業務自動化だけでなく、RPAを活用した新規ビジネスの創出にもトライ
RPAツール「UiPath」を活用し、北海道内の信用金庫の経営改革支援に挑む
北海道内の信用金庫向けに事務作業代行や情報処理サービスを提供する株式会社北海道しんきん情報サービス様(以下、北海道しんきん情報サービス様)は、北海道日立システムズと日立システムズをパートナーとして、RPAツール「UiPath(ユーアイパス)」を活用した自社業務の自動化、ならびに、RPAを活用した新規ビジネスの創出に取り組んでいます。北海道内の信用金庫の経営改革、および、地域経済の発展に貢献すべく、社内と社外の両面でRPAをフルに活用しています。
厳しい経営環境下にある信用金庫の経営改革実現のため、RPAを活用したい
北海道しんきん情報サービス様は、北海道内の信用金庫向けに事務作業の代行や情報処理サービスを提供する企業です。人口減少、超低金利政策など、信用金庫を取り巻く厳しい経営環境を考慮すると、付加価値の低い事務作業の自動化・効率化による経営改革の提言は急務でした。改革の切り札として、北海道しんきん情報サービス様はかねてよりRPAに着目し、情報収集を進めてきました。
信用金庫向け「RPA研究会」の開催支援をはじめ、充実のRPAサポート体制を評価
200社以上(2019年6月時点)へのRPA導入支援を行ってきた日立システムズは、北海道しんきん情報サービス様の要請を受け、各社RPAツールの製品比較情報や、活用事例の提供を実施。社内担当者向けのRPA教育研修も行うなど積極的にRPA関連ノウハウを提供しました。
こうしたサポートを受け、北海道しんきん情報サービス様はUiPathの利用契約を正式に締結、さらに道内の信用金庫を対象とした「RPA研究会」の開催をスタートしました。これまでに研究会は計4回開催され、毎回約20金庫から40名近くの信用金庫関係者が参加しました。研究会には日立システムズおよび北海道日立システムズも参加し、RPAの概要、業務適用ノウハウ提供、最新事例の紹介、質疑応答などの協力を行いました。
業務自動化をはじめ、RPAツールを活用したBPOサービスなど幅広い経営メリットを実現
RPA研究会と並行して、道内の信用金庫を巡回し業務自動化・効率化のニーズをヒアリングした北海道しんきん情報サービス様は、RPAの自金庫導入に伴う手続きを簡略化したいニーズや、RPAによる業務処理をBPOサービスとして利用したいニーズの存在に気がつきました。これを受けて、北海道しんきん情報サービス、日立システムズ、北海道日立システムズの3社は、信用金庫向けの新たなRPAサービスを2019年中に提供開始するための準備を進めています。
こうした新規事業の開発と同時に、北海道しんきん情報サービス様はRPAを活用した自社業務の自動化・効率化も行っています。これまでに料金請求業務の自動化や、日次で行うサーバー運用業務の一部自動化を実現し、作業工数、作業ミスの削減などの成果を得ています。無償の教育コンテンツが充実し、きめ細かで豊富な機能を持つUiPathは「わかりやすく使いやすい」と北海道しんきん情報サービスのRPA担当者も高く評価しています。
業務の自動化・効率化だけでなく、RPAを活用した新規ビジネスの創出など、社内と社外の両面でRPAをフルに活用している北海道しんきん情報サービス様。日立システムズと北海道日立システムズは、今後もお客さまと緊密に連携をしながら、信用金庫の経営改革実現に向けたさまざまな取り組みをサポートしていきます。
株式会社北海道しんきん情報サービス
親身なサポート、高品質なサービスが日本全国どこでも受けられるのが嬉しい
北海道を拠点とする当社にとって、東京でも地方でも変わらぬサービス、サポートを提供してくれるかどうかはパートナー企業選びにおいて重要なポイントです。その点、北海道日立システムズならびに東京本社の日立システムズは、2社間で緊密な連携を取り、私たちが望む親身なサポート、高品質のサービスを提供してくれました。特に、RPAに関する豊富なノウハウと導入実績は、今後RPAサービスを展開しようとする当社にとって大変心強いものです。地域経済発展のためにも、今後も変わらぬサポートをお願いしたいと思います。
日立システムズグループの総合力を生かしRPAを活用した生産性の向上を支援します
今回の取材にご協力いただいたお客さま
ご協力ありがとうございました。
*本内容は2019年8月時点の情報です。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。