ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ
株式会社日立システムズ

多様な人財の活躍推進 ゴール

誰もが公平に多様な個性を発揮し、相互に成長し合い貢献できる職場の実現

KPI

障がい者雇用率

法定以上

従業員意識調査
従業員として尊重されていると感じる。

80ポイント以上

  • ※:肯定的回答率

多様な人財の活躍推進

女性従業員の活躍推進施策

男女の差なく、すべての人に活躍してもらうため、当社の各部門で女性従業員の積極的な登用を呼びかけています。
女性の役職者数(主任以上)も年々着実に増加しており、2024年度は741名、そのうち204名の従業員が女性管理職として活躍しています。また、2022年度には初めて女性の執行役員が就任し、経営ポジションにおいても活躍の場を広げています。

女性キャリアサポート推進

女性従業員が十分にキャリアを検討するために必要な情報提供や、上司をはじめとする職場のサポートを円滑にするため、2023年度から次期管理職任用候補の女性従業員とその上司を対象とした「キャリアステッププランニング研修」を開始しました。受講後には、キャリア意識の醸成や理想のキャリアビジョン作成に大きく役立つとともに、研修でのインプットと上司との面談を通じて不安点の解消につなげています。
また、仕事と育児を両立しながら働く従業員を支援するための「育休復職前支援セミナー」や女性特有の健康問題に着目した専門医による「女性の健康セミナー」を定期的に開催するなど、女性従業員一人ひとりの活躍をサポートする様々な取り組みを推進しています。

女性の健康サポート推進

女性従業員の活躍を健康面からのサポートに取り組んでいます。

障がいのある方の活躍推進施策

当社は、障がいのある方の職業的な自立と社会参加を図るために、個人の特性と能力を最大限に発揮できる職域を開拓し、法定雇用率を超える障がい者雇用に積極的に取り組んでいます。

障がい者サポート窓口の設置

社内では、それぞれの障がい内容や個人の特性を考慮し業務に就けるように配慮しているほか、従業員にノーマライゼーションを浸透させるために「障がい者職業生活相談員」を配置して、雇用促進や正しい理解のための啓発活動に取り組んでいます。

「障害平等研修」の実施

2016年から障がいがある当社の従業員が講師となり「障害平等研修」を開催しています。若手から管理職・役員まで、年代も性別もさまざまな人たちが受講しており、障がいに対する理解を深め、働きやすい職場について一人ひとりが真剣に考えています。

「日立システムズ SMILE∞ファーム」

2019年度に「日立システムズ SMILE∞ファーム」を開設し、農園運営を通じて障がいがある人にも安定して働ける場を提供しています。
栽培した野菜は社内配布会を実施し、従業員からの感想や料理の写真を農園スタッフに伝えています。また、農園スタッフが社内配布会で野菜を直接従業員に配ることもあり、従業員とのコミュニケーションを通じて、やりがいや喜びの循環を促進しています。さらに、地域の子ども食堂にも定期的に野菜を提供し、地域に根差して活動しています。なお、農園で働くスタッフが安心して働き続けられるよう、定期的な1on1や保健師面談による体調管理などを実施しています。

LGBTQIA+理解促進とALLY

PRIDE月間にキャンペーン展開

LGBTQIA+を正しく理解するため基本的な知識習得できる教材をイントラネットで公開し、従業員の誰もがいつでも学べる環境を整えています。6月をPRIDE月間として社内セミナーの実施など、理解促進施策を展開。さらに、2024年度は日立グループとして初めてTokyo Prideへ協賛し社外へ多様性尊重の輪を広げました。

ALLYの見える化

当社ではLGBTQIA+をはじめ、ダイバーシティに関する社会的課題について自分ごととして捉え、その解決に向けて動く人を“ALLY”と呼んでいます。 “ALLY”の浸透と見える化を促進するためALLYステッカーを制作し賛同者へ配布しています。誰もが自分らしく、ありのままで働ける職場づくりにむけて、一人ひとりが主体的に考え、参加する取り組みを進めています。

これらの取り組みは、任意団体「work with Pride」が主催する性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標2024」でシルバーを受賞しました。

LGBTQIA+: L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシュアル)、T(トランスジェンダー)、Q(クエスチョニング)、I(インターセックス)、A (アセクシュアル)、+(その他の性的マイノリティ)の頭文字をとった総称

