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株式会社 日立システムズ

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のエントリーモデルを販売開始

中堅・中小企業から利用可能な小規模モデルを開発し、ラインアップに追加

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2017年3月29日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、従来のITインフラよりも大幅に省スペース化と低コスト化が見込めるIT基盤を提供する「ハイパーコンバージド・ソリューション」のラインアップに小規模モデルを2種類追加し、本日から販売開始します。
今回、追加したのは30人分程度の仮想デスクトップ環境を提供できる「VDI*1エントリーモデル」と、仮想サーバーを20台程度利用可能な「仮想サーバーエントリーモデル」です。これらを活用することで、在宅勤務の試行や、中堅・中小規模の基幹システム、部門単位で導入するシステム、テスト環境など、さまざまな用途に適したITインフラを低コストかつ短期間で導入することが可能になります。

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VDI:Vertual Desktop Infrastructure(デスクトップ仮想化)

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図
「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図

サーバー仮想化技術の普及に伴い、多くの企業や団体では、分散されていた複数のサーバーを集約し、リソースの有効活用とコスト低減、効率的なシステム運用を実現しています。さらに、最近ではストレージの仮想化技術も普及し始めており、仮想化技術を活用してサーバーとストレージ、ネットワーク機器を統合的に利用するハイパーコンバージド・インフラに注目が集まっています。

ハイパーコンバージド・インフラは、サーバーやストレージの集約により省スペース化を実現できることや、機器を増設することでデータの記憶容量やシステムの処理能力を簡単に増強できること、サーバーとストレージ、ネットワークを一つの管理ソフトウェアで統合的に管理できることなどの特長があります。一方で、中堅・中小企業や部門単位などで導入するには必要以上に高性能で割高になる傾向がありました。また、運用時に不具合が発生した場合の問い合わせ窓口が、機器やソフトウェアによって異なっているケースが多いため、導入企業側で、原因となっている機器やソフトウェアを特定する必要があるなどの課題もあり、よりリーズナブルで運用しやすいハイパーコンバージド・インフラが求められていました。

日立システムズは、クラウドインフラとビジネスモビリティ市場におけるリーダー企業の1社であるヴイエムウェア株式会社(代表取締役社長:ジョン ロバートソン、本社:東京都港区/以下、ヴイエムウェア)の仮想化ソフトウェアと、豊富なラインアップと先端技術の導入スピードを高く評価され、ワールドワイドで多くの実績がある米国Super Micro Computer, Inc.(CEO:Charles Liang/以下、スーパーマイクロ)のハードウェアを利用した「ハイパーコンバージド・ソリューション」を2016年から拡販しています。
今回、新たに販売開始する2種類のエントリーモデルは、仮想化技術を活用したソリューションで豊富な導入実績を持つ日立システムズが、さまざまなお客さまへの提案活動を通じて把握した課題やニーズを分析し、その解決のために製品化しました。本製品により、用途や規模にあったITインフラを、個別に仕様を決定して導入するケースよりも、低コストかつ短納期で導入できます。

本製品の販売・導入は、日立システムズおよびソフトバンク コマース&サービス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO 溝口 泰雄、本社:東京都港区/以下、ソフトバンクC&S)をはじめとするビジネスパートナーが対応します。また、運用・保守面では、ヴイエムウェア社認定プレミアパートナーであり、かつ国内で唯一のスーパーマイクロ社保守パートナーである日立システムズが総合受付窓口を設け、仮想化ソフトウェアとハードウェアに関する問い合わせの双方に対応します。さらに、万一トラブルが発生した際には、全国約300か所のサービス拠点網を生かし、オンサイト対応(訪問での修理・交換)などの迅速な保守サービスを提供します。

今後、日立システムズは、「ハイパーコンバージド・ソリューション」をITインフラだけでなく、ITインフラとアプリケーションを組み合わせて提供するソリューションへと拡充していきます。これにより、システム全体の低コスト化と、短期間での導入、効率的な運用を実現し、幅広い企業の課題解決を支援してまいります。

「ハイパーコンバージド・ソリューション」における連携イメージ図

「ハイパーコンバージド・ソリューション」における連携イメージ図

  • 障害連絡や、ハードウェアとソフトウェアに関する技術的な問い合わせを総合受付窓口で一括受付。
  • 日立システムズの技術者独自のナレッジベースと各製品パートナーから提供される技術情報を活用し、問題解決を支援。

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のラインアップ

コスト削減効果(見込み値)
項目 VDI
エントリーモデル
VDI
スタンダードモデル
仮想サーバー
エントリーモデル
仮想サーバー
スタンダードモデル
規模 30クライアント程度 100クライアント程度 20台程度 50台程度
用途
(例)
  • スモールスタート
  • ワークスタイル変革
  • 部門単位導入
  • 在宅勤務
  • テレワーク
  • PoC基盤
  • クライアントリプレース向けセキュリティ強化(強靭化)一括導入
  • IoT PoC基盤
  • 部門導入(ブランチ/リモ-ト)
  • アプリケーションソフトウェアパッケージ向け
  • リモートオフィス
  • ITオペレーション(管理)
  • テスト環境
  • 災害復旧/バックアップ
  • プライベートクラウド
  • ビジネスクリティカル(基幹システム/アプリケーションソフトウェア)
構成
  • 1U 2Node/All Flashモデル
  • 1U1Node(2台)/All Flashモデル
  • 2U 3Node/All Flashモデル
  • 1U1Node(3台)/All Flashモデル
  • 1U 2Node/All Flashモデル
  • 1U1Node(2台)/All Flashモデル
  • 2U 3Node/All Flashモデル
  • 1U1Node(3台)/All Flashモデル
価格 4,980,000円~ 10,000,000円~ 6,980,000円~ 11,900,000円~
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上記価格はハードウェア3年保守、ソフトウェア1年保守での価格です。

