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株式会社 日立システムズ

「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」を販売開始

ネットワークカメラなどを活用し、1メーターあたり月額500円から設備の点検・監視業務を効率化

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2018年3月30日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、工場やビル、プラントなどに設置されている生産設備や分電盤、配管などのアナログメーターやデジタルメーター、電力計などの各種メーターから、ネットワークカメラなどを用いてメーターの画像と数値データを自動で収集する「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」を本日から販売開始します。
本サービスは、市販のネットワークカメラや無線LAN機器などを活用することで一般的なセンサーを利用する場合と比較して初期導入費用を抑えることができ、1メーターあたり月額500円(税抜)からの運用費用で設備の点検・監視業務を支援し、効率化を図るサービスです。また、必要に応じて導入時の各種工事にも日立システムズが対応します。
本サービスにより、従来、作業員が巡回して目視確認していた設備の点検・監視業務に費やす作業時間を大幅に短縮し、同業務を効率化することが可能となります。

近年、企業は少子高齢化に伴う労働力不足に悩まされる中、厳しい競争を勝ち抜くために生産性向上を図る必要に迫られています。そのため、限られた労働力を効率的に運用するために、日々さまざまな業務改革に取り組んでいます。工場やビル、プラントなどにおいても、設備を点検・監視する作業員の高齢化や人員不足が問題となっており、IoTを活用したシステムの導入などによる効率化が検討されています。しかし、設備のメーターに表示される情報を取得するためには、機器の設置などのために設備の停止や改修が必要になるほか、高額な導入コストなどが障壁となり、導入が進まないといった課題があります。

こうした背景を踏まえ、日立システムズは、工場やビル、プラントなどにある設備のメーターから、メーターの画像と数値を自動で取得する「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」を「CYDEEN(サイディーン)フィールド作業支援サービス」の一環として、販売開始します。
本サービスでは、工場やビル設備、プラント内の設備に設置されている各種メーターの画像を、ネットワークカメラで撮影します。その際、撮影した画像データをシステムに収集し、画像解析を行い、数値データに変換することで、作業員が現場で目視点検をしなくても、画面から各設備のメーター情報を把握できるようになります。これにより、例えば、工場ではこれまで作業員が2時間に一度巡回して目視確認していた点検業務を、10分に一度などの間隔で人手をかけずに実施することができます。間隔は秒単位で設定することも可能であるため、確認回数を増やして、設備の稼働状況を細かく確認することが可能になります。
また、数多くのテナントなどが入居する複合施設などのビル設備では、決められた期間内にすべてのテナントに設置してある電力計の数値を取得する際にも、人手をかけずに短期間で数値を取得することができると同時に、見えにくい場所に設置してあるメーター数値の誤認識による誤請求などを防ぎます。万一、取得した数値に特異値が検出された場合は、お客さまが画面から実際に撮影した画像データを確認することで、数値の妥当性を確認することも可能です。

さらに、本サービスでは、市販されているネットワークカメラの中から、設備への後付け設置が可能なものを利用します。そのため、設備の稼働を停止することなく簡単に取り付けることが可能であり、生産ラインの停止による生産性の低下を招く心配がありません。これにより、工場などで稼働している設備の入れ替えや改修をすることなく、初期導入費用を抑え、1メーターあたり500円からという安価な月額費用で導入できます。万一、カメラを設置する際に電源や通信環境がない場合でも、日立システムズが導入時の初期工事から対応することが可能です。
なお、製造工場やエネルギー分野などにおける社会インフラ設備のアナログメーター向けには、電源工事や通信工事を不要とする新開発の「レトロフィット無線センサー」を利用した「メーター自動読み取りサービス」を、株式会社日立製作所が本年2月から販売開始しています。このサービスは、導入・運用、定期・駆け付け保守までをワンストップで提供します。

今後、日立システムズは、取得した数値データをグラフなどで見える化して、お客さまに設備の傾向をより分かりやすく提供するレポート機能などの機能強化を行い、「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」を積極的に拡販してまいります。

「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」の概要図

「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」の概要図

価格(税抜)

初期費用:25万円から
月額費用:1メーターあたり500円から

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初期費用には各種ハードウェア(情報収集用PC、ネットワークカメラ等)、電源工事、ネットワーク工事の費用は含みません

「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」の対応メーター一覧

「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」の対応メーター一覧

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掲載しているメーターはイメージです。

活用シーンに応じたサービスのご選択

活用シーンに応じたサービスのご選択

「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」のWebサイト

日立製作所の「メーター自動読み取りサービス」のWebサイト

「CYDEENフィールド作業支援サービス」について

「CYDEENフィールド作業支援サービス」は、日立システムズが長年にわたり培ったIT機器のサポート業務のノウハウを活用して開発したもので、熟練技術者の作業映像を事前教材に利用するなど現場作業者のレベルに合わせた分かりやすい作業手順書を容易に作成できる機能や現場作業の進捗状況を自動で統制管理者に報告する機能、現場作業者が何らかの問題に直面した際には、映像や画像を統制管理者と共有し、遠隔からの作業支援を可能にする機能などをクラウド型で提供するサービスです。

日立システムズについて

株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。

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株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)

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株式会社日立システムズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。