国内約1,300の全店舗への導入により、修繕業務工数の約84%を削減へ
2022年10月11日
株式会社日立システムズ
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、カジュアルファッション専門店チェーンの株式会社アダストリア(代表取締役社長:木村 治、本社:東京渋谷区/以下、アダストリア)の国内約1,300の全店舗に「設備メンテナンスサポートサービス」を提供しました。
アダストリアは本サービスの導入により、月あたり281時間要していた修繕業務工数を47時間で対応できる試算となり、約84%の工数削減を見込んでいます。その結果、これまで以上に店舗の安全性や清潔性の確保や店舗スタッフの接客対応に注力することで、アダストリアの店舗を訪れるお客さまに、より高い品質のサービス提供が可能となります。
日立システムズは、今後アパレル業界での展開以外にも、「設備メンテナンスサポートサービス」の提案を積極的に進めます。
設備メンテナンスサポートサービス概要図
アダストリアは、これまで運用していた修繕業務システムのリニューアルに伴い、日立システムズの設備メンテナンス業務に特化した「設備メンテナンスサポートサービス」を採用しました。日立システムズは、アダストリアの店舗、店舗開発本部、修繕会社の3者が、これまでメール、電話、FAXなどで行っていた修繕業務のやりとりをクラウドプラットフォーム上に移行し、修繕依頼から承認、発注、作業日程調整など、業務フロー全体をデジタル化して、2022年9月に国内約1,300の全店舗への導入を完了させました。
アダストリアでは本サービス導入により、店舗では店舗設備の破損個所を撮影したスマートフォンからの修繕依頼、店舗開発本部では外出先での確認や承認、修繕会社では電話連絡不要で店舗との作業日程の調整が可能となり、月あたり281時間要していた修繕業務工数を47時間で対応できる試算で、約84%の工数削減を見込んでいます。また、店舗の安全性や清潔性の確保がしやすくなるだけでなく、店舗スタッフが接客サービスにより多くの時間を使えるようになることで、アダストリアの店舗を訪れるお客さまにより高い品質のサービスを提供できます。
店舗開発本部にて修繕依頼のあった店舗設備の破損個所を確認しているイメージ
これまでの修繕業務では、店舗スタッフが接客フロアを離れて対応する必要があるなど、修繕業務フローを早急に改善したいと考えていました。日立システムズの「設備メンテナンスサポートサービス」は、店舗も店舗開発本部も修繕会社も、すべての関係者がスマートフォン1台で修繕業務を推進できる点を高く評価しました。導入後は、接客対応を途切れさせることなく、素早い修繕対応が行えるようになりました。こちらの難しい要望にも柔軟に、一つ一つ対応いただき、修繕業務に限らず、これからもいろいろな面で当社のDXを支えていただきたいと思っています。
問題点 | 解決策 | |
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店舗 |
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店舗 開発部 |
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修繕 会社 |
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株式会社アダストリアは、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、グループで30を超えるブランドを国内外で約1,400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーンです。ファッションを通じてすべての人の人生をワクワクさせる「Play fashion!」をミッションに掲げ、人と情報が行き交うオープンなコミュニティをつくり、新たな価値を生み出す“グッドコミュニティ共創カンパニー”となることを目指しています。
株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。
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