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株式会社 日立システムズ

公益財団法人 神奈川県予防医学協会様

業務効率化支援サービス

公益財団法人 神奈川県予防医学協会様集合写真

負荷の大きい健診事務作業にRPAを導入し、人手作業を536時間削減!
現状分析から改善案の提示、教育まで、ワンストップで労働生産性向上を支援

公益財団法人 神奈川県予防医学協会様は、労働生産性のさらなる向上に向けて日立システムズの「業務効率化支援サービス」を導入しました。県内保育園の園児、学校の児童・生徒約65万人を対象に毎年実施している尿検査結果報告書の作成業務では、臨時のパートタイム労働者を約50人雇用するなど事務作業負荷の高さが課題となっていましたが、RPAを活用して業務プロセスを改善した結果、人手で行う作業時間は536時間削減、作業員1人当たりの事務処理件数は581件(12%)増加するなど、劇的な業務効率化が実現しました。

導入前の
課題1
抜本的な業務の見直しを行いたいが、リソースやノウハウが不足しており、業務改善が進められない
導入後の
効果1
現状業務の洗い出し・整理・分析を行い、抜本的な業務プロセスの改善を行ったことで、高い業務効率化の効果が得られた
導入前の
課題2
事務作業の負荷が高く、人手が不足している
導入後の
効果2
RPAを活用した業務自動化により、少ない人的リソースでも効率的に業務を行えるようになった
導入前の
課題3
外部パートナーに頼らなくても、組織内のメンバーで継続的な業務改善が行える体制を構築したい
導入後の
効果3
RPAの教育・運用支援をはじめとするさまざまなサポート提供により、RPAの内製化に向けた体制が整いつつある

導入の目的

業務負荷が極めて高い毎年恒例の健診業務
人手に頼らない業務効率化を実現したい

神奈川県予防医学協会様は、県内保育園の園児、学校の児童・生徒約65万人を対象に毎春、尿検査を実施しています。尿検体と同時に搬入されるクラス名簿の回収と取りまとめ、結果報告書の印刷など大量の事務作業をわずか4日間で行わなければならないため、毎年臨時で50人程度のパートタイム労働者を雇い対応していました。業務負荷が極めて高いこれらの作業を効率化するため、神奈川県予防医学協会様は業務プロセスの見直しやITの活用など、人手に頼らない業務効率化の方法を模索していました。

選定のポイント

現状業務の分析から改善、その後の教育まで生産性向上に向けたワンストップな対応を評価

業務効率化の手段としてRPAを検討していた神奈川県予防医学協会様は、複数のベンダーに提案を依頼し、その中の1社であった日立システムズの提案内容に注目しました。日立システムズはRPAによる業務自動化はもちろん、クラス名簿のデジタル化やWebサイトからの名簿アップロードなど、尿検査を実施する学校側のプロセス見直しにも言及しており、さらには、RPAツールを活用したロボットプログラムの開発を内製化できるよう、RPAの教育支援も提案内に含んでいたからです。
根本代表理事は日立システムズの提案をこう評価します。「他社がRPAという“手段”の紹介に専念する一方で、日立システムズは当協会の業務内容をしっかりと理解したうえで、継続的な業務改善、労働生産性向上をいかに実現するかという“目的”の達成に重きを置いてくれました」。
業務効率化に向けた、総合的かつ継続的な提案内容が評価され、日立システムズがパートナーに選ばれました。

導入の効果

業務改善により人手作業が536時間も削減!
RPA活用範囲を広げる教育研修も積極的に実施

尿検査結果報告書の作成業務プロセスは次のように変わりました。まず、学校からの名簿受け取り方法には表計算ソフトのファイルをWebサイト経由で受け取る方法が追加され、これにより記録メディアや紙などから名簿を取得する作業が削減されました。各媒体の名簿データを指定書式に変換する作業と、最終的な結果報告書を印刷出力する作業はRPAで自動化され、前年度比較で手作業時間は合計536時間、1日換算で約8時間が削減されました。作業員1人当たりの事務処理件数は前年度比較で581件増加し、労働生産性が12%向上する効果が得られました。2020年度はコロナ禍の影響を受けたことで、臨時のパートタイム労働者は例年より10人程度少ない状況でしたが、業務プロセスを改善していたため、事務作業への影響はありませんでした。RPAによる業務自動化で人手作業が簡易になったため、パートタイム労働者向けの実務研修も短時間で終了しました。
神奈川県予防医学協会様は、すでに2021年度の尿検査も同じ業務プロセスで実施することを決定しており、これと並行してRPAを活用した業務効率化を協会内の他業務に広げるため、日立システムズが提供するRPA教育研修を各部門の職員に向けて積極的に実施しています。日立システムズは、神奈川県予防医学協会様の業務効率化の取り組みがさらに進展するよう、引き続きサポートを継続していきます。

お客さまプロフィール

公益財団法人 神奈川県予防医学協会

公益財団法人 神奈川県予防医学協会ロゴ

創立
1955年1月24日
基本財産
1億円(2021年3月時点)
職員数
619人(2021年3月時点)
代表者
理事長(代表理事) 根本 克幸
事業内容
公衆保健に関する知識の普及、啓発、調査研究及び助成事業/神奈川県民の疾病予防と健康増進を図るための各種検診・検査、健康診断と予防医療の事業/そのほか、法人の目的を達成するために必要な事業

業務改善の豊富なノウハウを提供いただけることは、私たちにとって大きなメリットです

新しい業務プロセスの運用では想定外の事象がいくつか起きましたが、RPAで自動化する部分と人手で作業する部分の切り分けを提案いただき、効果的にRPAを使うことができました。担当SEの岡田さんが非常に親身に、私たちと一緒になって課題に取り組んでくれたおかげで、生産性向上を実現することができました。今後は日立システムズが提供する教育研修を受けながら、自分たちの力で業務改善をさらに推進していきたいと思います。

担当より一言

お客さまにしっかりと寄り添いながら、業務効率化をワンストップで支援します

業務分析から改善案の提示、構築、運用まで一気通貫で行えることが当社の強みです。お気軽にご相談ください。

今回の取材にご協力いただいたお客さま

ご協力ありがとうございました。
*本内容は2021年3月時点の情報です。

本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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