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株式会社 日立システムズ

クラウド基盤の運用負荷を軽減する「クラウド基盤運用自動化サービス」を販売開始

日立グループの先行導入事例において、クラウド基盤の運用コストを最大約53%削減

このニュースリリースに記載されている情報(価格、仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表時点のものです。最新の情報につきましては、こちらのお問い合わせ先にご確認ください。

2016年4月12日
株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、クラウド環境における仮想マシン作成などの運用業務の自動化や構成情報の可視化により、運用負荷を軽減する「クラウド基盤運用自動化サービス」を本日から販売開始します。
本サービスを活用することで、従来のクラウド基盤の管理画面にはない自動化機能が利用でき、作業の迅速化を実現します。また、運用業務における課題であった担当者の作業負担軽減、作業の属人化解消、作業ミス低減などを実現できます。なお、日立グループにおける本サービスの先行導入事例においては、クラウド基盤の運用コストを最大約53%削減するなどの成果が出ています。

近年、短期間で新規ビジネスの立ち上げが可能なことやシステムの拡張・縮小を柔軟に行えることから、クラウド基盤の利用が急速に拡大しています。クラウド基盤の活用によりIT環境の利便性が高まる一方で、クラウド基盤ならではの運用業務も新たに発生しています。
例えば、プライベートクラウド環境で仮想マシンを作成する場合、利用者からの申請に基づき、CPUや、メモリ、ディスクといったリソースの割り当てやOSのインストール、初期設定、ミドルウェアの設定などを、運用担当者が作業手順書に従って手作業で行っているケースが多く、運用作業や構成情報の管理が負担になっています。また、クラウドサービスでは、サービスが従量課金制であることが多いため、サービスを利用しない週末などは、コスト削減のために仮想マシンの電源を停止するなどを手作業で行っており、運用業務工数の増加や作業ミスが発生しています。

こうした状況を踏まえ、日立システムズはこれまで蓄積してきたクラウド基盤の構築・運用ノウハウを基に、クラウド基盤の運用作業を自動化することで、運用業務における担当者の負担を軽減する「クラウド基盤運用自動化サービス」を販売開始します。
具体的には、VMware vSphereで構築されたプライベートクラウドを対象とした「運用アセスメント」と「運用自動化システム for VMware vSphere」、クラウドサービスのアマゾンウェブサービス(以下、AWS)を対象とした「運用自動化システム for AWS」と「運用自動化システム(SaaS) for AWS」の4つのサービスを提供します。
「運用アセスメント」は、従来は2週間程度必要であった運用自動化システム導入による運用改善効果の評価レポートを、独自の可視化ソフトウェアを用いて最短4日間で提示します。
また、3つの「運用自動化システム」は、仮想マシンの作成などクラウド基盤の運用業務を自動化します。さらに、従来は手作業で管理することが一般的なクラウド基盤の構成情報をグラフィカルに表示できる機能も提供し、構成情報の管理も効率化します。本サービスを活用することにより、運用業務の迅速化や負担軽減に加え、属人化、人為的ミスの防止を実現します。

今後、日立システムズでは、Microsoft Azureなどの複数のクラウド基盤への適用や機能のさらなる拡充を図るとともに、クラウドサービス事業者や企業内情報システム部門向けに拡販し、2018年度末までに累計30億円の販売をめざします。

クラウド基盤の運用業務例

クラウド基盤の運用業務例
運用業務従来作業クラウド基盤運用
自動化サービス
効果
仮想マシンの作成手順書による手作業自動実行
  • 運用コスト削減
    (日立グループへの導入では最大53%のコストを削減)
  • 品質向上
  • 属人化解消
リソースの割当
OSの初期設定
ミドルウェアの設定
電源操作
バックアップ
構成情報の管理個別台帳への手入力情報の自動収集・台帳出力
運用業務の評価システム技術者の
立ち合い(2週間以上)
ソフトウェアによる評価レポートの自動生成(最短4日)
  • 短期間での評価実施
  • 現行運用業務の分析

