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女性管理職
クロストーク

日立システムズでは
多くの女性社員が活躍しています。
その中でも、管理職というキャリアを選び、
多くの経験を積んできた4人に集まっていただき、
仕事や仲間との向き合い方、
プライベートと仕事との両立についてなど、
入社1年目の福島さんからの
質問に答えていただきました。

安永 加寿代

金融事業グループ
事業主管

金融情報サービス事業部に所属し、リース業界のお客さまを中心にアプリケーションを構築する多くのプロジェクトのリーダー、マネージメントを務める。課長、部長、本部長、とキャリアを進め、現在は金融事業グループの事業主管と、企画本部長などを兼務。2023年、全社組織として新設された、グリーントランスフォーメーション統括推進本部も兼務に加わり、GX事業創生にむけた拡販、新規事業創生を推進。

坂本 美子

セキュリティリスクマネジメント本部
セキュリティ技術R&Tセンタ
センタ長

入社時は、ネットワーク構築の部署に配属され、3年後、セキュリティ監査やコンサルティングの部署に異動となる。現在は、セキュリティ人財を育成するための計画立案や、セキュリティトレーニングセンタの運営に従事。プライベートでは、14歳と9歳の母として、忙しい日々を送る。

江上 亜希子

サービス・ソリューション事業統括本部
計画部
部長

入社時は総務部に配属され、役員秘書業務等に従事。その後、全国支社に展開する企画業務や、拡販戦略の立案業務などに従事。2013年、現在の部署に異動となり、プラットフォーム事業の戦略立案や、事業構造改革などを担当。

守田 藍奈

営業統括本部
DXプラットフォームサービス営業統括本部
部長代理

入社時は、公共ソリューション事業部システム部に配属され、SEとして働く。その後、マーケティング本部、コンタクトセンタ事業部、営業統括本部など多くの部署を渡り歩き、SE、コーポレート、営業として働く。現在は、セールスデベロップメント本部にて、イベントや展示会の対応に従事。

ファシリテーター

福島 愛奈

人事総務本部 タレントアクイジション部

*
本内容は2023年12月時点の情報です。
本コンテンツに記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

入社当時を振り返って


福島

新入社員が管理職の皆さんとお話する機会ってなかなかないので、今日はとても緊張していますが、よろしくお願いいたします。皆さん、現在は管理職として活躍されていますが、入社当時は、どのようなキャリアパスを思い描いていましたか?


安永

私は文系出身なんですが、プログラミング開発の部署に配属されたので、同期についていくので必死で、途中で辞めてやる、と何度も思いました。当時はプログラマーとして一人前にならなきゃだめだ、という思いが強かったように思います。


江上

私も文系出身で、IT系の会社に入るってことすら想像できなかったくらい。今の立場なんて、まったく想像していなかったですね。入社して3年ほどは総務系で、秘書のお仕事などをしていました。


坂本

私は入社当時、ネットワーク系のお仕事をしていました。理系出身だったんですが、これがやりたい、ということがなく、上司や先輩に恵まれていたので、私もあんなふうになりたい!という思いだけでここまでやってきました。


守田

私も理系出身で、特にこれがやりたい、ということもなく大学の勧めで入社しました。配属された部署の上司や先輩が楽しい人たちで、その当時としては珍しく男女平等に扱ってくれました。そのおかげで仕事が楽しくて、その人たちともっと長く一緒にいたい、という気持ちで業務を覚えました。キャリアパスとかは思い描いていなかったですね。


福島

入社当時は、こんなキャリアを積んで、いつまでに管理職になって、とかはなかったんですね。

一同

まったくなかったです。


坂本

女性に限らず、男性もそんな考えている人はいないと思います。


安永

たまに社長になる!っていう人いるけどね。

一同

管理職になって見えてきたもの


福島

管理職になって、仕事に対する考え方は変わりましたか?


江上

仕事に対する意識とか、仕事の仕方はガラッと変わりましたね。個人としてではなく、組織として成果を出さないといけないと思うので。あと、自分で決められることが増えて楽しい反面、決断の重さを痛感します。


安永

新人のときは自分のことしか考えられないけど、後輩ができたり、部下ができたり、チームを引っ張っていくようになるにつれ、目線が一人称じゃなくなりますよね。自分のことよりも、周りに目が行くようになりました。


江上

安永さんは特に、管理職になってからも、課長、部長、本部長、事業部長と、だんだん上がっていくにしたがって、気にかけないといけない組織が大きくなってきていますよね。


安永

自分の意見が通るようになると、自分の決断の影響が組織全体に及んでしまうので、重みはありますよね。自分が決めたことで、やりたかったことができなくなる人もいるかもしれないし、重大局面では、この判断が組織にとって本当に良かかったのか?と不安にあることもあります。


坂本

私は部下の育成に対する考え方が変わりました。以前は、技術的な成長のことばかり気にかけていたのですが、今はどう目立たせて、どう顔を売っていくか、について考えるようになりました。自分が部下の立場だったとき、上司に突然「ここに行け」と言われることがあって。当時は「なんで?」と思っていたのですが、今となっては、顔が広いと仕事がやりやすい、次の仕事につながっていく、ということが分かるようになりました。


守田

私は自分が部下にどう見えているか、が気になるようになりました。自分が新人だったときの上司みたいに、魅力的に見えているのかな、とか。


安永

それは私も気になります。最近、管理職になりたい、という若手が減ってきていて。管理職をできるか自信がない、という人は動機づけをしてあげて、サポートしてあげればいいけど、安永さんみたいになりたくない、だから管理職になりたくない、って言われたらショックですよ。だから、後輩たちに、ちゃんとした背中を見せられているか、は気になりますよね。

入社当時を振り返って


福島

プライベートとお仕事の両立で、大変だったことはありますか?


