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FutureStageの導入工程を教えてください。どのような手順で導入作業を進めていくのでしょうか?

お客さまからのご質問にお答えする「そこが知りたい!FutureStage」。今回は「FutureStageの導入プロセス」についてお答えします。
FutureStageの導入作業は、すでにあるパッケージをベースに進められていくため、ゼロからつくるスクラッチ開発よりもスピーディーに進められるのが特長です。営業・江崎 京太朗がお答えします。

FutureStageの導入プロセス

こんにちは。FutureStage営業担当の江崎 京太朗です。

今回は「FutureStageの導入プロセス」をご紹介します。FutureStageがどのような作業手順を経て稼働に至るのか、参考にしていただければと思います。

例にあげるのは、FutureStageをカスタマイズなしで導入するスピーディーな導入のケースです。それぞれの作業工程を順番にご説明していきたいと思います。

ステップ1:フィット&ギャップ

最初のプロセスは「フィット&ギャップ」です。

これはFutureStageの機能や画面構成、業務処理の流れが、お客さまの業務にどれだけ適合(フィット)しているか?適合していない(ギャップ)か?を確認する作業です。

当社のシステムエンジニアがFutureStageを操作しながら、画面や機能の説明をしますので、お客さまはそれが実際の業務に適合するかを確認していただきます。

フィット&ギャップは「販売管理」「購買管理」「生産管理」「在庫管理」など業務プロセスごとに進めていきますので、毎回各業務に詳しい方にご参加いただく必要があります。例えば、受注プロセスの確認なら営業担当者さま、製造プロセスなら製造部門担当者さま、といった形ですね。

フィット&ギャップは、通常週1回のペースで開催し、2カ月ほどかけて行われます。

ステップ2:パラメーター設定

フィット&ギャップでわかったFutureStageと業務のギャップを埋めるのが、次の「パラメーター設定」という作業です。

例えばギャップには、「原材料データの管理画面において入力項目が足りない」といったものがあります。こういったギャップを、FutureStage内部にある「パラメーター」と呼ばれる、各機能・各項目のON/OFFスイッチを変更しながら対応していきます。

もちろん「パラメーター設定」だけですべてのギャップに対応できるわけではありません。その場合は、お客さまの業務をFutureStageに合わせて変更していただくか、FutureStageに新たな機能開発を行うことで対応します。

新たな機能開発を行う場合、スケジュールや導入費用に変更が生じるので、このタイミングで「業務を変更するか?」「一部だけカスタマイズをするか?」「すべてのカスタマイズを実施するか?」など、今後の進め方をあらためてご検討いただくことになります。

ステップ3:運用テスト

カスタマイズ開発を行わない場合は、次にFutureStageを実際に利用する「運用テスト」に進みます。

FutureStageの利用環境をご用意しますので、ここに得意先や仕入先、主要な販売品目などを登録し、受注作業や発注作業など、実際の業務をテストしていただきます。

最初は導入プロジェクト関係者でテストを行い、問題がなければ現場担当者さまへと範囲を広げて、さらにテストを行います。

ステップ4:並行稼働

運用テストが完了すると、FutureStageを実際に業務利用できる段階になりますが、ここで私たちは1カ月程度の「並行稼働期間」を設けることをお薦めしています。

並行稼働期間とは、旧システムとFutureStageを同時に利用する期間のことです。新システムの利用を開始すると、運用テストで発見できなかった想定外の事象が発生することがあります。並行稼働中であれば万が一の際にすぐ旧システムの運用に戻すことができるため、想定外の事象にも業務を止めずに対応することができます。

並行稼働は現場のみなさまにとってご負担になってしまうのですが、FutureStageは企業活動の根本を担う基幹システムのため、稼働開始時は特に注意深く作業を進めることを提案しています。

並行稼動が終わると、FutureStageの正式稼働がスタートとなります。

FutureStageなら、導入後の業務を明確にイメージしながらスピーディーに構築できる

カスタマイズを行わないスピード導入を例に、FutureStageの導入プロセスをご紹介させていただきました。

FutureStageは、すでに完成しているパッケージを土台に導入作業を進めていくので、導入後の業務を明確にイメージしながら、スピーディーにシステムを構築できることが強みです。

また、パッケージシステムではありながら、お客さまのご希望にあわせてカスタマイズを行うこともできるので、現場業務をなるべく変えたくない、今あるシステムと同等の機能をもたせたい、といったニーズにも対応できます。

スピード導入からじっくり導入まで、あらゆるニーズに対応できるのがFutureStageの良さといえます。

システム導入を機に、自社業務を抜本的に見直したい!というニーズのお客さまもおられます。FutureStageでは、業務プロセスの改革に主眼を置き、コンサルティング的なアプローチからシステム導入を進めていくことも可能です。お気軽にご相談いただければと思います。

FutureStage 営業:江崎 京太朗

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