日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション」のWebサイト

パートナー企業からのコメント

なお、今回のエントリーモデルの販売開始にあたり、ヴイエムウェア、スーパーマイクロ、ソフトバンクC&Sから以下のコメントをいただいています。

日立システムズは国内初のプレミアパートナーであり、長きにわたり強いパートナーシップで共にビジネスを築きあげてまいりました。このハイパーコンバージド・ソリューションは、VMware NSX/VMware Horizonとの組み合わせによって、お客さまの「データセンター全体の仮想化」実現に発展するものと期待しております。ヴイエムウェアは今後も先進的なソリューションの提供をめざして日立システムズと協力し、日本企業の持続的な成長の実現に取り組んでまいります。

ヴイエムウェア株式会社 執行役員 ストラテジックアカウントビジネス本部長 秋山 将人

このたびの日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション」のエントリーモデルの提供開始を歓迎いたします。私共スーパーマイクロの国内唯一のオフィシャル保守パートナーとしてのサポート実績と充実したサポート体制で、ハイパーコンバージド・インフラをご検討のお客さまにこれまで以上の新たな価値を提供できるものと確信しております。今後もスーパマイクロは先進的なソリューションの提供をめざして日立システムズと共に持続的な成長をめざします。

Super Micro Computer, Inc. Vice President, Sales James Hsieh

ソフトバンクC&Sは、このたびの日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション」のエントリーモデルの提供開始を心より歓迎いたします。「ハイパーコンバージド・ソリューション」は、ALL Flashモデルで最小2ノードからの低価格を実現するほか、全国のサポート拠点、リモート監視など充実したサポート体制にてお客さまの満足度がさらに高まることを期待しております。ソフトバンクC&Sは販売ディストリビューターとしてこれまで培ったノウハウや実績、技術力を生かして、日立システムズ、ヴイエムウェア、スーパーマイクロと一緒に、ハイパーコンバージド・インフラの市場拡大を推進しつつ、拡販に協力してまいります。

ソフトバンク コマース&サービス株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 溝口 泰雄

「ハイパーコンバージド・ソリューション」の出展情報

日立システムズは、2017年4月19日にホテル雅叙園東京(東京都目黒区)で開催される「VMware Conference 2017 Spring(主催:ヴイエムウェア)」に、今回発表した「ハイパーコンバージド・ソリューション」を出展します。

日立システムズについて

日立システムズは、幅広い業務システムの設計・構築サービス、強固なデータセンター基盤を活用したアウトソーシングサービス、全国約300か所のサービス拠点とコンタクトセンターによるお客さまに密着した高品質な運用・保守サービスを強みとするITサービス企業です。日本のIT黎明期から先駆的に取り組んできたITサービスの実績・ノウハウを生かし、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、保守まで、ITのライフサイクル全領域をカバーするワンストップサービスを提供しています。そして、ITの枠組みを超えてお客さまに新たな価値を創造し、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざしています。

ヴイエムウェアについて

ヴイエムウェア株式会社(本社:米国カリフォルニア州パロアルト)は、クラウドインフラとビジネスモビリティの分野で世界をリードし、顧客のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。そして、Cross-Cloud Architectureや、データセンター、モビリティ、セキュリティのソリューションの提供を通じて、顧客企業がビジネスやITに対してSoftware-Definedの手法を活用できるように支援しています。今日、全世界で50万社を超える顧客、および7万5千社を超えるパートナを有し、2016年度の売上高は、70億9千万米ドルに上ります。

スーパーマイクロについて

Super Micro Computer, Inc.は、高い技術力でデーターセンターやクラウドサービス、高速演算処理を必要とするHPC(High Performance Computing)、GPU(Graphics Processing Unit)コンピューティングの分野を中心に世界中で採用・評価されており、最先端技術の導入スピードや豊富なラインアップで、お客さまのさまざまなニーズに対して最適な製品を柔軟に提案することができます。1993年に米国カリフォルニア州サンノゼにて設立以後、毎年急成長(*)をし続けながら、シリコンバレーのみならず、オランダ、台湾にも生産拠点を拡張し、さらなる世界的な事業拡大に向けて日々努力をしています。

*
「FORTUNE 100 Fastest-Growing Companies」に2年連続ランクイン
2016年度 世界的にも大きな米国上場企業の中で、最も急成長している企業 第18位

ソフトバンクC&Sについて

ソフトバンクC&S株式会社は、ソフトバンクの創業事業である個人および法人向けIT関連商品の流通事業をはじめ、グループの通信事業などとのシナジーを生かした、モバイルアクセサリー「SoftBank SELECTION」の製造販売、法人向けにモバイルや固定回線などの通信インフラとIT商材を組み合わせたICTソリューションの提供、多様なモバイルデバイスで利用できるWebサービス、購買支援事業など、ICT関連の商品やサービスを幅広く提供しています。

お客さまからのお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。