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株式会社 日立システムズ

除震プラットフォーム
ISO-Base

アイソベース

地震発生時に揺れを減衰し、機器への衝撃と伝達を最小限に抑える除震プラットフォーム。

米WorkSafe Technologies社製の除震装置です。サーバラックの下に設置することで、地震発生時に地震の揺れを直接ラックに伝えずに、ISO-Baseが減 衰し、機器への衝撃と伝達を最小限に抑えます。メインフレーム、サーバラック、医療用機器、その他の精密機器あるいは貴重な装置等の保護に最適です。

概要・特長

除震プラットフォーム ™

コンピュータ、サーバなどの情報機器の地震対策はお済みですか?

ISO-Baseが解決します

  • 阪神・淡路大震災と同規模の地震から、コンピュータ、サーバーなど情報機器の転倒を防止します。
  • 衝撃によるディスクの破損を防止し、貴重なデータを守ります。

ISO-Base(アイソベース)とは

  • 米WorkSafeTechnologies社製の除震装置です。

「アイソレーション(Isolation:切り離す)-ベース」を略し、地震の揺れから機器を切り離すことを意味します。また耐震のように固定するのではなく、震動を積極的に取り除くという意味で「除震装置」と名付けています。

  • サーバラックの下に設置することで地震発生時に地震の揺れを直接ラックに伝えずにISO-Baseが減衰し、機器への衝撃と伝達を最小限に抑えます。

メインフレーム、サーバーラック、光記憶装置、電子キャビネット、医療用機器、その他の精密機器あるいは貴重な装置など、種類、構造を問わず保護することが可能です。また費用面、レイアウト変更および増設に対して柔軟に対応します。

ISO-Baseには、「5つのP」の特長があります

1. Placement(プレイスメント) :導入が簡単、運転中でも設置可能

  • 床に置くだけで、機器も乗せるだけ。危険を伴うボルトやアンカーに固定、および機器への穴あけは不要です。
  • システムをシャットダウンすることなく稼働中でも設置、増設が可能です。
  • 一旦取り付けた後でも、機器を移動したりプラットフォームへ再度取り付けが簡単にできます。

[ISO-Baseの設置例]

[写真]設置例1[写真]設置例2

2. Performance (パフォーマンス) :オープンフレームで自由にレイアウト

  • 1セットで1,800kgの高耐荷重性を持ち、荷重以内であれば、機器の種類、構造に関係なく保護することが可能です。
  • 薄さ78mmのオープンフレームの構造のため、配線工事が自由にでき、レイアウト変更が容易です。

3. Pricing(プライシング) :優れたコストパフォーマンス

  • 耐久性に優れ、部品点数が少なく壊れる箇所がないため、メンテナンスフリーです。
  • ブランク単位で増設するため、載せるラックが多いほどコストパフォーマンスが向上します。

4. PassTest(パステスト) :オフィシャルな規格に基づく震動テストをパス

  • 地震時の強烈な震動や衝撃から精密電子機器を基礎分離注1し保護するように設計されています。
  • カナダ政府、アメリカエネルギー省のUBC/IBC地震Zone4注2(Bellcore社によるNEBS認定)の要求基準を上回ります。
    • 注1:建物や橋梁、その他建造物の保護のために世界中の建築家やエンジニアが使用している方法です。
    • 注2:地震学者リヒターのスケール(Richiter Scale)で、マグニチュード7.0~8.3に相当します。なお、阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)の規模は、マグニチュード7.2です。

5.Patent(パテント):特許を取得

  • USA  Ball-N-Coneシステム (PatentNo.5,599,106)
  • 日本  円錐内ボール収容型地震アイソレーションベアリング (特許第3467513号)

機能詳細

ISO-Baseの仕組み

スチール製ボールベアリングと円錐状のくぼみのある上下2つのロードプレートにより、地震時の強烈な振動や衝撃から精密電子機器を分離し保護するように設計されています。
(Ball-N-Cone除震ベアリング:特許取得済)
この独自のデザインにより、プラットフォームはあらゆる方向から入力地動速度を受け入れながら、滑らかでかつ水平な横運動をすることができます。

[下部ロードプレートとボールベアリング]
[写真]下部ロードプレートとボールベアリング

比較表

従来の剛方式免震装置と比べて以下の利点があります。

  ISO-Base除震装置(柔方式) 従来の免震装置(剛方式)
床への固定方式 床に敷くだけで固定はしない

導入が容易!
ボルトやアンカーで床と固定する

導入時に工事が発生する
床への負荷 地震時に負荷が増加しない。荷重以内であれば、機器の種類、構造に関係なく保護できる

ラック重量を支える強度があれば導入できる!
地震時にラック重量の2.5倍の負荷がかかる(454kgの機材の場合、震度中の負荷は最大1,100kg)

導入時には床自体の補強工事が必要になる場合がある
機器への負荷 衝撃・振動は機器に伝わりにくい

[イメージ図]衝撃を最小限に抑制

機器の破損は発生しにくい!
床と固定してるため衝撃・振動が直接機器に伝わる

[イメージ図]衝撃が直ちに移動

駆動部のあるハードディスクなどの故障につながる可能性がある

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