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株式会社 日立システムズ

“経済効果を実感できる観光振興”
を支援

山口県長門市は、めざすべき将来像である「ひとが輝き、やさしさがこだまするまち長門」の実現に向けて、個性や資源を生かした協働によるまちづくりを進めています。その一環として、日立システムズとICTなどの活用による観光の振興、地域経済活性化や人財育成など、地方創生の推進に関する包括連携協定を締結しました。

好循環で持続性の高い“地方創生支援”を追求

社会への視点

交流人口を増加させ、地域産業の担い手の育成や
地場産業の振興につながる観光振興を

近年、人口減少と高齢化が顕著となるなか、長門市は2017年に地域資源を生かして魅力ある地域づくりを進めていくための「第2次長門市総合計画」を策定しました。その計画の一つに「観光によるまちづくり」の実現に向けた「第2次長門市観光基本計画」があります。これは交流人口を増加させ、地域産業の担い手の育成や地場産業の振興につながる観光振興を重要な取り組みとして位置付けているもので、‟経済効果を実感できる観光振興”の実現をめざしています。

そこで長門市は、観光振興を通じた地域活性化に取り組むため「ながとフリーWi-Fi整備事業」を実施することを決定。長門市内の主要な観光地である長門湯本温泉街や道の駅センザキッチン、元乃隅神社、また、交通の要所である長門市駅や長門湯本駅など、計7か所に無料で利用可能なWi-Fi環境の整備することにしました。

一方、政府も地方自治体に対して、政策分析精度の向上や住民サービスの向上、職員の生産性向上などに向けたICTの効果的な利活用を推奨していることから、長門市はWi-Fi環境整備事業を委託している日立システムズと包括的な連携協定を結びました。

日立システムズ
のアプローチ

スマートツーリズムの実現に向けた
デジタルマネジメントプラットフォーム基盤を構築

今回、日立システムズは長門市の主要観光エリア7カ所にWi-Fiネットワークを構築し、Wi-Fiログから収集した位置情報を活用して、観光客にとっても出店店舗にとっても利便性の高い環境を整備しています。さらには日立システムズのデジタルマネジメントプラットフォーム基盤にデータを蓄積し、データ分析や動線の把握を実施することで、新たな施策づくりを支援。「スマートツーリズム」の実現に向けて、“旅まえ”の潜在顧客の興味を引く広告や魅力的な情報発信をはじめ、“旅なか”の満足度の高い旅行や体験の見える化・データ化、さらには“旅あと”の嗜好にあったリコメンドなど、あらゆるタッチポイントにおける集客・送客・周遊性向上によって、観光地活性化をめざしています。

将来展望

デジタルデータをさらに高度活用し
広範で先進的な地方創生支援サービスの提供へ

さらに、Wi-Fiネットワークを利用する大型商業施設やリテール店舗に対してはSI 企業と共同で位置情報と e コマースの融合ソリューション提供を推進していくほか、デジタルマーケティングや AI を活用して観光地の収益向上と雇用創出をめざします。また、将来的には、人・設備・稼働の動きに関する情報をIoTデータなどで集約し、観光資源の有効活用や地域の活性化に活かしていただくほか、街なかの生活に関する情報を環境・交通・防災データで収集し、少子・高齢化対策や安全・安心の向上などを支援します。

こうした取り組みが、長門市の地域ブランド力を向上させ、収益の向上や雇用の創出につながっていくと確信しています。観光の振興はもちろん、地域経済全体の活性化や人財育成など、地方創生の推進につなげ、長門市がめざすべき将来像「ひとが輝き、やさしさがこだまするまち長門」を実現する——これからも、日立システムはICTのチカラを使って“デジタル技術×街づくり”に取り組んでいきます。

日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。