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ライセンス管理規定の作成 ライセンス管理規定の作成についてご紹介します。

企業のハード、ソフトの管理単位、購入単位、利用方針の違いがあり、それぞれに適したライセンス管理方法があります。ここでは、代表的と思われる三種類の方法を説明します。

概要

組織として所有しているソフトウェアの総数と、ソフトウェアを使用しているハードウェアまたはユーザーの総数を比較することによって、ライセンスの充足を確認する管理方法です。この管理方法が適用できるケースとして次のようなものが挙げられます。

  • ライセンス管理対象のソフトウェアを全マシンもしくは全従業員が使用しており、その分以上のライセンスを常に保有する。
  • インストールハードウェア数もしくは使用者数を正確に把握でき、その分以上のライセンスを常に保有する。

図1:所有ソフトウェアの総数とインストール数・ユーザー数を比較

総数管理のメリット

所有ソフトウェア総数と利用数を把握すれば良いので、管理方法がシンプルです。

総数管理のデメリット

総数管理によりライセンス管理を維持していくのは、管理形態が限られており、管理に限界があります。

  • 具体的な情報が得られず正確なライセンス管理が困難
  • 部署ごとのライセンス管理が困難
  • インストールハードウェア数もしくは使用者数を正確に把握でき、その分以上のライセンスを常に保有する。

概要

所有しているソフトウェアとそれを使用しているハードウェアもしくはユーザーの関係を個々のライセンスごとに管理する方法です。 総数管理では管理に限界があるので、ここでは紐付けを行う個別管理を推奨します。総数管理では把握できない情報を管理することができるようになります。

管理方式の概要

ライセンスの所有部署、利用先およびアップグレード元ライセンスへの紐付けを行います。

図2:資産の所有部署の管理

(1)資産の所有部署の管理

ハードウェアやソフトウェアなどの資産と所有する部署との紐付けを行う。

図3:ライセンスの利用先の管理

(2)ライセンスの利用先の管理

所有ライセンスとそれを利用するマシンおよびユーザーの紐付けを行う。

図4:アップグレード関係の管理

(3)アップグレード関係の管理

アップグレード版の場合、アップグレード元ライセンスと紐付けを行う。

個別管理のメリット

紐付けを行うことにより以下のような情報を管理することができます。

ライセンスの使用状況の把握

  • インストールされているソフトウェアに対して、正当なライセンスが割り当てられているかを把握できる。
  • アップグレード版ソフトウェアを所有している場合、アップグレード元のソフトウェアがあるかを把握できる。
  • 割り当てられているライセンスより下位バージョンのソフトウェアを使用(ダウングレードして利用できる権利の使用)しているマシンを把握できる。

組織変更や人事異動へ柔軟に対応

  • どの部署のライセンスが不足しているかを把握できる。
  • 部署間の資産の移動があった場合でも、所有部署や利用先の情報の更新に柔軟に対応できる。
  • 組織変更・人事異動があった場合でも、資産の所有部署や利用先、ユーザーの利用ライセンスの更新に柔軟に対応できる。

個別管理のデメリット

紐付け情報の管理に手間が掛かります。特に初期段階の情報管理には非常に手間が掛かります。

ソフトウェア種類ごとに総数管理と個別管理を使い分ける管理方法です。個別管理する必要のないソフトウェアに関しては、総数管理を行って手間を省くことができます。

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