日立システムズは、企業活動が社会に与える影響と社会的責任を的確に認識し、社会からの期待と要請に応えるべく「サステナビリティ経営」を推進しています。
2011年に「CSR推進プロジェクト」を発足させ、経営とCSRの一体化に向けた取り組みを段階的に推進。マテリアリティ(重要社会課題)やCSR3カ年ロードマップ、KPI(Key Performance Indicator:重要達成指標)などを策定し、本社や事業部ではワークショップなどの開催を通じてCSRの実践に向けたさまざまな活動を展開してきました。
2019年4月には、中期経営計画にサステナビリティやSDGsの視点を組み入れ、本格的な「サステナビリティ経営」を実践するための体制を整備。「理解・実践・定着」をキーワードとした3カ年ロードマップを策定し、具体的な施策に取り組んできました。2022年からは、新たな中期経営計画を策定し、伸長・ESG新領域での事業に注力するとともに、社会課題起点での事業を創生し、環境・社会価値の創出に向けた取り組みを加速させていきます。さらに、社会・環境価値の数値目標を設定。サステナビリティに資する具体的取り組みを開始しています。
2022年からは、新たな中期経営計画を策定し、伸長・ESG新領域での事業に注力するとともに、社会課題起点での事業を創生し、環境・社会価値の創出に向けた取り組みを加速させていきます。
さらに、社会・環境価値の数値目標を設定。サステナビリティに資する具体的取り組みを開始しています。
2019年度から2021年度までの3カ年は、サステナビリティの“理解”と”実践”をテーマとした活動を実施しました。役職者や各部門の担当者については、SDGs浸透活動や社会課題解決ワークショップなどによって理解を深め、役員や事業部長に対しては、有識者を招いたサステナビリティに関する講演やヒアリングを実施し、理解度の向上を図りました。
また、社会・環境価値の数値目標を2019年度に策定し、それに基づいた事業活動を展開するとともに、対象事業を全社に拡大し実践。社会価値・環境価値と真摯に向き合っています。
サステナビリティ推進策の一環として、社会課題を自分事として捉え、課題解決の事業アイデアを創出するワークショップを実施しています。実際に現地を訪問し、直接見たり聞いたり社会課題を五感で感じた経験から、「自分の創りたい未来」を考え、事業アイデアの創出につなげます。5日間の集合教育と3カ月間のチーム活動を通して、「自分-仕事-社会」のつながりを考え、社会起点で新たな価値を創出するマインドセットと方法論を身につけた、次世代リーダーを育成します。2021年度は、宮城県女川町を訪問しました。
サステナビリティ理解浸透策の一つとして、役員を対象にSDGsを含むサステナビリティに関するグローバルトレンドへの理解を深め、経営・事業戦略に組み込むことを考える場として「サステナビリティ講話」を開催しています。2021年9月には、NPO法人クロスフィールズ 代表理事・協働創設者 小沼大地氏を迎え、「社会課題の現場の持つエネルギー」というタイトルで「いかにして志と信念を持って社会課題に向き合うリーダーを育てるか」を、ご自身の活動経験を踏まえてお話しいただきました。
SDGsの浸透活動の一環として、SDGsカードゲームなどを活用した研修会を実施。これまでに約2,500名が参加しています。参加者同士がコミュニケーションを図りながらSDGsを楽しく学べることが好評を得ています。
カードを交換する参加者
参加者の行動で世界が変わることを体験
当社では、従業員を対象とした「日立システムズWayワールド・カフェ」を開催しています。本取り組みは、「仕事をする意義」や「仕事と社会とのつながり」といった、普段なかなか考える機会がないテーマを取り上げ、ワールド・カフェ(※)という場を通じて、会社や仕事に対する自分の思いを確認しています。これにより従業員が自分の仕事を通じて社会へ貢献することを考える機会をつくり、サステナビリティ意識の醸成を図っています。これまでに約3,300名が参加しました。
テーマについて話し合う参加者
グループを替えながら意見を深めていく
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。