「クラウド基盤運用自動化サービス」のラインアップ

「クラウド基盤運用自動化サービス」のラインアップ
サービス名対象基盤サービスの概要
運用アセスメントプライベートクラウド
(VMware vSphere)
お客さまのクラウド基盤での現在の運用操作状況を可視化し、運用自動化システムの導入による運用改善効果の評価レポートを最短4日間で提示します。
運用自動化システム
for VMware vSphere
プライベートクラウド
(VMware vSphere)
お客さまのクラウド基盤の構成情報をグラフィカルに表示することができ、基盤全体の状態把握を容易に行うことができます。なお、表示された構成情報はMicrosoft Excelファイルとしてダウンロードすることができます。
また、日々の運用業務をスケジューリングすることで、人手を介さずに自動実行することができます。
運用自動化システム
for AWS
クラウドサービス
(AWS)
運用自動化システム(SaaS)
for AWS
クラウドサービス
(AWS)

サービスの特長

(1)運用アセスメント

株式会社日立製作所と共同開発した運用業務の可視化ソフトウェア(特許出願中)を用いたサービスです。クラウド基盤のシステムログから運用者の操作内容をフロー図として自動生成することで、現在の運用作業状況を可視化し、現行運用業務の分析が可能となります。また、一般的なアセスメントでは、システム技術者が2週間以上の立ち合いの下、システム評価を行っていましたが、本サービスではシステムログから評価レポートも自動生成するため、お客さまの作業負担なく短期間(最短4営業日)で評価することが可能です。これにより、運用自動化システム構築の有効性検証を短期間・低コストで行えます。

(2)運用自動化システム for VMware vSphere

クラウド基盤の仮想マシンの作成や環境設定、電源操作、スナップショット取得などの各運用業務をスケジュールに登録して、人手を介さずに自動で実行可能にします。また、仮想マシン等の構成情報やリソース情報をグラフィカルに表示することができ、構成情報は時点管理が可能であるため、構成変更時に過去情報を確認できます。これにより、作業の迅速化、属人化の解消を実現し、運用業務の効率化を図ることができるだけでなく、作業ミスを削減し、業務品質を向上することができます。

(3)「運用自動化システム for AWS」および「運用自動化システム(SaaS) for AWS」

AWS上にある仮想マシンの起動・停止・バックアップなど、日々の運用業務をスケジュールに登録することで自動で実行可能にします。また、仮想マシンや負荷分散装置などの構成情報をグラフィカルに表示(特許出願中)でき、基盤全体の状態把握が容易に行えます。表示された構成情報は詳細なプロパティ情報とともにMicrosoft Excelファイル形式でダウンロード(特許出願中)することができ、構成管理資料として活用できます。これらにより、作業の迅速化、属人化の解消を実現し、運用業務の効率化を図ることができるだけでなく、計画的な仮想マシンの停止によって不必要な従量課金を抑止し、コスト削減や人為的なミスを防止することができます。

「運用アセスメント」の評価レポートイメージ

「運用アセスメント」の評価レポートイメージ

「運用自動化システム for VMware vSphere」の導入イメージ

「運用自動化システム for VMware vSphere」の導入イメージ

「運用自動化システム for AWS」「運用自動化システム(SaaS) for AWS」の画面イメージ

「運用自動化システム for AWS」「運用自動化システム(SaaS) for AWS」の画面イメージ

価格(税抜)

  • 「運用自動化システム for VMware vSphere」「運用自動化システム for AWS」は個別見積り
  • 「運用アセスメント」は、598,000円から提供します。
  • 「運用自動化システム(SaaS) for AWS」は、クラウドサービスとして月額32,000円から利用可能

「クラウド基盤運用自動化サービス」のWebサイト

お客さまからのお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
商品お問い合わせ窓口
TEL:0120-346-401(受付時間:9時~17時/土・日・祝日は除く)
お問い合わせWebフォーム : https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html

報道機関のお問い合わせ先

株式会社日立システムズ
CSR本部 コーポレート・コミュニケーション部 杉山、藤原
〒141-8672 東京都品川区大崎一丁目2番1号
TEL:03-5435-5002(直通)
E-mail:press.we@ml.hitachi-systems.com

以上

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VMware、VMware vSphereは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。
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Microsoft Excelは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。
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Microsoft Azureは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における商標です。
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