湘南美容クリニック様（SBC メディカルグループ様）

湘南美容クリニックを展開するSBCメディカルグループ（以下、SBC）様は、全国約145院、約7,500名のクリニックスタッフが利用するLMS（Learning Management System）として「コーナーストーン」を導入しました。人事システムとの連携により、スタッフひとりひとりの入社年次・職種・役職・人事等級に応じたきめ細かな研修プログラムを提供し、サービス品質の向上を実現しています。2035年1,200院開院の目標達成に向けて、今後コーナーストーンをさらに活用し、人材育成の強化を図っていきます。

SBC様は、看護師、受付カウンセラーなどの湘南美容クリニックのスタッフに階層別研修を実施しています。研修内容は、入社年次・職種・役職・人事等級・クリニックの業態など諸条件の掛け合わせによって決まります。しかし、以前利用していたLMSは複雑な条件の研修割り当てに対応できませんでした。そのため、総合教育部では毎月手作業で研修対象者を抽出し、研修の受講を通知する必要がありました。

2025年に200院、2035年に1,200院のクリニックを開院する目標に向け、月平均100名ペースでスタッフを採用する中で、以前の研修管理体制は総合教育部の大きな負担になっており、LMSの早急な刷新が求められていました。

SBC様はLMSの選定にあたり、「ひとりひとりの年次・職種・役職・等級に応じて研修をきめ細かく提供できる」「人事システムと連携して研修提供ができる」「研修プログラムのバージョン管理ができる」など複数の機能要件を定めました。コーナーストーンはすべての機能要件を満たしたことに加え、日立システムズのサポート体制が選定の決め手になったと選定担当者さまは振り返ります。

「理想とする研修のイメージはあっても、それをうまく言語化できないもどかしさがありました。日立システムズは選定当時、毎日のように当社に足を運んで、イメージの具現化を熱心にサポートしてくれました。LMS導入後に何らかの問題が発生しても、問題を解決してくれるだろうと期待できました」。

コーナーストーンの導入作業は約6カ月。前半3カ月で新たな研修業務フローを定義し、後半3カ月で研修プログラムの作成や、学習履歴を含む人事データの移行作業を行いました。コーナーストーンはスタッフの公募により「Sぽ～と」と名付けられ、現在約800の学習教材が提供されています。

コーナーストーンは人事システムと連携し、月次で人事情報を取得します。そして、スタッフひとりひとりの人事情報と、研修プログラムごとの受講対象者条件を突き合わせ、該当するユーザーに研修プログラムを自動で割り当てます。突合条件の中にはスタッフの異動履歴もあり、新規開院による配置転換が発生する湘南美容クリニックの環境に合わせた、きめ細かな研修の提供を実現しています。受講履歴は、社内の別システムに日次データ連携を行い、刷新を続ける学習教材の中でも緊急性・重要性の高い研修を適切に受講しているかの確認や、人事考課面談の資料として活用されています。

階層別研修にまつわる課題を解決した総合教育部は、今後、選抜型教育や社内資格教育の仕組みにもコーナーストーンを活用する計画です。情報システム部門や社内資格運営担当など、コーナーストーンの評判を聞いた社内の他部門も利用開始を検討するなど、ユーザーの裾野は着実に広がりつつあります。

SBC様は、2050年に世界一お客さまの多い医療グループになることを目標に掲げています。目標の達成に向けて、スタッフひとりひとりが自律的に学習し、成長を実現できる環境を提供するため、 SBC様はこれからもコーナーストーンを活用していきます。

• ページの先頭へ