施設内のさまざまな機器の稼働状況を”見える化”し、設備保全、生産性向上をサポート。
ファシリティ・モニタリングサービスは、OSIsoft社製「PI System」を用いて、業種を問わず、さまざまな産業用機器や空調など施設内の設備の稼働状況やエネルギー利用状況を集中管理します。
「見える化」を実現することで、お客さまの保有する資産の保全や生産性向上などに役立てられます。
工場やプラント、鉄道など、多くの設備機器の資産を中心として活動される企業では、資産の健全な運用と作業効率の管理・監視は企業の生命線です。
従来の保全管理では、各部門が個別に保全情報や設備の稼働状況を管理するケースが多く見られます。
Facility Monitoring Service(FMS)を用いて、全社一括で蓄積・活用することで、生産停止や生産設備の故障など不測の事態の予防や、設備の効率的な稼働に貢献します。
お知らせ
ファシリティ・モニタリングサービスは、これまでデータ化されていなかった産業機器など施設内のさまざまな設備・機器の稼働情報を一括で収集・蓄積することで「見える化」を実現し、機器保全業務の高度化や生産効率の改善に貢献するサービスです。
作業工数のかかる点検やレポート作成業務をシステム化することで、業務効率を大幅に改善することができます。
製造機械メーカーA社様の事例
課題・ご要望 | 自社製品を遠隔で稼働管理、障害検知し、保守サービスを強化したい |
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利用機能 | 遠隔監視、レポート作成 |
製造機械を海外にも輸出するA社様。
機器の修理を要請された際、お客さまからのヒアリングだけでは故障原因が分からず、修理に時間がかかっていました。
稼働状況のリアルタイム遠隔監視により、お客さま拠点へ行かなくても機器の状態や異常原因が分かるようになり、保守対応の迅速化が可能となりました。
また、効率的な稼働のための稼働アドバイスサービスも実施できるようになり、A社様の保守サービスの付加価値を強化することができました。
電子機器メーカーB社様の事例
課題・ご要望 | 品質・製造機器の状態・原価に関する情報を、可視化・共有し、分析を行いたい |
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利用機能 | 遠隔監視、レポート作成 |
不良品発生時にその原因を過去にさかのぼって確認することができなかったB社様。
塗装用の窯の温度など、確認が難しい情報もリアルタイムに収集・蓄積することができ、過去に起こった異常の原因を特定できるようになりました。
また、収集した情報を分析することで、生産性改善や原価低減にも役立てることができました。
金属加工メーカーC社様の事例
課題・ご要望 | 設備管理システムを生産管理システムに連携させたい |
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利用機能 | ERP(FutureStage)との連携 |
以前より設備状態や生産数などの情報を収集していたC社様。
しかし、収集した情報は生産管理システムに手入力しており、余計な工数が発生していました。
OSサポート期限切れを契機に設備管理システムのリプレースを検討し、収集した設備情報を生産管理システムに連携させて、設備が生産に与える影響を可視化することができるようになりました。
多種多様なデータを一括収集 | 稼働データを長期蓄積、分析に活用 |
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異常の早期検知 | 他システムとの連携 |
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稼働状況の見える化 | |
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記載内容については、予告なく変更する場合がございますので、詳細については、問い合わせ窓口へお問い合わせください。
個別のお見積もりとなります。
監視ポイント数、利用機能ごとの費用体系となっております。
詳しくはお問い合わせください。
どのような設備・機器の監視に対応していますか?
当サービスでは450以上のインターフェースを標準搭載しており、種類やメーカーに依存せず、さまざまな設備・機器の稼働データを収集することができます。
詳しくはお問い合わせください。
何を監視すればよいのか分かりません。
適切な設備・機器管理を行うためには、どのような情報を収集するかが重要となります。
当社と一緒に監視項目の設定や運用設計を検討していきましょう。
機密情報を奪われないか、機械を乗っ取られないか、セキュリティが心配です。
当社のネットワーク・セキュリティのノウハウを活用し、セキュリティの確保されたネットワークを構築します。
また、高度なセキュリティを備えたデータセンターで運用しております。
自家発電設備、耐震設備、生体認証、IDカードでの入退室管理など、国内でも高水準の安全性とセキュリティを備えたデータセンターで大切な情報をお守りしますので、ご安心ください。
そのほか、システム全体をお客さま施設内に完結させ、物理的に施設外にデータを出さないオンプレミスモデルも用意しております。
海外拠点の状況を監視することもできますか?
現時点では、オンプレミスモデルにて対応しております。
状況把握が容易ではない海外拠点の状況もリアルタイムに監視することができます。
利用にあたって必要な機材は何ですか?
機器から必要なデータを出力するため、センサーなどの出力装置をご用意ください。
また、管理・閲覧を行うためのPCや機器より出力された稼働データをサーバーへ送信するためのインターフェースPCをご用意ください。
準備方法でお悩みの場合は、当社が一括してお客さまの代わりに必要機材を手配します。
導入後のサポートについて教えてください。
OSIsoft社のサポート体制に準じます。
サービスご利用中に気になる点が生じた際、また監視項目や可視化画面の変更・追加を行いたい場合は、お電話かメールで設計担当までご連絡ください。
現地対応が必要な場合は、現地訪問サポートを提供しております。(別途お見積もり)
ITに詳しいものがいないのですが、サービスを使いこなすことができるでしょうか?
操作のしやすい画面構成で、ITに不慣れな方も直感的に使用することができます。
また、OSIsoft社の実施するトレーニングコースを紹介することもできます。
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。