策するとカフェや土産物店、珍しい「瓦」をテーマにしたミュージアムなどが立ち並ぶ。
JR近江八幡駅からバスで約7分 「大杉町」下車
東北の最奥部、深い緑の中を白い水飛沫をあげながら流れる奥入瀬渓流。川下の「焼山」から源流・十和田湖の「子ノ口」まで、渓流沿いに14㎞に及ぶ散策路が整備されている。豊かな水流が真夏でも周囲に涼風を漂わせる。歩いて約半日、マイナスイオンを全身に浴びながらハイキングを楽しむもよし、自転車で緑の中を走り抜けるもよし。千変万化の水の流れが生み出す景観を楽しむことができる。
奥入瀬渓流の玄関口焼山から十和田湖の子ノ口まで14㎞、約半日のハイキングコース
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夏にはホタルが飛び交う京都の奥座敷・貴船の川床。川の上に座敷を造り、清流で獲れたアユなどの川魚や山菜料理、流しそうめんなどを提供する納涼の名所だ。貴船では川の水面のすぐ上に床を設けるので、水しぶきの音が間近に感じられる。貴船についたら、ひんやりとした空気を楽しみながら、まずは京都の水源を守る「貴船神社」をお参りし、京文化の粋を集めた京料理を五感で楽しむ。一度は訪れてみたい。
JR京都駅からバスで約1時間または叡山電車「貴船口駅」徒歩30分
日本人の歴史は稲作とともにある。水の多い時季に一時的に水を湛えておける水田は治水装置としての側面もあったという。日本の川として長さ日本一を誇る信濃川は長野県では千曲川と呼ばれ、流域には魚沼産コシヒカリに代表される米の名産地が広がっている。撮影地は飯山線がのんびりと走る姿を俯瞰(ふかん)でき、知る人ぞ知る鉄道好きにはたまらない撮影スポット。
JR飯山線「上境駅」から徒歩約40分
写真中央の帝釈峡の雄橋(おんばし)は、全長90m・川底からの高さ40mを誇る、世界三大天然橋のひとつ。この雄橋を含む上帝釈エリアは散策にうってつけで、清流沿いの道を歩いて約5分で鍾乳洞(白雲洞)、そこから約15分で雄橋にたどり着く。ダイナミックな自然の景観美を楽しめる遊覧船やセグウェイなどのアクティビティも充実、季節ごとのイベントも開催されるなど、川のせせらぎとともに一日楽しめる。
中国自動車道「東城I.C」から上帝釈へ車で20分
いまや紅葉の名所として名高い香嵐渓は、1634年(寛永11年)に足助にある香積寺の三栄和尚が、巴川から寺に至る参道に、カエデやスギの木を植えたのが始まりとされている。足助川をはさんでかつての宿場町の風情が残る町並みの散策もできる。紅葉のシーズンにはライトアップされるので、秋の休日を楽しむのにぴったりのエリアだ。蔵を改装したカフェやギャラリー、豪農の屋敷を再現した「三州足助屋敷」などのスポットが点在している。
東海環状自動車道 豊田勘八IC下車13㎞または猿投グリーンロード力石IC下車9㎞
かつては銀鉱山で隆盛を極めた町、今は情緒あふれる街並みを求めて、日本だけでなく世界中から多くの人々が訪れる。中でも銀山川をはさんで伝統的な旅館建築が立ち並ぶ姿は、銀山温泉の代名詞ともいえる景観。北国の雪景色でありながらどこか温かみを感じさせてくれるのは、ガス灯の明かりのせいだろうか。温泉街近くに整備された散策コースには、銀山川にかかる「せとこい橋」や、落差22メートルの「白銀の滝」などの見どころがあり、のんびりとそぞろ歩きを楽しめる。
東北中央道尾花沢ICから約30分
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