坂本

1人目の出産休暇が明けて復帰したとき、時短勤務にしないでガンガン仕事をして、遅い日は保育園のお迎えが23時になったりしていました。夫は居酒屋をやっていて夜は仕事でいないので、1人で切り盛りしないといけなくて。そんな状態が1カ月続いたときは、さすがに私も子どもも大丈夫かな?と思って、時短勤務の制度を使うことにしました。


福島

時短勤務の制度は使いやすい雰囲気でしたか?


坂本

上司が産後の大変さとか、育児に対して理解のある方で助かりました。2人目が生まれたとき、「働けない時間があるので、時短勤務にします」と上司に言ったら、「仕事の内容は十分できているから、裁量労働勤務制度にしたら?」と言ってくれました。


江上

すごい。理解がありますね。


安永

自分の裁量で働いて、ちゃんと成果に見合った報酬を払います、というのはすごくいい制度ですよね。活用する人も増えています。以前は役所や銀行に行くのも、半休か年休を取るしかなかったのに。


福島

他にも、入社当時と今では、変わったなと思うことはありますか?


安永

私が就職したのが、ようやく給与とか待遇で男女平等が言われ始めた頃なんですが、寿退社なんて言葉がまだある時代でした。先輩の女性社員も、お子さんができたら退職してました。男女で制度やお給料が一緒になっても、やっぱり男性と女性とは違うよね、という意識がまだ根付いていた時代です。男性が育児休暇を取るなんて発想すらありませんでした。その頃から比べると、今はいい時代になりましたね。


江上

本当に。今、日立システムズの男性育休取得率が80%を超えたって聞きました。


守田

私の職場にも育児休暇を取得している男性がいます。ずいぶん浸透してきましたね。


坂本

うちの部には育児休暇を取得している男性が2人いて、1人は3回目の育児休暇で、もう1人は介護もしながら育休を利用してるんです。


江上

年齢が上がると、介護についても心配になってきますよね。女性だけの問題ではない、という時代になってきてよかったと思います。


福島

私は入社してから、あまり男女の差を感じたことはないので、今のお話を聞いて、今の環境があるのは皆さんが頑張ってきてくれたおかげなんだな、当たり前じゃないんだな、と感じました。
あと、日立システムズってお休みが多い会社ですよね。GWや夏休みに10連休とかあるので、友だちから「働いてる?」って言われたりします。


安永

私も夫によく言われます。日立、休み多くない?って。


江上

会社がプライベートを大事にしてくれている感じがしますよね。幹部の方も率先して休みを取ろうとしてくれています。


安永

ここを休みにすれば連休になるから、年休取得推奨日にしましょう、と上から発案すれば、お休みしやすいですよね。意識しなくても、ワークライフバランスが取れるようになっていると思います。

自分のやりたいことと向き合う


福島

今後の目標を教えてもらえますか?


守田

夫が同じSEをしていて、たまに在宅勤務で一緒になって働いてる様子を見ることがあるんですよ。そのときの、陣頭指揮を執っている感じが、かっこいいなと思って。

一同

いいね~


守田

チーム全体にゴールを見せて、動機付けして、何のためにこの仕事が必要なのかをちゃんと説明して指示を出すので、指示をされたほうもモチベーションが上がりますよね。私が指示するときはそこまでできていないので、見習いたいなと思います。


坂本

私は、本部内に横のつながりを作って、助け合える組織をめざしています。自分のプロジェクトだけでなく、会社全体を良くしていこう、という一致団結した明るい雰囲気を作りたいですね。


江上

私は、自分の与えられた役職に自分がまだ追いついていないと思っていて。もっと視野を広くして、組織の発展や部下の育成についても考えられるような、役職にふさわしい自分になるのが今の目標です。


安永

謙虚すぎますよ。もっと自信をもって大丈夫です。江上さんみたいに実力があるのに「私なんて・・・」て言う人が多くて、金融グループは、まだまだ女性の管理職が少ないんです。管理職って楽しいよ、責任は増えるけど権限がもらえるし、自分の意見も通るし、ということを残りの会社人生をかけて伝えて、女性の管理職を増やしていくことが私の目標です。


福島

最後に、就活生へのメッセージをお願いします。


安永

就活生の皆さんは、会社のサイトを隅から隅まで読んでくれていると思うんですが、実際の会社の雰囲気とか、楽しさとかはサイトでは伝わらないこともあります。社員から実際に話を聞ける、リクルーター制度もあります。そういうのも活用して、自分の目で会社を見て、判断してほしいですね。


江上

何度か採用の面接をしているのですが、最近の学生さんはいろんなことを考えていて、本当にすごいと思います。自分が今持っている興味を失わずに、やりたいと思っていることを入社しても忘れずにいてほしいです。


守田

日立システムズって、いろんなことができる会社ですよね。大きい会社なので、部署を異動するだけで転職したくらい違う経験ができます。教育制度も充実しているので、伸ばしたいと思ったところは自分でどんどん伸ばせる会社です。


坂本

私は、オタクが世の中を作っていると思っているんですよ。好きなことをとことん追求する人が、時代を切り開くような仕事をしていると思います。江上さんも言っていたように、自分の好きなことや、やりたいことを忘れずに、就職してほしいなと思います。


福島

本日は貴重なお話をたくさん聞かせていだたき、ありがとうございました。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。