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株式会社 日立システムズ

日立システムズがDataRobot社のエンタープライズAIプラットフォーム「DataRobot」の本格的な拡販活動を開始

ライセンス販売と自社実証で蓄積したノウハウの提供により、企業の業務効率の向上やコスト削減を支援

概 要

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、お客さまの業務改善を支援する「データ分析自動化サービス」を強化するため、AIによる予測モデルを自動生成するソフトウェアを提供しているDataRobot,Inc.(CEO:Jeremy Achin、本社:アメリカ合衆国マサチューセッツ州/以下、DataRobot社)と販売代理店契約を締結し、国内でのライセンス販売を本格的に開始します。
本契約に基づき、日立システムズがDataRobot社のエンタープライズAIプラットフォーム「DataRobot」を企業のニーズに合わせてライセンス販売するとともに、日立システムズが社内実証により蓄積したノウハウを活用し、「DataRobot」を適用すべきテーマの選定やRPA(Robotic Process Automation)などの各種ツールとの連携なども合わせて提供することで、企業の業務効率の向上やコスト削減、新たな価値の創造をワンストップでサポートします。

背 景

近年、多くの企業で業務効率の向上やコストの削減、新たな価値の創造などに向けて、AIの活用が検討されており、中でも機械学習は、マーケティング業務の効果予測や生産設備状態の自動診断などの幅広い領域での活用が注目されています。しかし、機械学習を活用するためには統計学をはじめとする高い専門知識を有するデータサイエンティストの存在が不可欠であり、養成や確保も容易ではないため、企業が活用する際の課題になっています。さらに、中堅・中小企業などでは、AIツールの検討・導入までに時間を要することが多く、導入が進まずに課題となっています。
そこで、日立システムズはエンタープライズ向けのAIプラットフォームである「DataRobot」を提供するDataRobot社と、昨年2月にSIコンサルティングパートナー契約、昨年11月に販売代理店契約を締結しました。
「DataRobot」は世界トップクラスのデータサイエンティストの知見や経験、ベストプラクティスが集約されているため、分析対象の予測モデルを簡単かつ高精度に生成することが可能なエンタープライズ向けAIプラットフォームです。分析対象のデータをアップロードして予測する内容を選択するだけで、数百種類におよぶ機械学習アルゴリズムの中から特にデータとの相性が良いアルゴリズムを自動で選定して表示するなど、予測モデル生成のプロセスを自動化しているため、これまで高い専門知識を有するデータサイエンティストが必要であった予測モデルの生成作業を簡単かつ高精度にできるようになります。

詳 細

今回、日立システムズはDataRobot社と締結している販売代理店契約を更新し、「DataRobot」の幅広いライセンス販売が可能になりました。
具体的には、AIによる予測モデルを自動生成する大規模向けライセンス「DataRobot Enterprise」と中堅・中小企業向けにスモールスタートを実現できる「DataRobot Starter」をベースに、機械学習に投入するデータの準備・加工を実施する「DataRobot Data Prep」や予測モデル構築後の運用・監視を行う「DataRobot MLOps」などを合わせて提供することで、お客さまの業務改善を支援します。
また、「DataRobot」のライセンス販売にとどまらず、企業が「DataRobot」を導入する際の導入支援にも対応します。日立システムズでは「DataRobot」を社内のさまざまな業務で社内実証しています。例えば、コンタクトセンター業務における着信量予測では、これまで過去の着信数や休日カレンダー情報などと担当者に蓄積された経験などを基に独自の方法で予測していましたが、「DataRobot」を用いた場合の方が、より高精度に着信量を予測することができ、それに伴うコスト削減が見込まれることを確認しました。
さらに、こうした社内実証での結果から蓄積されたノウハウを活用した導入支援以外にも、テーマ創出ワークショップを通じた「DataRobot」を適用すべきテーマの選定や、「DataRobot」とRPA、BI(Business Intelligence)、ETL(Extract/Transform/Load)*1等の周辺ツールとの連携なども提案可能です。
これにより、専門知識を有するデータサイエンティストが不在で、AIの導入・活用が進んでいなかった企業でも、AIを適用する業務の選定から機械学習に必要となるデータ準備、インフラ環境の構築、AIの実装・運用・監視まで、ワンストップでAIの導入・活用が実現でき、業務効率の向上やコスト削減、新たな価値の創造などを推進できます。

*1
ETL(Extract/Transform/Load):データベースなどに蓄積されたデータから必要なものを抽出(Extract)し、目的に応じて変換(Transform)し、データを必要とするシステムに格納(Load)すること。

今後、日立システムズは、「DataRobot」のライセンス販売、導入支援に加え、新たなサービスの提供を検討してまいります。「DataRobot」と売上予測や在庫削減などの既存業務システムのERPデータの連携をAPI基盤を通して可能とするサービス提供や、さまざまなAIツールの活用などについても検討することで、「データ分析自動化サービス」をさらに強化し、お客さまの業務効率の向上やコスト削減を支援していきます。

DataRobot Japanからのコメント

日立システムズを販売代理店としてお迎えすることを心から歓迎いたします。
AI導入は大企業だけが享受できる特別なものではありません。ビジネスを実施しているすべての企業がデータサイエンティストの有無に関わらず、これから必要になってきます。
「DataRobot」を活用した高度な機械学習ソリューションと経験豊富なRPAやBIを日立システムズに連携いただくことで、中堅・中小企業のお客さまや日立グループへのAI導入をご一緒させていただくことを大変喜ばしく思います。

DataRobot Japan カントリーマネージャー原沢 滋

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エンタープライズAIプラットフォーム「DataRobot」について

「DataRobot」は世界トップクラスのデータサイエンティストの知見や経験、ベストプラクティスが集約されたエンタープライズ向けのAIプラットフォームです。分析対象のデータをアップロードして予測する内容を選択するだけで、数百種類におよぶ機械学習アルゴリズムの中から最も適したアルゴリズムで作成した予測モデルを自動で選定して表示するなど、予測モデル生成のプロセスを自動化しているため、これまで高い専門知識を有するデータサイエンティストが必要であった予測モデルの生成作業を簡単かつ高精度に実施可能です。

【DataRobotの適用領域】

DataRobotの適用領域

【DataRobotの導入効果イメージ】

DataRobotの導入効果イメージ

「DataRobot」の画面例

「DataRobot」の画面例

DataRobot社について

DataRobot, Inc.はエンタープライズ向け人工知能(AI)のリーディングカンパニーであり、信頼性の高いAI技術と投資利益率(ROI)イネーブルメントサービスを、今日のAIイノベーションを競うグローバル企業に提供します。DataRobot社のエンタープライズ向けAIプラットフォームは、機械学習モデルの構築、デプロイ、管理におけるエンドツーエンドの自動化によってデータサイエンスを民主化します。AIを大規模に提供し、時間の経過とともに継続的にパフォーマンスを最適化することで、ビジネス価値の最大化をサポートします。DataRobot社の最先端のソフトウェアと世界最高クラスのAI実装、トレーニング、サポートサービスの実証済みの組み合わせが、組織の規模や業種、リソースを問わず、あらゆる組織においてビジネスの成果を高めています。
DataRobot社は創業以来AIに焦点を絞り、ROIを生み出すAIの提供において実績を挙げています。世界各地にオフィスを構え、New Enterprise Associates、Sapphire Ventures、Meritech、DFJ Growthなどの一流企業から4億3100万ドルの資金を調達しています。

日立システムズについて

株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。

お客さまからのお問い合わせ先

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以上

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「DataRobot」はDataRobot, Inc.の登録商標です。
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