両立支援施策

仕事と育児の両立支援

当社は、性差無く、誰もが育児と仕事を両立できる職場づくりに取り組んでいます。
男性の育休取得を当事者個人の問題とせず、会社全体の課題と捉え、仕事と育児の両立に関する社内制度を整備しています。各種手続きやセミナー案内、育休取得者の体験談など、社内に広く情報を発信することで、男性の育休取得も推進しています。

仕事と介護の両立支援

従業員の多様な働き方を支援する取り組みの一環として、2016年度から定期的に仕事と介護の両立支援に関するセミナーを開催しています。介護保険制度や介護の現状、相談事例、今から準備できることや仕事と介護を両立するためのコツなどを学んでいます。

  • 会社制度を理解した専門家への相談窓口「介護コンシェルジュ」の設置
  • 仕事と介護の両立ガイドラインの公開
  • 家族での話し合いツール「1165(イイローゴ)チェックシート」の配布
  • 日立グループ仕事と介護の両立支援セミナー

仕事と治療の両立支援

多様な人財の活躍施策

女性従業員の活躍状況

女性従業員の活躍状況のグラフ

単位 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度
女性役職者数 608 629 659 690 741
女性管理職(課長) 104 119 132 140 147
女性管理職(部長以上) 36 37 43 46 57
管理職に占める女性従業員の割合 4.8 5.4 6.3 6.7 7.1
単位 24年度
女性執行役員 1
単位 22年度 23年度 24年度
男女の賃金の差異
(男性の賃金に対する女性の賃金の割合)
全従業員 69.9 71.1 73.4
無期雇用・
フルタイム従業員
69.4 70.3 72.0
パート・
有期雇用有業員
56.7 52.5 55.6

※「全従業員」は「無期雇用・フルタイム従業員」と「パート・有期雇用従業員」の合計です。また、「無期雇用・フルタイム従業員」は無期雇用かつフルタイムの従業員であり、「パート・有期雇用従業員」はパートタイムまたは有期雇用の従業員です。

※ 適用する人事処遇制度において性別による差異はありません。
管理職を含む上位の等級における男性の比率が高いこと、短時間勤務を行う従業員の比率が男性に比べ女性で高いことなどによって、男女一人あたりの賃金に差が生じています。女性活躍推進法に基づく区分の分析のみならず、より詳細な区分での分析も実施していく予定です。

再雇用制度(Ex社員制度)

当社は、定年退職者が働き続けられる再雇用制度を設けています。2025年度4月からは、シニア人財が経験・スキル・専門性を活かし、これまで以上に事業成長に貢献できるよう、定年後の再雇用制度を「Ex社員制度」※として刷新しました。
また、職務・役割に応じて役職・報酬を決定する「職務別コース管理」も開始するとともに、再雇用上限年齢を現状の65歳から段階的に70歳に引き上げを実施しています。
今後も多様な人財が相互に成長し合い、一人ひとりが能力を最大限に発揮することで、活力ある組織を形成していきます。
※「Ex」は経験「Experience」と専門性「Expertise」の頭文字

Ex社員制度利用者

シニア社員制度利用者のグラフ

外国籍社員の採用

当社は、グローバル事業の拡大・企業価値向上を図るため、グローバル人財の育成と併せ外国籍の社員を積極的に採用しています。

外国籍社員の変遷

外国人社員変遷のグラフ

インクルーシブリーダーシップの醸成

全管理職対象アンコンシャス・バイアス研修の実施

アンコンシャス・バイアスとは、誰もが持っている無意識の偏見や思い込みです。些細な言動や行動に含まれており、日常的に繰り返されれば差別やハラスメントにエスカレートしていく危険性があります。一方で、自分のアンコンシャス・バイアスに気づき、正しく取り扱うことで、職場の心理的安全性が高まり、ダイバーシティ推進やエンゲージメント向上に好影響を与え、イノベーションの創出にも繋がります。
当社では、役員をはじめ上位職から研修を受講し、24年度にはすべての管理職が受講を完了しました。自分のアンコンシャス・バイアスに気づき、適切に取り扱う力を身に付け研修での学びを職場に展開することで、従業員一人ひとりが尊重され多様な能力を発揮できる職場づくりを推進しています。

パフォーマンス

インクルーシブな職場づくりの推進と意識醸成

単位 目標値(FY2027) 24年度
Human*ITミーティング実施率 90以上 92.8
SMILE∞ファーム 収穫野菜の配布会実施回数 - 18
農園訪問者数(延人数) - 108
キャリアステッププランニング研修 年間参加者数 - 243

インクルーシブリーダーシップの醸成

  単位 目標値(FY2027) 24年度
管理職者向けアンコンシャス・バイアス研修の受講人数 - 1,179